今日の言葉
命長ければ恥多し
ことわざ
長生きしている人たち敬意を表して、先人たちは、歳の節目ごとにしゃれた名をつけました。年よりに畏敬の念を抱いていたのでしょう。しかし、令和の今、4人に1人が高齢者、長寿が当たり前の社会、年寄りへの向き合いかたもかわりました。「犬も歩けば高齢者にあたる」そんな時代になりました。
長寿の呼び方紹介します。70歳『古稀』、77歳『喜寿』、80歳『傘寿』88歳『米寿』、90歳『卒寿』、99歳『白寿』、100歳『百寿』なります。近いうちに120歳まで生きる人への『○寿』二文字がつくられるかもしれません。
「古稀」は、『人生七十古来稀なり』杜甫(唐の詩人)の詩が原典です。また、「白寿」は百の上を一を外し、一引いて白に置き換えました。
戦前は『古稀』まで生きる人は少数派でした。珍しかったのでしょう。ちなみに、1899~1903年(明治32~36年)男43.97歳、女44.85歳、厚労省「完全生命表」より、1950年(昭和25年)男58歳、女61.50歳厚労省「簡易生命表」より、以上のような数字になっています。
2018年(平成20年)は、男81.25歳、女87.2歳になります。明治と比較しても約、倍の年齢まで寿命が伸びたことになります。医療、食生活、家事を代行してくれる家電等、生活環境の向上が大いに貢献してくれています。
長寿を喜ぶかどうかは、人それぞれ違います。でも、「心身共に健やかで、死ぬまで、最低限暮らしていけるだけの現金、寄り添って、面倒みてくれる人」三拍子揃えば万歳三唱、世の中、そんなに甘くありません。「人生重荷を背負ってあるいていくもの」といわれますが、押し潰されて、起き上がるのは容易ではなく、「七転び八起き」なんて夢のまた夢になります。現実は厳しいです。
独居老人、孤独死、生活保護等、年寄りへの負の要素しか報道されません。貧富の格差が拡大、1割の富裕層と9割の貧困層に分断された社会、特に、高齢者が無用の長物になっています。そんな中、長生きのヒントになる記事がありましたので紹介します。
死ぬも生きるも地獄ならば、今、生きている瞬間ぐらいは、安穏な気持ちで暮らしたいものです。
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