今日の言葉
The Human Right to Water and Sanitation
『水と衛生に対する人権』
11月12日(金) 晴 B勤
今日は
「洋服の日」
全日本洋服協同組合連合会が1972に制定
「皮膚の日」
日本臨床皮膚科医会(日臨皮)が1989年(平成元年)に制定。
いい(11)ひ(1)ふ(2)と読む語呂合わせから
水道水のありがたさ
蛇口をひねれば、好きなだけ水を使うことができます。使いすぎで料金がかさむ場合もありますがそれは自己責任です。
水が出っぱなしで、水道料金が何百万円かかったとか、水道橋が壊れて断水が生じたりとか、水道管が古くなり破裂したりとか、時々マスコミわにぎわしています。しかし、被害を受けた人たちのことを思ったら、明日は我が身、ぞっとします。
勤務先の管理室で受付をしていると、水道局から委託を受けている会社の人が来館します。目的は入退去時、また料金未払い宅の元栓の開閉のためです。仕事きっちりこなしていきます。月1度メーター検針に来館、メールボックスにその月の使用料を印字した用紙を投函していきます。外国企業が水道事業に参入した場合、その人たちの雇用はどうなるのだろうか、余計なことですが心配してしまいます。
岸田新内閣が発足、只今、給金金の支給最善方法について協議中です。どうなるのでしょう。その後、老朽化したインフラ整備も問題として取り上げられます。あらゆる分野で外資がでかい顔をしています。「私にはかんけないわ、ないよ」とつぶやくのが日本人、危機感がありません。衆院選の投票率の低さをみてもわかります。
ブログ用に残しておいたメモの中に「ボリビア水問題」がありました。水道事業を外国企業に委託、その結果、料金が上がり、水の品質の劣化等が起こり、住民が抗議のデモを行ったという記事です。
余録:18年前にボリビアの街コチャバンバで起きた紛争は… | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20181130/ddm/001/070/059000c
他国のこととあぐらをかいている余裕がありません。日本も水道インフラの外国企業が食い込んでいるのには驚きました。
何年か前の麻生太郎、竹中平蔵両氏の発言が現実のもとなっています。いつも安心して飲める水の供給がいつまで続くのか赤信号が灯り始めました。以下がそのもととなる資料です。
HARBOR BUSINESより
水道事業民営化にすると
料金の値上げ、劣悪な管理運営、設備投資の出し渋り、品質劣化
財政の透明性の欠如が生じます。
ヴェオリアショック
2006年には広島市の西部浄化センターの運営維持管理を3年契約で約29億円
埼玉県の荒川上流及び市野川水循環センターの運転・維持管理を3年間で約6億円相次いで受託
コンセッション方式で
2017年浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)運営事業、工業会施設等運営権実施契約締結
水メジャー ウォーターバロン(水男爵)と呼ばれる
スエズ・エンパイロメント ヴェオリア・エンパイロメント
麻生太郎
2013年
アメリカのシンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)にて
日本で水道というものは、世界中でほとんどの国ではプライベートの会社が運営しているが、日本では自治省(現在総務省)以外ではこの水道を扱うことができません。しかし、水道の料金を回収する99.99%というようなシステムを持っている国は日本の水道会社以外にはありません。けれども、この水道は、全て国営もしくは市営町営できていてこういったものを全て民営化します。
平成25年第6回産業競争力会議 パソナ会長竹中平蔵
官業の民営開放象徴としてのコンセッション、つまり、インフラの運営権を民間に売却して、その運営を民間に任せる。世界を見渡してみれば、港湾であれ、空港であれ、インフラを運営する世界的企業が存在します。(中略)これをうまくやれば、実は、非常に大きな財政への貢献になります。
コンセッション方式
民営化は不評を買うことが多いため、コンセッションやリース契約などのPPP(バブリック・プライベート・パ-トナーシップ)いわゆる官民の独自な手法であり、民営化とはちがうのだど人々に思い込ませる宣伝手法をとってきたが、それは虚偽である。
待ったなし!インフラ整備
プライマリーバランス黒字化を旗印として、借金をいかに減らそうかときゅうきゅうとしているのが日本国です。水道管、ガス管も老朽化し、いつ破損するか怯えて生活するのが目に見えてます。インフラ投資がなぜ必要なのか、それは、将来、子供たちが安心して暮らすことができる社会をつくるのが今の大人たちの使命でもあるからです。
外国企業が参入してきています。ボリビアの二の舞だけにはならないように注意しなければなりません。
今日の曲は
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