半世紀余り前、わたしが娘のころ「オ一ルドミス」 という嫌な言葉があり、女は25歳までに結婚を迫られた。でも作家の田辺聖子が流行らせた「ハイミス」 のおかげで独身女性は肩身が広くなった。朝刊で91歳の田辺聖子が亡くなったことを知りとても淋しい。
大坂弁は苦手な私だが田辺聖子の言葉は柔らかく楽しい。ときにはフランス語のように。自立する30代の女性を
描いた小説は「言い寄る」「私的生活」 「莓をつぶしながら」などなど。
芥川賞を受賞して純文学から出発したが夫をモデルにした「カモカ のおっちゃん」、吉川英治文学賞は「ひねくれ一茶」 など作品名は柔らかい。随筆集には「人生は、だましだまし」 など。
この世が生き難いのは深刻に考えるからではないか。田辺聖子の金言の
「家庭円満のコツは見て見ぬフリ」 は愉しい。
「ええなぁ」 と思うこの小説、田辺聖子の大坂弁の
大坂弁は苦手な私だが田辺聖子の言葉は柔らかく楽しい。ときにはフランス語のように。自立する30代の女性を
描いた小説は「言い寄る」「私的生活」 「莓をつぶしながら」などなど。
芥川賞を受賞して純文学から出発したが夫をモデルにした「カモカ のおっちゃん」、吉川英治文学賞は「ひねくれ一茶」 など作品名は柔らかい。随筆集には「人生は、だましだまし」 など。
この世が生き難いのは深刻に考えるからではないか。田辺聖子の金言の
「家庭円満のコツは見て見ぬフリ」 は愉しい。
「ええなぁ」 と思うこの小説、田辺聖子の大坂弁の
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