第1試合。
キャプテンが声を張り上げて、
勢いのある立ち上がりだった。
先制点を奪った。
「今日は勝てる!」・・・そう思った。
フリーキックのチャンスもあった。
サイドを破る突破の攻撃もあった。
でも、追加点が奪えない。
みんなの疲れからか、声が、減ってくる。
子ども達は、必死にボールを追いかける。
でも、ボールにみんなが近寄りすぎる。
ノーマークの相手にボールがわたり、同点に追いつかれる。
それでも、子ども達のプレーは、がんばりの感じる元気な動きだった。
ずっと、同点のまま試合は進んだ。
終了直前。
味方のクリアーボールが相手にあたり、
ゴール前にボールが転がる。
逆転シュートを決められる。
試合終了! 1対2の逆転負け。
第2試合。
立ち上がりから、声の少ない試合。
何となく、子ども達にも元気がない。
逆に、相手チームの子ども達は、
2連勝を目指して、元気がいい。
前半3点を立て続けに奪われる。
一方的な試合展開に、子ども達の動きも空回り。
後半、相手チームのメンバーが入れ替わる。
前半ほど、迫力は感じない。
こっちの子ども達は、何とか、必死に守りきる。
試合終了! 0対3で試合が終った。
4年生の大会は終った。
2連敗はすごく残念だった。
でも、今日は、試合間の時間がたっぷりあったので、
ミーティングや練習をたっぷりとできた。
・・・
必死にボールを追いかけて、
ドリブル勝負だけで、得点が奪えた1・2年生のころ・・・
それだけで、得点が奪えなくなってきた3年生のころ・・・
そして、それを乗り越えて、何とか得点を奪おうとする4年生。
ちょうど、そんな壁に、彼らが今、立ち向かおうとしている。
まだまだ、まともにパスもできない。
まだまだ、まともにキックもできない。
それでも、サッカーが好きだから、
何とか、がんばろうとプレーを続ける。
今日のミーティングで、
「負けて悔しい。」と話す子ども達。
「声が少なかった。」と話す子ども達。
「パスが弱かった。」と話す子ども達。
考えていることが、なかなかプレーできない。
『反省を口にするだけでは、上手くなれないぞ!』と子ども達に話す。
『負けて悔しかったら、練習や試合をがんばるしかないぞ!』と子ども達に話す。
そんな当たり前のことだけど、
今日は、じっくりと子ども達に伝えた。
さて、明日からの練習。
4年生は、どんな感じなのかな?
少しでも、今日の悔しさを覚えてくれて、
「勝ちたい!上手くなりたい!」と思ってくれて、
練習に取り組んでくれたら・・・このチームも上達する!
今日は、そんな感じをつかんだ。(^-^)ニコ