9月号短歌研究に新人賞が発表されている。今年は男女各1名、工藤吉生と川谷ふじの、43歳と17歳のまるで父と娘のようなダブル受賞である。
応募者は547名、男性48 女性52パ一セント、選考委員は栗木京子、米川千嘉子、加藤治郎、穂村弘
今日は「この人を追う」で受賞した工藤吉生を取り上げる。氏は昭和54年千葉県生まれ、宮城県立高校卒業後パチンコ店の清掃を経て、現在は組合勤務、未来短歌会に所属、以上は「受賞のことば」に氏自身が記している。
「この人を追う」30首は作者の日常が熱っぽく伝わってくる作品が多い。俺という一人称がよく似合う。私は「この人」を追いたくなってきた。
🔘 黒髪を生やす力の衰えた頭を下げて求めた赦し
🔘 力の限りがんばりますと言わされて自分の胸を破り捨てたい
🔘考えず腕組みをして不機嫌に見えそうだなと思ってほどく
🔘次にくる年号を予想する人がテレビの中に座ってて邪魔
🔘 水を吐くオレを鏡に見てしまうモザィクかけておいてほしいな
とにかくおめでとうございます💐これからのオレを楽しみにしております。
応募者は547名、男性48 女性52パ一セント、選考委員は栗木京子、米川千嘉子、加藤治郎、穂村弘
今日は「この人を追う」で受賞した工藤吉生を取り上げる。氏は昭和54年千葉県生まれ、宮城県立高校卒業後パチンコ店の清掃を経て、現在は組合勤務、未来短歌会に所属、以上は「受賞のことば」に氏自身が記している。
「この人を追う」30首は作者の日常が熱っぽく伝わってくる作品が多い。俺という一人称がよく似合う。私は「この人」を追いたくなってきた。
🔘 黒髪を生やす力の衰えた頭を下げて求めた赦し
🔘 力の限りがんばりますと言わされて自分の胸を破り捨てたい
🔘考えず腕組みをして不機嫌に見えそうだなと思ってほどく
🔘次にくる年号を予想する人がテレビの中に座ってて邪魔
🔘 水を吐くオレを鏡に見てしまうモザィクかけておいてほしいな
とにかくおめでとうございます💐これからのオレを楽しみにしております。
いつも楽しく拝読させていただいてます。
工藤吉生さんの短歌、自虐も含めてたのしくて、
ご本人のブログでいつも読んでます。
昭和54年生まれだと、今39歳か、38歳だと思いますが…。
面白いですね。楽しみに読ませて頂きます。
未来ではお目にかかれて良かったです。
なお私のホームページは
http://meibousha/com/