日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

近ごろ、生きていくために生きているモノをいただくのがイヤになる時があります!

2021-02-08 08:45:00 | 経済

鳥インフル、採卵鶏115万羽を殺処分へ 千葉の養鶏場 https://www.asahi.com/articles/ASP272SSVP27UDCB001.html

    今日の言葉

おびただしい富があり、食べ物がある人が、ひとり美味なものをたべるなら、これは破門への門である
           釈迦


物価の優等生 「卵」

人々が生きていくために、卵を産み続けてくれるニワトリたちに感謝しなければなりません。最近鳥インフルエンザにより犠牲になるニュースをみる度に心が痛みます。

日本人の栄養補給に欠かせないもの卵、昭和には「巨人・大鵬・卵焼き」と言われていました。食卓のちゃぶ台に卵焼きが上るだけで幸福感に浸れました。また、もやしと同様、物価の優等生として、今もなお、家計を支えてくれています。また、戦後の日本人の体力向上に偉大なる貢献をしました。卵使用のメニューも星の数ほどあります。新鮮な卵と炊きたてのごはん、シンプルな「卵かけごはん」が一番のごちそうかもしれません。

ニワトリと言えば、幼い頃とても痛い目にあいました。それは、盛りのついた雄鶏に追いかけられ、くちばしでおしりをつつかれたことがありました。私を雌鶏と間違えたのかもしれません。友だちの家に飛び込み、そこのお母さんが「シーシー」と追っぱらってくれました。それ以来、ニワトリのとさかと目を見ると幼い頃の恐怖がよみがえってきます。でも、今では焼き鳥と唐揚げは好きな肴になりました。

松岡前農水相の鶏卵業者の収賄事件がありました。ニワトリを狭いゲ―ジに押し込め大量生産体制を構築しました。一日中、産めるように灯りを調整したり、病気にならないように予防注射を接種し、安い卵が供給されていました。

時代が変わり、「動物虐待」への批判が上がるようになりました。注目を浴びているのが、平飼いニワトリが産む卵です。庭でストレスを感じぜず、のびのび飼育されるので、黄身がポックリ盛り上がっています。いただくと、芯から活力が湧いてきます。

従来からの卵の生産体制が崩壊する危険性を怖れて、鶏卵業者が農水相に陳情する気持ちは理解できます。今回のように、そこに利権が絡んでくると収賄という犯罪が起きてまいます。あらゆる省庁でおなじようなことをしているように思われます。

去年から今年にかけて、大量のニワトリが殺処分されました。今回の千葉県では、自衛隊の応援を要請し処理されたそうです。

嗜好の多様化の時代、健康に留意される人たちは、大量生産で産み出されるものよりも、庭でのびのび育てられた卵にシフトしていくように思われます。

我が家はどうかと申しますと、朝刊の折り込みのスーパーのチラシを見て1円でも安い方へ買い出しにいきます。

今日の一曲紹介します。


ご訪問ありがとうございました。

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