「すばる」という星
♦ きさらぎの空に「すばる」よ現れよ、夜空に灯りを求めていたり 松井多絵子
<疾走するストーリー。新たな個性が切り拓く、小説の可能性!>
本日朝刊の本の広告を見ながら「春が近づいてきたなあ」と思う。
★ 第28回 小説すばる新人賞 渡辺優 「ラメルノエリキサ」
やられたら、絶対やりかえす!痛快青春ミステリ誕生!
右の頬を殴られたら、左の頬も殴ってくださいなんて言える筈がない、自分に非があっても相手だって、。 殴られたらとりあえず殴り返したい。時には5倍も、この気持ちよくわかる。
どんな仔細な不愉快事も「報復」でケリをつける女子高生・りなが夜道で刺され、、。
自己中で野蛮な女の子が活躍する、不謹慎なお話ですが、少しでも共感していただける部分、楽しんでいただける場面があれば嬉しいです。 これは著者・渡辺優のことば。
★ 第39回 すばる文学賞受賞!黒名ひろみ「温泉妖精」
際立つ存在感、エネルギーが輝く、注目のデビュー作!美容整形を重ねる27歳の絵里。出かけた温泉宿で、嫌味な中年男性客と出会い、驚きの入浴体験を!
27年どん底の女は、小さな温泉で40数年どん底の男と出会う。裸になることで初めて気づいた自分と、そして他人の心、嫌な奴を好きになるきっかけになれば幸いです。これは著者・黒名ひろみ の言葉。
妖精になるためには、嫌いな物を食べ、嫌いな服を着て、嫌いな男と、、。あゝ私は妖精より悪女の方がいい。魅力的な魔女になりたくなってきた。下呂温泉へ行こうかなあ。
2月21日 松井多絵子
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