今日の言葉
平常の場合は、命を惜しみ、物を惜しみ
金を惜しむことも大切だと思う。しかし
非常の場合、一大難局に直面したときは
そういう心持ちはかえって、それらを失うことが多い。
松下幸之助
企業の内部留保
内部留保とは、企業が利益から税金や配当を差し引いた上で積み立てたお金です2017年度は446兆4844億円でしたので2019年度は軽く500兆円を超えていることでしょう。
飲食店の苦闘
新型肺炎による非常事態宣言の自粛で、特に、飲食店、旅行関係の経営が非常事態です。三大ファミレスの一つ「ロイヤルホスト」が全店閉店、サイゼリアは、新型コロナウィルス三密対策のため、18日から全店一斉休業、大小問わず、飲食店は、苦しい経営状況が続いています。自粛要請に従った企業に一日も早く休業補償実施しなければ、ドミノのように倒れていきます。
産業別従業員数
2006年の統計では、6割近くが、小売・サ-ビス・飲食の従業員でしめられでいます。倒産すればその人たちが職を失い、収入源がなくなります。町中に浮浪者があふれかえり治安が悪くなります。コロナ対策の国民一人当たり給付金10万円、スムーズさを欠き、支給が遅れています。やることなすこと真摯さがありません。現在また、非常事態解除後のガイドラインも示されていません。検察庁法改正など、こんな時に審議するのも間が抜けています。安倍政権のなすべきことの優先順位定まっていません。
企業の内部留保の活用とプライマリーバランスの廃止
内部留保の金額には驚きました。そんなに貯めてどうするの。お金は使うこにより、景気が回復、そしてよくなる、経済の仕組みの初歩を忘れたのか、とぼけているのか、守銭奴の経営者が多すぎます。あと、歳入の範囲で予算を組むプライマリーバランス、国家存亡の危機にあるにもかかわらず、渋ちんの対策費しか計上できない政策、財務省と安倍政権、発想の転換をし、財政出動をしなければこの大危機を乗り越えることができません。
創業者の理念を忘れて迷走する日本企業
冒頭に紹介した松下幸之助さんの言葉、創業経営者の想いが詰まっています。「パナソニック」と名前を変えてから、少しずつ創業精神から外れていっているような気がします。それは日本人すべてにあてはまることで、戦後生まれの「戦争を知らない子供たち」が先人たち残した金銭、精神を食いつぶした結果、現在があります。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
自分の身を犠牲にする覚悟でやって、初めて困難を解決する方法が見つかり、事を成就することができるということ。溺れかけたとき、水に身をまかせれば、体が浮き上がり、浅瀬に立つことができるという意から
故事ことわざ辞典TOPより