グリーンなれ小池百合子
♠ 地球のみの色かもしれぬグリーンを引き寄せ離さぬわれの老眼 松井多絵子
小池百合子・東京都知事は2日☀「朝日地球会議2016」で講演し、温室効果ガス削減や環境対策の事業に必要な資金を調達するため、都が債券「グリーンボンド」の発行を計画していることを明らかにした。自治体や企業などが債券を発行し、再生可能エネルギー事業や環境対策に充てるお金を広く募る仕組みだ。世界銀行や欧米などで発行が進んでいるが、日本国内での取り組みはこれまで限定的だった。
♠ 枝ごとに新しき葉を光らせて南の窓とう窓はグリーンに
ことしの初夏、都知事選のための選挙運動の際、小池百合子はグリーンの鉢巻や服やスカーフなどを纏い、彼女の演説を聞きにくる人びとにも何かグリーンを身につけてくるように呼びかけた。グリーンは爽やかな色、クリーンのイメージと重なる。希望を表す色でもある。
♠ 地下ふかく隠れて暮らした人々をおもうとき車窓にひろがるグリーン
本日朝刊の「サンデー毎日」の広告 ブラックボックス「東京都庁の正体」。都民の私にまだわからない。地下に埋めれれてしまっていたのか。小池百合子は果敢に都政の疑惑を指摘した。まず病巣を正確に見極めなければならない。これ以上患部がひろがらないために。
♠ はるかなるグリーンの森へと向うとき息苦しくなる、風になりたい
豊洲の病巣はすぐに発病しないかもしれない。時が経てば、犯人はうやむやになる。ブラックボックスを作ったブラック氏はシメシメであろう。こんなシメシメ人間が日本のリーダーだなんて。小池百合子にとことん頑張ってもらいたい。それにしても、彼女がメガネをかけたのを見たことがない。老眼にはならないのか。視力も抜群であってほしい。
♠ キウイ―を輪切りにすればたちまちにグリーンの異郷のなかに私
10月4日 松井多絵子