えくぼ

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友達の前で「仮面」

2019-08-25 15:04:01 | 歌う
もうじき夏休みが終わるが学校に行きたくない子供たちが多いらしい。本日日曜☀新聞 で小説家の平野啓一郎さんが自身の中学2年の経験を語っている。

平野さんは中学2年のときに、自分より成績の低い友達を「あおって」しまい、1年間くらい遊びに誘われなくなった。友達の前で「仮面」 をかぶっていたからだと感じる。しんどい、むなしい、彼は「自分」は複数の人格の集合体と考えているそうである。対人関係ごとの自分は、本当の自分だと考えたらよいと思う、彼はいま4 4歳。父を1歳で亡くし早熟だったらしい。

「日蝕」 という小説で「芥川賞」 を受賞したのは大学生のときだったような気がする。その「日蝕」 を私は読んだが難解だった。その後は彼の作品を敬遠していたが、映画化される作品を書いたりして作家として活躍しているらしい。たぶん彼の母親は私より年下であろう。父を1歳で亡くした彼は母親を守りながら友達より早く成長し大人になってしまったのかもしれない。おそらく今は「しんどい」 作家であり、ときには「むなしい」 かもしれない。

「あなたの未来もいろんな人との出会いを通じて生まれてくるはずです。それを楽しみにがんばってほしいです」 と言う平野啓一郎さんは優しいおじさんである。私もやさしいおばあさんになりたくなってきた8月最後の日曜日。

🌸何なりと話してごらん聞きますよ私の耳は退屈している

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