今日も予報通りに朝から雨が降っている。しかも寒い。雨が小降りのうちにス一パ一へゆく。晴天の日の倍くらい時間がかかる。脚が不機嫌なのだ。しかし雨は私に歌を詠ませる、名歌ではなく迷歌であるが、、。
☔ 傘の花々
夜もすがら雨はつぶやくように降る少し淋しい詩のように降る
「赤光」をじっくり読めというように雨音が重くなってくる夜更け
五階より見下ろす街に傘の花あまた咲きいて動きやまざる
雨はやみ人口池の水面はわれの笑顔を求めていたり
「火星には雨が降らないそうですね」「地球には不幸が降るそうですね」
昼すぎのわれに作歌をさせる雨、やさしくモミジを洗っている雨
雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖
☔ 傘の花々
夜もすがら雨はつぶやくように降る少し淋しい詩のように降る
「赤光」をじっくり読めというように雨音が重くなってくる夜更け
五階より見下ろす街に傘の花あまた咲きいて動きやまざる
雨はやみ人口池の水面はわれの笑顔を求めていたり
「火星には雨が降らないそうですね」「地球には不幸が降るそうですね」
昼すぎのわれに作歌をさせる雨、やさしくモミジを洗っている雨
雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖