毎年、この時期になると、一番の心配は、「熱中症」
地球温暖化の影響もあって、年々夏の暑さが半端ではなくなってきているのは事実。
このまま行けば、数年後には、夏の屋外運動は不可能になるのかも?
なんて、真剣に考えてます。
そんなことを考えていたら、
仲良くさせてもらっているチームのHPでこんな文章をみつけました。
「熱中症予防のために、いつもより多めの飲み物(水筒2本など)と
500mlペットボトルに水を入れ凍らせてタオルを巻いたもの
1本~2本を毎回準備してください。
夏場の試合にも水筒1本(1L)では絶対に足りません。
最低2Lは練習にも試合にも持ってこさせてください。
友達のを分けてもらうのではなく、
自分で責任を持って水分補給できるように教えていきたいと思います。
もし、練習で飲み物が無くなった場合は、
自宅に取りに帰ってもらうように指導していますので、
帰らなくて済むようにお願いします!」
この文章を見て、これはいい!と思いました。
特に、ペットボトルを凍らせて、タオルを巻いて・・・というところ!
僕も、毎回、同じようにしてバッグに入れてます。
喉が渇けば飲めるし、誰かが、怪我をしたときは氷でもタオルでも冷やせる。
そして、何より、
『自分で責任を持って水分補給できるように教える』というところ、
ここが、すごく大切な部分だと思ってます。
もちろん、これだけ多くの水や氷を持たせることは、
重すぎる!という意見があることはわかります。
でも、大切なことは、十分な水分を確保すること。
この十分な水分というのも個人差があって当然。
自分に必要な水分を自分で考え、工夫して補給する。
これって、夏のスポーツをする以上、絶対にマスターしてほしいこと。
そう思って、僕も同じように指導していこうと思ってます。
そして、もうひとつ、冷やしたおしぼりを持たせてあげるのも効果的だと思います。
休憩時間に首筋冷やしたり、顔をふくのも気持ちいいですよね。
といいながら・・・、
僕のチームでは、10数年前から、
「役員の方々によるゲームのハーフタイム時等におけるおしぼりや飲料水などの提供」を
禁止にしました。
これを、禁止にした理由は、ひとつは、役員の方々の仕事軽減!
でも、それだけではなく、
これを禁止した直接の理由は、
その時の子ども達の様子にあったんです。
その時、
みんなのおしぼりや飲料水を運んでいたのは、控えの子ども達。
そして、そのおしぼりをハーフタイムに使っていたのは、試合に出ていた子ども達。
控えの子ども達は、あまり使っていなかったです。
この光景って、中学や高校、そして大人になれば、
普通の光景なのかもわかりませんが・・・
僕には、違和感がありました。
もちろん、ゲームに出ていて、疲れている子のために、控えの子が応援をする。
これって、悪いことではないと思います。
でも、小学生の子ども達には、まず、自分のことは自分でする。ということを教えたい。
必要と思うなら、自分のものは自分で用意する。
そんなことも教えたくて、チームとしての提供を禁止にしたという経緯があります。
暑い夏。
もちろん、子ども達の熱中症は心配で、今年の夏も無事に、元気に乗り切って・・・
技術的にも、体力的にも、大きく成長してほしい。
そして、そんないろんな経験から、自分のことは自分でできる人に成長してほしい。
そんな願いを込めて、子ども達の応援を続けたいと思っています。