ユニクロの光と影
♦ 勝ち組を応援なんかするものか何も買わずにユニクロを去る 松井多絵子
この歌は6年位前のもの、でもその後に私は何枚かユニクロの製品を買っている。軽い、皺にならない、安いものを。あれは屋久島の旅だったか、私は赤紫のユニクロのジャケットを着て参加した、30人位のツアーに私と同じジャケットを着ている若い女性がいた。スリムでかなりの美人、おなじ服を着ている彼女と私との差がはっきりして面白くない。とはいえ、セールなら2千円以下のユニクロ製品はつい買ってしまう。
12月8日号/週刊文春 特集 ユニクロ潜入一年 『ユニクロ帝国の光と影』
ジャーナリスト横田増生の渾身ルポ。~ユニクロは私の著書を名誉毀損として二億二千万円の損害賠償を求める裁判を起こした。私は勝訴したが、柳井社長はその後インタビューで悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。うちの会社で働いてもらって、どういう会社なのかをぜひ体験してもらいたい」と語った。
ならば実際に働きながら取材しよう。以後八百時間を超える労働から浮かびあがったのは、サービス残業と人出不足の実態だ。11月23日からの”ブラックフライデー”。「奴隷の仕事だよ」「心が折れる」今日も新宿ビックロの職場では怒声が飛び交うー。
週刊文春のこの広告は新聞の3分の1頁。その3分の1が「ユニクロ潜入1年」、私も潜入してみたくなる。客としてユニクロの店を回るときは気分がいいが。
♦ セーターが24色このようにわれが変身できるなら、なれな
デザインは同じでも、色の違うセーター。草色と空色のセーターを着た私を想像する。異なった私が、2人の私が現れる、自分に飽きている私がたやすく変身できそうな気がしてつい2枚買ってしまう。ユニクロの社員たちは自社製品をどの程度着ているのだろうか。どの程度散財しているのだろうか。
♦ ヒートテック、ヒートテックと歩くこの舗装道路は凍えていたり
12月1日 松井多絵子
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