外国人依存度の高い農業県在住です。労働局調べで外国人労働者は前年比13・5%増の3万1365人。技術実習生は詭弁ですね。
本来、食料生産は安全保障上の問題と思われ、安く、効率的に、というのは安易に感じます。
今年4月に種子法が廃止されました。これまでは国税投入により安全性と品質と低価格を確保し、原種の管理もされていた
県単位での種子の供給が途絶すると、ノウハウだけを外資に公開させられて、
将来はモンサント社とカーギル社の遺伝子組み換えの種と穀物を、安全性のエビデンスも無いまま毎年買わされる国になりそうで怖いです。
顧問先の納豆会社の社長さんが言っていました
「遺伝子組み換えでない大豆はすでにプレミア商品だ」と。
日本の食卓の廉価商品の代表である納豆にしてそうなのです。
建前はともかく実態は低賃金の移民カーストを作ったとて、彼らがそれに甘んじるでしょうか?
世界史の東インド会社、日本史の農民の逃散、そんなだれでも知っている言葉が脳裏をかすめます。
わが市の入管はすでにパンク状態ですよ。
「日本を破壊する種子法廃止とグローバリズム」三橋貴明著
たまたま図書館の新刊コーナーで手にした本です。調べたところ賛否両論のある著者ですが
今年読んだウィリアムマクニールの世界史と照らし合わせても、歴史に基づいたデータ提示とかは
かなり読みごたえがありました。
現代の収量倍率が米一粒から130粒、小麦一粒から23.6粒、中世では1ヘクタールの農地で10人分のカロリーを得られた日本に対し
ヨーロッパでは1人分のカロリーしか得られなかった。食料生産性が低く、肉の保存のためにスパイスが必要とされる中から
大航海時代が訪れ、プランテーションが生まれ…
食を通した歴史読み物として面白いですから是非。
ただし、読後に日本と世界に対する無力感に苛まれます。
本来、食料生産は安全保障上の問題と思われ、安く、効率的に、というのは安易に感じます。
今年4月に種子法が廃止されました。これまでは国税投入により安全性と品質と低価格を確保し、原種の管理もされていた
県単位での種子の供給が途絶すると、ノウハウだけを外資に公開させられて、
将来はモンサント社とカーギル社の遺伝子組み換えの種と穀物を、安全性のエビデンスも無いまま毎年買わされる国になりそうで怖いです。
顧問先の納豆会社の社長さんが言っていました
「遺伝子組み換えでない大豆はすでにプレミア商品だ」と。
日本の食卓の廉価商品の代表である納豆にしてそうなのです。
建前はともかく実態は低賃金の移民カーストを作ったとて、彼らがそれに甘んじるでしょうか?
世界史の東インド会社、日本史の農民の逃散、そんなだれでも知っている言葉が脳裏をかすめます。
わが市の入管はすでにパンク状態ですよ。
「日本を破壊する種子法廃止とグローバリズム」三橋貴明著
たまたま図書館の新刊コーナーで手にした本です。調べたところ賛否両論のある著者ですが
今年読んだウィリアムマクニールの世界史と照らし合わせても、歴史に基づいたデータ提示とかは
かなり読みごたえがありました。
現代の収量倍率が米一粒から130粒、小麦一粒から23.6粒、中世では1ヘクタールの農地で10人分のカロリーを得られた日本に対し
ヨーロッパでは1人分のカロリーしか得られなかった。食料生産性が低く、肉の保存のためにスパイスが必要とされる中から
大航海時代が訪れ、プランテーションが生まれ…
食を通した歴史読み物として面白いですから是非。
ただし、読後に日本と世界に対する無力感に苛まれます。
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