まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

堀宜行厩舎を考察する③

2025年01月28日 21時00分00秒 | 厩舎論
さて今回は堀厩舎の騎手の起用について考察してみます。

堀厩舎の騎手起用と言えば「外国人ジョッキー」がまず思い浮かびます。
堀厩舎の過去10年の騎乗者別成績です。
R.ムーア(勝率28.6%)、D.レーン(26.7%)、モレイラ(32.6%)、キング(19.4%)・・・。
かつてはルメール(24.9%)もM.デムーロ(22.3%)さんもたくさん乗っていました。
かつての私は堀調教師の外人好きには思わず眉をひそめてしまう事もありました。それでも外人を乗せ続ける堀師の思惑には「一戦必勝」の気持ちがあったからだと今だから納得できるのです。
継続騎乗の利点も分かったうえでの勝負レースに対してのピンポイントでの外国人ジョッキーの起用。

先日の考察の中でもお話ししましたが、この厩舎には『叩いて次』という概念は他の厩舎に比べるとかなり低いと思います。
日本人ジョッキーは最近でこそレベルが上がってきたように思いますが、それでもC.デムーロが来たり、モレイラが来たりすると結構な勝ち鞍を持っていかれます。あのルメール騎手ですらC.デムが来ただけでリズムを崩し、勝ちを逃すというった事例も散見されました。
やはり外国人ジョッキーは腕も確かですが、ハングリーで勝ちに飢えていると思える騎乗がたくさん見られました。堀氏の重視しているのはこの部分ではないでしょうか?

一口で言えば簡単なのですが、JRAの騎手はみんなうまいです。
それでも差が出来るのは乗り馬の質の違いが一番の理由ではありますが、メンタルの部分によるところが大きいと思います。

堀調教師は近年では関西の騎手では松山騎手(17.6%)、美浦の騎手では佐々木ジョッキー(14.3%)の起用が目立ちます。
一方、今までコツコツ頑張ってきた石橋脩騎手(15.8%)を殆ど乗せなくなっているのは気になるところです。
堀厩舎の過去10年で63勝と最も勝ち星をあげている石橋脩騎手。
そんな石橋騎手も本当に最近は目立たなくなりました…。
今までの石橋騎手のポジションは佐々木大輔騎手に取られてしまいましたね。


まぁ、今後おかしな事にならなければきっと佐々木騎手は将来、関東リーディング級の活躍を見せてくれるジョッキーになると思います。
今年、最も注目しているジョッキーです。
堀調教師の定年まで15年。
私もその時までは健康に生きられるように頑張らなきゃ(汗)


音無厩舎を全力応援!!

2025年01月25日 21時00分00秒 | 厩舎論

私の30年の一口馬主人生の中で一番の賞金を稼いでくれた馬は「インディチャンプ」です。
インディチャンプはステイゴールド産駒であったことはもちろん、音無厩舎であったことが決め手となって出資した馬でした。
シルクホースクラブは昔から音無厩舎には特別な馬を提供していると思っていたからです。



その音無秀孝厩舎も定年までいよいよラスト1か月となりました。
1000勝まであと7勝と迫っています。
一般的にはちょっと難しい数字のような気もしますが、音無厩舎のスタッフも気力を振り絞って仕上げてくるでしょうし、ひょっとしたら届く数字になるかもしれません。
その為にも明日、1勝ないしは2勝欲しいところです。
その中でも明日の重賞プロキオンSに出走するサンライズジパングはチャンスありと見ています。

そして、2月3日に半年ぶりに戻ってくる松若風馬騎手。
この問題児を改めて引き受けてくれた音無先生の懐の広さ。
音無先生は九州の人と聞いています。情に厚いですね。

また、デルマソトガケは次走予定していた根岸Sを変更して、2月6日の佐賀記念に松若騎手で向かう事となったそうです。
「もともと風馬が乗っていた馬だから」と音無先生は言うそうですが、絶対にそんな筈はありません。
ホント泣かせます。
師匠のこの恩に報いようと松若騎手も魂の騎乗をしてくれると思います。
応援したいですね。

もともと音無先生はメディアでは騎手上がりの調教師という事もあって騎手に辛口です。平気で乗り方にダメだしするし(笑)
でも、口は悪くても本当はこうして情に厚く、誰よりも騎手の事を考えていた先生だったと思います。


音無先生には何としても1000勝を達成して引退してもらえたらいいなと思っています。
最後はおとなしくならずに大暴れしてもらいたい!!
この1か月、私は音無先生への感謝を胸に音無厩舎の馬を全力応援していきたいと思います。


明日キャリーオーバーで話題の『WIN5』を久々に買ってみようかと思います。もちろんサンライズジパングを絡めます!

パネルが届きました!

2025年01月22日 21時00分00秒 | レース分析
山口シネマさんからディオデルマーレの新馬戦勝利のパネルが届きました。
私がこうしてパネルを買った馬は何頭いるでしょうか?
それにしても値段上がったなぁ。昔は8000円くらいだった気が…。



さて、またここでディオデルマーレの話題です。
先日日曜日の中山12Rは3歳未勝利戦。馬サブローイベントでも大きなドラマがあったレースではありますが、私にとってこのレースは注目レースでした。

ディオデルマーレとデビュー戦を走った好走馬たちが3頭出てきているからです。
新馬戦1.36.6とタイムも平凡でレースレベル自体が低かった凡戦なのではないかと言う見方もある一方、馬サブローの弥永明朗さんやブックの吉田幹太さんのように高評価して下さるプロもいる玄人好みの馬とでも言ったら良いのでしょうか?

そこでディオデルマーレと一緒に戦った馬が出たのが12Rの芝1600戦でした。

デビュー戦2着のショウナンマリーナがめでたく2戦目でしっかりと勝ち上がりました・・・良い内容で勝ち上がり。あの差し脚はディオデルマーレの名前を決して辱めませんでした。
デビュー戦3着のウインキララは結果6着とやや不本意な結果に見えました。三浦騎手メインでの敗戦を引きずっていたのか積極性が。もっと前に行って良かったのに。
そのほかでも4着だったフューチャーファンは今回も4着と軒並み好結果を出しています。
日曜日には走りませんでしたが、5着サクラアドリアは次走3着、6着リッキースタイルは2戦目も6着と崩れずに頑張ってくれています。

これだけを見ても、ディオデルマーレのデビュー戦はまずまずのメンバーだったと言える一戦だと思っています。
あの日はラスト直線は強い向かい風も吹いていたし、あれだけのスローペースで終いだけ脚を使って差し切ったディオデルマーレの勝負強さや能力が光ったレースであったと言えると思います。

ちなみにこのショウナンマリーナのお陰で3連複10点(100円)で仕留めたのでプラス収支で終えることが出来ました。


この結果を受けて、ディオデルマーレの今後にますます期待ができるのではないかと思っています。

弥永明郎さんに会う(後編)

2025年01月21日 10時00分00秒 | 今日の日記
コミュ障の私はチャンスは結構あったのに弥永さんにずっと声を掛けられず。
弥永さんがモニターでパドックを見ている際は声を掛けたら悪いな、今はレース後の分析をしているだろうから声を掛けたら悪いな、今から馬券を買いに行くのかな?声を掛けたら迷惑だな、などと思ってずーっと声を掛けられず仕舞い(汗)
どんどん質問してくださって結構ですよとスタッフの方からアナウンスされますが、私にはその勇気が無く時間はどんどん過ぎていきます。

交流会も終盤を迎え、まさかのドラマティックな結末もあり、大興奮の中で会は終了しました。
*詳しくは公式YouTubeをご覧下さい。



弥永さんが部屋を去ってしまう前に、と私は意を決して弥永さんに声を掛けました。

先日のディオデルマーレのコラムの写メを見せながら「弥永さんのコラム、いつも楽しみにしています」「コラムでディオデルマーレを取り上げて下さってありがとうございました」と挨拶すると(出資者だと名乗る前に)「一口持っているの?」「おめでとう、走るよ」という弥永さんの会話の切り出しで話が進みました。
そして愛馬ディオデルマーレについて伺いました。
弥永さんはこんなオッサンにも丁寧に接して下さいました。
その内容はここで書いても良いような事なのですが、一部内部情報もあり、昨日の今日なのでダイレクトにここに書くのは控えたいと思います。

結論:弥永さんはディオデルマーレをしっかりと評価して下さいました!!

お話しできたのは時間にしておよそ1分半くらいでしょうか。
まず驚いたのが、弥永さんはディオデルマーレをしっかりと認識してくれていたということ。何百何千もの馬を見ているプロの弥永さんが、単なる1勝馬をしっかりと覚えてくれている事がとても嬉しかったです。
単に2戦連続で本命を打っているからと言うだけでは無い期待をお話の中から感じることが出来ました。
とまぁ、書けるのはここまででしょうかね(ゴメンナサイ)
*まぁ、それでも今回書かなくともディオデルマーレを語る時に間違いなく今後チョイチョイ取り上げちゃうと思います(内緒)


弥永さんについて印象を語ると、とてもシャイな人柄に感じました。そして何より紳士な方でした。
言葉使いはとても丁寧で、見た目は怖いけど参加者には気を配り、気遣いと配慮のある立ち振る舞いに思えました。
あと身長大きかったですね。180センチ以上あるのでは?
レースを見て声を上げるような事も無く、淡々とレース内容を振り返る、そしてパドック映像をじっと見ては時々馬券を買いに行く。そんな佇まいで、聞かれたことに対しても、自分の考えや予想を決して押し付けるようなこともなく、分からないことはわからないと即答。
却って信頼のおけるお話しぶりでした。
あれだけのプロ、弥永さんが未だに分からない部分がたくさんあるのが競馬です。我々が趣味で多少の時間を使って研究しても分かる訳がありません。競馬とはそういうものだとある種の悟りを開くことが出来ました。


後日、馬サブローのYouTube番組でどの程度の内容が公開されるのか分からないので、その内容次第でもう少し書くかもしれませんが、とにかく同じような機会があったらまた応募したいと思います。本当に楽しかった。


やはり競馬新聞は馬サブローに限りますな。個性派集団の馬サブロー。競馬のお供に是非どうぞ!!





おまけ:グリーンチャンネルでおなじみの津田麻里奈さんが会の後半でゲスト出演してくれました。控え目に言って普通に街には絶対に居ないレベルの美しさでした(*´ω`*)あぁヤバい

おまけ2:弥永さんとの写真を撮ってもらいました。
本当は写真をここに載せたいのですが、使用許可を頂いていないので冥途の土産として持っていきます。
なお、私が好きな競馬記者は清水成駿さん、柏木集保さん、弥永明郎さんの3人です。

おまけ3:弥永さんのサインをもらおうとその日の朝に思い付き、マジックはコンビニで買いました。でも、色紙はどこのコンビニにも競馬場内にも売っていなかったのです(汗)完全に事前準備不足でした。
ノートとかにサインをもらうのは失礼だと考えてあくまでも色紙にこだわり、歩き続けました。
コンビニ4件、船橋法典駅近くのスーパー1件、競馬場内のセブンイレブンにもやはり色紙は売っていませんでした(笑)
今思えば、せめて当日の新聞にサインを頂けば、それが記念になってよかったなと後悔しているのでした(泣)



弥永明郎さんに会う(中編)

2025年01月20日 20時00分55秒 | 今日の日記
昨日、馬サブローのイベントに参加してきました!
約15年「馬サブロー」を使ってきて本当に良かったと思いました。

結論:ものすごく楽しかった~!

私は競馬場に行くときは朝一で行かないと気が済まない質でして、イベント会場にも一番乗り(笑)
9時半集合の指示が出ていたにもかかわらず、9時15分くらいにスタッフの方も設営の準備をしている最中に到着。
スタッフさんに気を遣わせたり、迷惑をかけてはいけないと、受付だけ済ませてルーティーンの馬頭観音に手を合わせに行きました。

動画でも言っていましたが、今回のイベントの倍率がおよそ15倍!!
300人の方が応募したようです。



約20席で私のように1名での参加は少数でしたね(ボッチでかわいそうだという忖度が働いて当たった?)。皆さん、友人同士やご夫婦で参加されているようでした。

本当は色々と写真などを載せたかったのですが、会の冒頭に司会のデイリースポーツ野里美央さん(品があってとても美人でした)から「SNSなどで会の(際どい)内容をあげるなどは控えて下さい」とのお達しがあったため、ギリギリの線でお伝えしようかと思います。
*スタッフの方に「私はブログをやっているのですが具体的にどのあたりまで載せていいですか?」と聞けばよかったのですが、コミュ障の私にはそれが出来ません(汗)



私と同じテーブルだった方は私よりも若い40代くらいのご夫婦。
とても気さくなお二人で楽しく過ごすことが出来たのも、このお二人のお陰だったと思っています(ゴルフもおんなじだよね。誰と回るかで決まる)。
ウマ娘から競馬を始めたということで、歴としてはまだ2年くらいのような事を仰っていました。
イクイノックスから競馬を見ている様子で、ご夫婦で競馬を楽しんでいました。最高のお二人でしたね。
そのご主人が「逃げ馬が好き」と言っていたので、『逃げ馬こそ競馬の華』と語り、奥さんには「ウマ娘にも出てくるミホノブルボンの時に競馬を始めたんですよ!」と自己紹介したものだから、ベテラン風情が出てしまったのか却って気を遣わせてしまいました(反省)


会えた方は憧れの弥永明郎さん、グリーンチャンネルでもおなじみの木村トラックマン。そして、馬サブローでは佐野の左脳でおなじみの佐野トラックマンが交流会に来てくれました。
木村トラックマンが自分のテーブルに来てくれた時には「お勧めの若手厩舎」を聞き、佐野トラックマンには京成杯の一頭一頭の評価をしていただきました。
印象に残ったのは佐野トラックマン。
話の説得力が違います。

とにかく私のような素人が某YouTube番組でするプレゼンの比ではないです。
私もその話に引き込まれて本命をゲルチュタールに変えたくらい(笑)
関係者の本音と言うか、そう言った現場の話が聞けて、本当に良かったです。
馬券は外れましたが、とてもいい経験が出来ました。
佐野さんの話を聞いていて競馬とは人と馬の紡ぎだすロマンである、これを再認識しました。
本当は色々書きたいのですが、私はその10数分の間に佐野トラックマンの大ファンになりましたよ。

会の終盤であるメインレース・最終には「物凄い奇跡」が起きまして、近日中に馬サブローのYouTubeチャンネルでアップされると思うので、その出来事が気になる方は是非見て下さい!!これは凄かった。




そして私は運命の時を迎えます。(後編へ続く)




ライトウォーリアNAR年度代表馬になりました!!

2025年01月16日 21時00分00秒 | まさるの「この一頭」

昨年、川崎記念を制したライトウォーリアが年度代表馬に選出されました。
併せて4歳以上最優秀牡馬に選出されダブル受賞となりました(祝)

G1制覇をしてくれただけでなく、こんなにも名誉な賞を頂けるとは・・・。
ライトウォーリアの関係者の方には感謝しかありません。
常にトップクラスとの対戦を続け、地方競馬の代表として海外遠征も経験しました。
安定した力を見せて年間通して頑張ってくれた事が評価されました。

中でもミッドウェイファームのコメントで「過去最高のデキ」と声高々に伝えられていた川崎記念。あの時の勝利は実に痛快でした。
ピークにまで仕上げられたライトウォーリアの最後の頑張りはもちろん、吉原騎手のこれしか無いと言った乾坤一擲のあの騎乗はずっと忘れないでしょう。


今年も川崎記念を目指すとのことですが、とにかく最後まで無事に競争生活を終えてくれることが何よりです。
そして種牡馬として北海道に帰れる日が来ることを願います。

ライトウォーリア本当におめでとう!!


関係者コメント
調教師:内田勝義さん 
「この度は栄えある賞に選定いただき、光栄の至りです。深く感謝申し上げます。今回の受賞は川崎記念でライトウォーリア号が力走を見せたことは勿論、オーナー、騎手、厩舎スタッフをはじめとする関係者の皆様のご支援、ファンの皆様の後押しも欠かせなかったと思います。NAR年度代表馬の名に恥じないレースをしていく所存ですので、今後も温かいご声援をお送りいただきますようよろしくお願い申し上げます」 

騎手:吉原寛人さん
「ライトウォーリアがNARグランプリの年度代表馬に選ばれて嬉しいです。一年を通して力強い走りをしてくれたライトウォーリアには感謝したいです。関係者の皆様と応援してくれたファンの皆様のおかげでこのような結果を残すことができました。ありがとうございます。2025年の走りにも期待してください。応援よろしくお願いします」

弥永明郎さんに会う(前編)

2025年01月16日 09時00分00秒 | 今日の日記
1995年から一口馬主を始めた私はおよそ10年、たった一人で一口馬主を細々とやっていました。
その中でも私は36R全て乗っている「馬三郎」を愛読紙として使っていました。
一番長く使っていた競馬新聞です。
馬三郎は午前中のレースなどは1ページに2つレースが載る時もありますが、基本は1レース1ページとまとめられていて非常に見易いんですよね。タブロイド判と言うのも手にしっくりきます。


今でこそTARGETを使うようになり、新聞も買わなくなっても過ごせる体質になりましたが、私にとって競馬=競馬新聞と言える程に本当に大事な存在でした。
今でも競馬新聞はどうしても手元に欲しい性質でして、新聞を買わないのを我慢しているというのが本心です。

そんな中で馬サブロー(現在はこのように表記する)の看板トラックマンである弥永明郎さん(グリーンチャンネルなどでも時々パドック解説などをされています)が先日、ディオデルマーレの初戦を好評価してくれたことを紹介しました。
そんな縁もあってか、たまたま見かけた馬サブローのイベント(弥永氏に会えると銘打っていました)に応募したら何とビックリ当たってしまいました。
この会には弥永明郎氏も来るとの事で、もし話が出来るようであればディオデルマーレとレッドキングリー(YouTubeで共同通信杯の前に推奨して下さっていました)について聞いてみようと思います。
生パドック診断や予想検討会なども催されるようで非常に楽しみです。背広着ていくべきかな。

弥永さんと一緒の写真撮ってもらおうかしら(ぽわ~ん)

堀宜行厩舎を考察する②

2025年01月15日 22時00分00秒 | 厩舎論
TARGETで引っ張ってきた昨年、一昨年の堀厩舎の成績です。
拡大すると

堀調教師の昨年、一昨年のざっくりとしたデータです。
昨年が48勝。一昨年が38勝(勝率は32.1%、30.2%)と極めて立派な成績。
そして、去年は傾向が変わってきていて、
①中山コースを使うようになった(2023年7勝→2024年18勝)
②北海道シリーズを積極的に使うようになった(2023年24戦→2024年36戦)
もちろん両方とも結果を残しています。

堀厩舎と言えば東京コースという固定概念を崩したと言える去年の成績でした。
こんなにも成績が出るのなら今までも使えばよかったのにと思います。



さてここで堀宜行氏の経歴を。
そもそも堀調教師は千葉県市川市の出身。
学生時代の中山競馬場での誘導馬のお世話のアルバイトで競馬と出会い、一般企業に就職したのちにJRA競馬学校の厩務員課程を経て競馬の世界に飛び込みます。
諏訪富三厩舎で厩務員として、二ノ宮敬宇厩舎で調教助手として経験を積んで、自分の厩舎を開業したのは2003年になります。

助手時代にエルコンドルパサーで海外遠征を経験した堀氏はかつての同僚である佐々木幸二さん(現役の調教助手で、かつてエルコンドルパサーやナカヤマフェスタ、ディーマジェスティなどを手がけた名調教助手。ちなみにエルコンドルパサーが遠征した際には馬と共に約半年現地にいたため、同じ二ノ宮厩舎で働いていた女性が現地まで応援に駆けつけた。それが後の奥さんとなる人であり、先日紹介したディオデルマーレに乗った佐々木大輔騎手のお母様となる人だったという小ネタあり)を厩舎で助手として起用しています。
また、二ノ宮厩舎のベテラン厩務員さんなども堀氏のところへ行ったという事です。
なるほどスタッフが充実しているわけです。

そして、騎手上がりの人材を助手として積極的に起用しており、高橋智大騎手と宗像徹騎手 や森安騎手などもスタッフとして働いているようです。


昨年、20年間堀厩舎で修業をして開業した森一誠調教師も堀厩舎を長年支えた人物です(もういきなりに成功していますね)。
森助手という右腕とも言える大きな柱を失っても厩舎の成績が落ちないと言うのが堀厩舎の底力と言うか、総合力の高さを見せつけた結果となったのでした。



ちょっと話が横道にそれちゃったので、考察が全然終わりません。
次回は堀厩舎の騎手起用、その次は得意の調教パターン、堀厩舎が育てた人や種牡馬となった活躍馬たちなど・・・。
これは5回を超える構成となりそうです。まいった。話を広げ過ぎた。
もっとコンパクトにすべきだったかな。
まぁ、一気に行くのではなく、気長に作っていくとしましょう(笑)。
興味のある人だけまた読んでくださいね。

堀宜行厩舎を考察する①

2025年01月12日 14時00分00秒 | 厩舎論


昔は堀厩舎は嫌いな厩舎でした。
東京しか使わないし、やたら出走するレースは少ないし、調教師はマスコミ嫌いなのか殆ど表には出ないし(現在の森一誠調教師がメディア対応をしていた気がします)。
大昔には大勢のスタッフがまとまって辞表を提出するなんて事案もあったようです。その時は堀先生が頭を下げて丸く収まったようですが、超一流厩舎として「妥協を許さない方針」についていけないスタッフも居たとか居ないとか。
パワハラ事案なんて言うのもあったようですし。

しかし、私は幸運にも「サリオス」に出資出来て、堀調教師の公式コメントなどを見るにつけて考えが変わりました。
堀師は今や数少ない「本物の調教師」だと思うようになりました。
単なる競馬ファンであり、外部の人間である私には詳細はもちろん分かりませんが、この調教師のこだわりは美浦所属の厩舎でありながら、ノーザンF生産馬であっても基本的にNF天栄を使わないという事に全て表れていると思います。
わざわざ輸送距離が多いNFしがらきを使って、最後はしっかりと自厩舎で仕上げるというもの。
外厩で殆ど作ってもらって最後を厩舎で整えるという今流行りの厩舎ではなく、基本的にトレセン内で自らの厩舎で馬を調教する調教師だと感じるようになりました。

この調教師のこだわり、馬への考え方、体調管理・状態の把握などはなかなか他とは比較出来ず、改めて凄い調教師だと心酔するようになりました。


さらに、今回幸運にも新馬勝ちを収めてくれた「ディオデルマーレ」の調整をずーっと見ていて本当に凄いな(行き過ぎでは…とも)と思ったものです。

トップ厩舎でありながらディオデルマーレをおよそ3か月も厩舎において調教してくれたのです(師は山元トレセンは果たして信頼しているのかな?)。
計時されている時計だけでも坂路37本、ウッド11本の計48本もありました(途中、頓挫があってのもので本数自体は増えています)。
当初のデビュー戦の前の美浦のウッドチップ6Fから81.7‐65.9‐50.8‐36.1‐22.8‐11.2秒と素晴らしいタイムを叩き出しました。加速ラップで終い11.6‐11.2は新馬では凄い(この猛時計を出して挫跖を発症。しばらく厩舎で休養となりました)。 
そして、再度立ち上げてすぐの出走となり、不安の多いデビューとなりましたがあの勝ち方。
もう私の堀調教師に対する信頼はMAXになりましたね。

先日のジュニアC後のディオデルマーレはやや右前に硬さがみられるということで未だに厩舎に在厩しています。レースが終わって即放牧ではなく、レース後の状態をしっかりと確認するまで面倒を見るという方針もありがたいですね(まさか、ひょっとして続戦か?)。
この徹底ぶりです。ありがたいです。

そして皆さんにも記憶に新しい京都金杯でのサクラトゥジュールも関屋記念以来の休み明けでも勝利しました。去勢明けの長期休養明けでの重賞勝利ですよ。
そうです。私の推測するに堀調教師には叩きと言う概念は少なく、全戦必勝の方針で攻めて攻めて、攻め抜いているように私には感じるのです。
もちろん良血馬が集まっているからこその成績かもしれませんが、その馬たちを攻めて攻めて自ら強くする。そしてしっかりとケアをする。
その方針が徹底されているからこそのこの成績だと思うのです。

ディオデルマーレはその攻めにデビュー前に少し疲れを見せてしまいましたが、倒れることなく厩舎の攻めに耐え抜いたからこそ、見込みアリと評されてこうしてトップ厩舎の貴重な1馬房をず3か月以上もずっと使わせて頂いていると考える訳です。


長くなりましたので後日続編を。

5度目の通院

2025年01月10日 12時26分08秒 | 健康日記
本日、昨年の入院以来5度目の定期検査を受けてきました。
正直言って、退院後はこの定期の通院のために生きていると言っても過言ではありません。

今回は少しだけ数値が悪化(0.2増加)してしまいました(;´・ω・)
年末年始の時期もあったので「許容範囲」と先生には言って頂きましたが、本当に悔しいです。
自分なりにしっかりと歩いてきましたが、食事を食べ過ぎていたみたいです。
体重も若干増加していました。

反省しないとですね。
思い当たるふしはいくつもあります。
いかに自分を律するか、厳しくいくかという事ですね。
ちょっと数値が良くなってきたからと調子に乗ってしまいました。
それでも、競馬場での食事については本当に減りました(競馬場に行く回数も減ったけどね)
一日1食、ないしは2食と人並みに近づきつつあります。

次回の検査では元の数値に戻るように厳しく律していくつもりです。
新年の一発目にピリッとできてむしろ良かったです。