植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

梅雨が明けたぞ やるぞ

2020年08月02日 | 動物
 ワタシの感覚では、昨日の10時頃に梅雨が明けました。見上げると入道雲が広がり、久々の青い空が、「お待たせ💛」と告げておりました。
 とはいえ、すっきりと心まで晴れるという訳にはいきません。指と首と腰と足が痛むのは歳のせい。やぶ蚊だらけの繁茂した雑草が抜かれるのを待っています。病気になったバラや果樹の殺菌、虫食いだらけの植物にはまとめて殺虫剤も散布しなければいけません。コロナは感染が拡大する一方だし、せがれ一家は、お盆の里帰りも見送りだとか。

 ぼやいても始まりません。これからは更に暑さ(熱中症)と乾燥(植物の水遣り)が始まります。虫取りは相変わらず、果樹への追肥、伸びすぎた植木の剪定もありますし、カラス対策のテグス張りも中断しています。やるしかない!と奮い立たせますが、無理は禁物、ここでどうにかなるとシャレになりません。
 
 今シーズン、一念発起してトレンディーなブランドメダカの卵をヤフオクでちょっとずつ落札しました。通算10種で、1万円ちょっと。最後に届いた「激レア・特赤黒鱗・レッドドラゴン」と「夜桜 鬼ラメ メダカ」(笑)、一昨日あたりからやっと孵化しましたが、残念ながら無精卵が多かったと見え半分以下の十数匹しか生まれませんでした。孵化しても安心できません。これから2週間ぐらいが死にやすい時期であります。生存競争が始まり、環境に適応できるかで弱い個体は死んでしまいます。いわゆる歩留まりは、100%とはいかないのです。
 今朝はこんな状態です。(汚いのはわざと水替えしないので)。
品種は「乙姫」「オロチ」であります。


 第一陣はすでに6週間ほど経過して、先日来お引越しをさせました。出来るだけ自然に近い環境、室内から屋外、日陰から日向へ、小さな容器から大きめの水槽へ、という育て方をいたします。メダカは、出来るだけ広く日照がいい場所でのびのびと育てるのがいいのです。藻とバクテリアが発生した濁った緑の水を好むのです。
 水替えだけは慎重にしますから、数日汲み置いた水道水を入れた容器に今までの容器ごとそっと移します。きれいな水が濁ってもいいんです。水質と水温が急激に変わらないように配慮します。容器は勿論ダイソー。

この6個は、卵で届いたパックのまま一応別々の種類で育てておりますが、実は成長するにつれ全く異なるメダカになります。その理由は①もともと多くの交配を重ねている混雑種なので、違った形状が出やすい、②出品者側のサービスで他の種類の卵を混ぜた、③メダカが浮気した、かのいずれでしょうか。

例えばこのメダカたち(ダルマ系)は、上の異なる容器の中から発見し、別容器に移したものです。
ダルマ系のメダカは、元来奇形であります。泳ぎが不得手で動きが緩慢なのです。よたよたと泳ぐ姿は可愛いのですが。水面に浮かぶ餌を食べるのも、水底に沈殿した餌をとるのも苦手です。他のメダカに餌をさらわれて大きくなり損ねたりします。繁殖も当然手の早い男に先んじられるので、自分の子孫を残しにくいのであります。ですから、ダルマ系だけはひとまとめにして、種の保存に努めないとだんだん減ってしまいます。
 
 まぁ、メダカの繁殖交配なんていうのはざっとそんなもんでしょう。偶然の産物でもあるのです。6月以降で届いた卵の内、140匹ほどが孵化しました、それぞれの品種に別の種類が混ざろうが、予期せぬ外観の稚魚に育とうが気にしません。むしろ楽しみでもあります。

 それでは、さぁガーデニングに参るぞ!頑張ろう!行くぞー・・・・なかなか体はついて行きませんね。気持ちはあってもつい躊躇してしまいます。
こういうのを「菜っ葉の肥し」と言いますな。
掛け声(かけ肥)ばっかり。
 
慌てない慌てない、これから嫌というほど暑い晴天の日々が続くのですから。

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オロチが舞い込んだ 夢は広がるばかり

2020年07月16日 | 動物
 昨年の今頃書いたブログを見ていましたら、今年とだいぶ様子が変わっていることに気づきました。一つはチューベローズの開花が遅いことです。チューベローズは香水にも使われる芳香がある黄色い花を咲かせます。球根類ながら非耐寒性なので、あまり一般的ではありません。
 それから、アシダンセラ、これも寒さに弱いので冬は掘り上げるか鉢ごと室内で越冬させます。そのアシダンセラが咲かないというより、植えている鉢がどれだかわからなくなっています。「おーい、アシダ(マナちゃん)やーい、どこ行った?」
 そう言えば、野生化して群生する強健なアガパンサスも蕾がありません。クリダンサスも葉っぱだけで開花せずじまいです。うーむ、地球温暖化のせいか、梅雨寒のせいか?、多分ワタシの管理が悪く、水切れや日照不足にしたのが原因でしょう。枯れさせては居ないはずなのですが・・・・

 それはともかく、昨日、例によってヤフオクで落としたメダカの卵が3種届きました。あわせて5千円ほど、ヤフオク上のメダカの卵としては破格と言えるほど高額です。それもそのはず、「サタン・レッドテイル」「漆黒のオロチ」「乙姫スネークヘッド」とおどろおどろしい名前のメダカたちは、いずれも最近作出された希少種・人気品種なのであります。


 こんな簡単な容器に入って郵送されました。13日に採卵したとして、早くて20日頃、遅くとも25日位までには孵化するはずです。前回お取り寄せの「三色錦」「鳳凰」なども同様でした。これらは丁度ひと月前に届いて、現在すくすくと成長しております。

 体長は大きいもので1.5㎝を超え、ぼんやりと体の模様が出てきました。水が緑なのは出来るだけ水質を変えないで赤ちゃんメダカに負担をかけないための配慮です。グリーンウォーターは、植物性の微細な藻や微生物が繁殖し稚魚の餌にもなる一番の環境なのです。最初に届いた約140個の卵の内、100匹ほどが残って稚魚になりました。
 これに気を良くして第二弾を育成することにしたのです。いくつもの希少品種を掛け合わせて新品種を生み出し、あわよくば一攫千金を目論んでいるのであります。
これは、手持ちのメダカの中で、特別に選別したSチームです。赤ダルマメダカ、ラメミユキメダカ、パンダ模様のMIXなどで構成された選りすぐりなのです。この子たちが交わって、新たな種を生み出す予定です。

 現在のメダカ業界は、ざっくりと「ミユキ(光)メダカ」「楊貴妃系赤メダカ」「オロチ系黒メダカ」が並び立っているようです。これらを交配させては新たな品種を生み出すという競争なのです。例えば、濃い赤や黒を混ぜた3色錦などがその代表格でしょうか。
 黒メダカというと、もともとメダカは黒っぽいものだろーと考えますね。ワタシも、黒いメダカには魅力を感じておりませんでした。「オロチ」を知るまでは。一般に黒いメダカは、透明感があり、青っぽかったり茶色がかったりします。自然界、太陽光の元では黒が薄れるのです。これは、魚に備わった「保護色」の性質によるものです。外敵から身を守るためにゆっくりと体色を変えるのです。それで、ミユキメダカや三色錦などを飼育するときは黒い容器を使うのですね。

 今から4年前に突然真っ黒で、色が褪せないメダカを谷國という方が発表したのだそうです。これ以上黒いメダカはいないと大人気を博したそうですよ。これがオロチです。しかし、ミユキメダカ同様、ちょっとノウハウがある人が、一旦飼えばだれでも殖やせるので、4年も経てば全国の愛好者に広まります。その間、様々に交配種が生み出されております。そういう宿命なので、二つとない珍しい品種で、数万円もの取引対象になったとしても1年足らずで値崩れします。メダカの販売業者さん、愛好家の方たちはどんどん次の新種を求めて研究と交配を繰り返すのでしょうね。

 そうして、今回遅ればせながら漆黒の「オロチ」をお迎えすることにしたのです。もはや原種では無く、亜種、交配種です。それがダルマ系のオロチと、ひれが長くゆらゆらと泳ぐ尾びれだけがオレンジ色の「サタン・レッドテイル」なのです。今でもサタンレッドテールは、一匹3千円以上で売られたりします。オロチの中で有名な新種「ブラックダイヤモンド」なども、開発した中里さんの直系種だと5千位するものもあるようです。

 ワタシの計算では、ウチのラメミユキとサタンレッドテールをかけ合わせれば、少なくとも「ブラックダイヤもどき」が生まれると思いますな。この卵が1週間で孵化したとして、冬はむりなので、繁殖能力を備えるのは来春となります。それからミユキと掛け合わせるのです。それから・・・・
 約50個のゴマ粒大の卵たちがワタシに、心地よい空想と楽しい夢を与えてくれています。
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捕らぬメダカの皮算用

2020年07月04日 | 動物
 畜産農家さん、鶏、豚、牛などを育てて食肉用に卸す仕事は苦労が多かろうと思いますな。ワタシが小学生の頃、同級生で豚を飼っている家がありました。裏川と呼ばれた川のそばで数頭いましたが、飼料の残飯と糞尿による悪臭でそばを通る時は走ったものです。
昭和30年代では、鶏を飼って卵をとることも当たり前でした。ワタシの家では山羊を飼い臭みのあるヤギ乳を飲まされたものです。母の実家でも納屋があって数百羽の鶏を飼っていたのを思い出しました。
 いつしか家畜を住宅で飼うことはほとんど無くなりました。悪臭や鳴き声・ハエなどの発生で苦情が出ますから。それでも、山間や人里離れた地域で、少し肩身の狭い思いをしながら家畜を育てる畜産農家がいるのですね。

テレビで取材が入り、育てた家畜を出荷するとき、農家さんは「それは寂しいですよ。家族同然で暮らしてきた可愛い奴ですから」などど仰いますな。食用に出荷するんですよ。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルまもなく屠畜業者に絞められるのです。家族なんて思ったらとんでもない。余計な感情を持ったら仕事にならないでしょうね。それで生活しているのですから、心で手を合わせ感謝しつつ送り出すんでしょうね。

 そうした皆さんのご苦労のお陰でワタシ達も美味しいお肉が食べられるのです。

 そこで、メダカであります。
屋上で繁殖させながら育てておりましたら、1000匹を超えておりました。なんの目的もなく拘りもなく、ただ殖やしただけですが、そろそろ潮時、いい加減にしなければという気持ちになってきました。こいつらは可愛いが、なにせ食欲旺盛、子作りも熱心なのです。メダカプールの掃除・水替えもなかなかにシンドイのですね。
 
 大正、昭和の時代、特に地方の子沢山の農家さんが多かったと聞きます。ワタシの両親も合計で15人兄弟でした。幼い頃に、里子・養子に出された叔父叔母も何人かいました。教育なども行き届かず、食べるのにも精一杯、奉公に出されたり養子にされる「口減らし」は一般的だったのです。
 
 そこで、思いついたのがメダカの販売であります。
食べるわけでも始末するわけでもない、娘を嫁にやるような気分でしょうか。
 懇意にしている花屋のカナちゃんに相談したら、わりにはっきりと嫌な顔されました。以前やって思わしくなかったというか、面倒だったみたいです。イベントでメダカ掬いやったら、メダカはすばしっこいので逃げられてばかり。夜間の保管とか世話もあって気乗りしなかったのですね。

 ワタシは、試しにMIXめだか8匹入りのパックを作り10個+ラメミユキメダカ4匹パック2個を納入いたしました。そうしたらまんまと午前中に完売となりました。そらそうです。MIX一個300円、ミユキ1200円という破格な安値です。ちょっとメダカを知ってる人はささっと買うのですね。近所のホームセンターではMIXメダカが「一匹」300円で売っていました。オリンピックでも、大体一匹100円ですから。

 請われるまま、計70パックばかり持ち込みました。ざっと500匹以上売れた勘定になりますな。とりあえず8個あったメダカプールが二つばかり空になりました。しかし、まだ、千匹近く居ます。
 なのに、売れることに気が大きくなったワタシは、新たな取り組み、ミユキラメの繁殖と品種改良に走ったのであります。(ここまでが6/18付 本ブログにも書きました。)ヤフオクで入手したブランドメダカ4品種の卵約140粒約3千円分を元にして一攫千金を企んでおります。おおよそ100匹が孵化に成功し、現在、サンルームの特設プールで手厚く飼育しております。勿論餌もミユキメダカ専用とか一番高いものを用意しました。
 成魚であれば一匹千円以上するものでも、卵は割安であります。今回のケースでは、3千円で100匹、一匹30円という超破格の仕入れ価格ということになりましょう。
 
 身に付いた習慣はなかなか直りません。他のMIXちゃんたちのプール掃除をするたびに、卵を取り出してはそこいらのバケツや洗面器に保存してしまうのであります。掃除をし水替えする中で、稚魚赤ちゃんは一匹もみつかりません。全部親メダカが食べてしまうのです。メダカを減らしたくなかったらすこしづつでも繁殖させる必要があります。
 かくして、平民メダカたちの赤ちゃんが次々に誕生してきました。そこらに置いたバケツや盥の中にすでにうじゃうじゃ増えてきました。餌は去年に使いあましたベビーメダカ用の餌。人間界でもメダカでも身分差別・格差社会はいたしかたありません。

 という訳で、この秋には成長したブランドメダカたち(3色錦など)と、偶然発生したうちのパンダ風・三毛猫風・巨大どら猫風、ダルマ系ミユキなどと交配をさせます。ワタシの豊富な経験と、大甘な希望的予想で、一匹数万円の高値が付くような新種のブランドメダカが生まれるのは時間の問題であります。

 すでにして売れたメダカたち、ワタシの手元には1円も入ってきません。餌代と納品用のカップとケース代4千円が持ち出しであります。気がつけば、計算だけは一人前ながら、商才もなく、心優しい(笑)ワタシは一円にもならない仕事をしているのでありますな。
 これでは落語「花見酒」みたいなものであります。商売するつもりで仕入れた酒を酒好きの仲間とつい飲んでしまう。仲間から貰った代金をまた相手に払って酒を飲むうちに商売用の酒がなくなる、という顛末ですね。
そしてまた、「口減らし」するつもりでいたメダカが、結局増える羽目になっているのであります。
 
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カラスなぜ啼くの

2020年06月26日 | 動物
 ワタシが学生の時、Y大学の学生寮に住んでいました。寮費は月100円、これに図書費400円を払っておりました。食事代は、必要な人だけ月単位で申し込み、朝40円、夕食70円位でした。貧乏学生は食事を申し込みません。申込みしていても夜の刻限10時に戻らないと権利落ちとなり、解放されるので、何人も食堂に待機し、残った食事に群がるのでした。ワタシは、夜遊びが多くよく食べそこなったものです。

食堂には、ビッグコミックや、少年ジャンプなど5,6種類の漫画本が購読されておりました。ワタシ達の支払う図書費が、漫画本の購入に充てられていたのです。また、寮生が個人で買う雑誌や何かも食堂に置かれ、共存共助の思想が貫かれる良き時代でありました。

 その頃ブームを巻き起こした情報誌が「ぴあ」でした。1972年創刊、2011年に休刊したそうです。食堂に置かれた都市情報誌という新しいジャンルの雑誌で、楽しみに読んだものです。
なかでも、読者投稿の慣用句のモジり。今でも忘れない文がいくつかあります。
「災害は忘れた頃にやってこられても、何のお構いも出来ません。」
「袖すり合うも多少の緑(みどり)」
「仏壇は後の祭りをするところ」
「食べ物を粗末にすると、仏様のバッチが当たります」
など、40年以上も前の言葉遊びが記憶の底に沁みついております。
言葉の遊びは「ケンとメリー」「皇太子シリーズ」などもあり、思えば今と違って純朴で他愛のない若者が多かったようです。

  寮にいると連夜のように飲み会がありました。部屋だろうが食堂だろうが屋外でも、興が乗れば酒盛りを始めました。そこでつきものだったのは「寮歌」と春歌です。春歌といっても、「さくら」・旅立ち、春一番などをテーマにした春の歌ではありません。卑猥な意味合いを前面に押し出す替え歌・数え歌のことです。猥歌ともいいますね。たんたんタヌキの◯◯たまはー、とか「おっぴょ節」「よさほい節」などたくさんありましたが、恐らく今若い人は知らないのではないでしょうか。いろんな意味でおおらかだった時代の遺物です。

 その中でよく歌われた替え歌がカラスの歌ですね、正式には「七つの子」という野口雨情さんが作った童謡です。「烏 なぜ啼くの烏は山に可愛七つの子があるからよ」と言う歌詞を「彼女なぜ泣くの、彼女は腹に可愛い七か月の子があるからよ🎶」と言い換える不謹慎極まりない替え歌でした。その後の歌詞はワタシの品格が疑われますので省略いたします。
 コロナ禍にあって亡くなったシムケンさんは「カラスの勝手でしょー」というギャグを飛ばしました。

 そこでカラス対策です。あいつらは鳥獣保護法を熟知するほど賢い動物なので、こんなオジサンが庭帚振り回しても恐れることなく、平気な顔をしております。ワタシの屋上庭園を我が物顔で、遊園地代わりに闊歩しております。度重なる不遜な振舞と作物・植物被害に業を煮やしてついに立ち上がりました。 名付けて「にっくきカラス見て居れ作戦」略して「からすみ作戦」であります。
 カラスを直接間接に傷つけるのは法令で禁止されていますから、近づかないようにするしかありません。

 プランは4つであります。まず、光るものキラキラ反射するものを嫌う習性を利用したCDをぶら下げるという古典的な対策です。
こんな感じで2か所に取り付けました。

 更に、飛ぶ鳥は羽根を傷めるのを恐れます。羽根に障害物のようなものが触るのを嫌うので、テグスや細い糸のネットを張り巡らすのが有効と言われます。こちらがケガをすると元も子もないので、身長より高い位置に弱めに3方向にわけて張りました。飛来したカラスが一度でもその糸に触れると「危険な領域」だと認知するらしいのです。魔の三角地帯ですね。

 次に、カラスの死骸です。仲間がひどい目に合ったり、捕まってぶら下げられるのを目にすると「おぅ怖い」と思ってカラスが近づかなくなるというもの。ホームセンターでは死骸の代わりにいくつかの模型やカラス除けグッズが販売されていますが、ちょっと高価なんです。以前安い空気注入式ビニールカラスを吊り下げましたが、いつの間にか空気が抜けて用をなしませんでしたな。
そこで、自作しました。農業用の黒いビニールとコーラのペットボトルなどを使って、本物そっくり(笑)の死んだカラスを作りました。目の下には無念の赤い隈取まで入れました。
 頭を下にするのがミソであります。逆になってないと仲間と思って寄ってきたりします。
どうでしょうか。苦心の作ではありますが、風が強く吹く屋上なので長持ちしないでしょう。その時は黒いビニールテープで補修すればよし。
 これをつけているうちに、50Mほど離れた近所の家の屋上に三羽のカラスが集まりました。こちらの動静を見ているのかは分かりませんが、低い鳴き声を出していて、「あのじじー、やばくね、」とか言い合っているような気がしました。ワタシには、警戒心を露わにしているように聞こえましたな。

 4番目は「案山子」ですね。ワタシの等身大のフィギュアを据え付け。電動式で手や顔が動く、時には目が光る、といったロボットを買って来るのが理想ですが、ちょっと予算面の問題があり断念しました。代わりに、自分の顔をリアルに再現した頭の部分を作り、あとは棒と針金でフレームを作ったら古着を着せて屋上の椅子に座らせるつもりです。これには、構想と材料費製作時間を要しますから、閑になったらやります。

 こうして、人間(ワタシ)の叡智と極悪カラスの戦いが始まりました。
 
カラスの勝手にさせんぞ。

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梅雨の柳

2020年06月23日 | 動物
 のっけからいささかお下劣な話で恐縮ですが「梅雨の柳」という言葉がありますな。柳は水辺を好み、挿し木で簡単に増やせます。また、梅雨時期の気温と高い湿度は、基本的に植物の生長に適しているので、挿し木や植え替えなどの適期とされています。  

 口の悪い昔の人は、妊娠しやすい女性のこと、子沢山の奥様を例えてこう呼んでおりましたな。そのココロは「させば つく」ということだそうです。梅雨時期にはすることが無くて、ついお部屋でいたしてしまったりするのでしょうか。コロナのせいもあって妊娠する人が増えているようですが、うーん、そうかもしれませんね。

 雨が続くと、外仕事・ガーデニングはおあずけとなります。園芸書道メダカ養殖と、人と接することがほとんどないので、コロナに関係なく自粛生活でありますな。

 新種作出を目論んでヤフオクで落札した4種のメダカの卵はざっと140~150粒ほどありました。いちいち届いた容器の中を数えるわけもなく、オークションの説明書きの数を足すとそのくらいですか。
 卵は、出品者側の管理や、やり方次第なので、どうとも出来ません。郵便物に混じって長旅して届いたものですから、孵化するも八卦、かびるのも八卦なのです。

 今月17日到着時、すでに孵化していたもの(針子)は数匹いました。今日で6日目になりました。どうやら、ほとんど孵化終了のようです。ざっと数えて70匹位はいます。到着後すぐに死んだもの、無精卵などいろいろ理由はありましょうが、半分孵化したらめっけものです。
 本来メダカは日光を好み、戸外で育つべきものです。お日様にあて水が緑色に変わり、自然と微生物やバクテリアが繁殖するのが、メダカにとっては絶好の環境で健康に育ちます。とはいえ生後1週間足らずの赤ちゃんです。赤ちゃんメダカの死因の一番は餓死!だそうですが、ちょっとした水質の変化や振動・水流も大きなストレスになります。一番神経を使うのは水温です。急激な水温変化で死んでしまいます。

 メダカを飼って、頻繁にきれいな水に変えて死なせることが結構多いのです。ワタシのように、ズボラでたまにしか水を変えたり水槽を掃除しない方がうまくいくのです。体がまだ微細の赤ちゃんメダカは、ひと月位は水替えしないつもりです。水質悪化する心配はありません。よく一匹1Lの水が理想と言われますが、稚魚で体積・重量からしたら大人のメダカの数十分の1ほどですから、水質の汚染のペースもゆっくりです。
 
 現段階で、いきなり外(屋上)に出すのはちょっと躊躇われます。観察しながら、安定した気温の中でちょっと過保護に育てることにします。あと、まぁ1週間くらいは部屋に置いて、アクアリウムライト を当てておこうと思います。雨なので、室内で過ごすのにメダカの孵化や稚魚の面倒を見るのはもってこいですね。ちょいと生臭いのは我慢です。メダカは見ていて飽きないです。とりわけ赤ちゃんメダカは可愛いなぁ。

 屋上では、成魚のメダカの内、ダルマ系、三毛猫風、虎メダカ、ラメミユキ、赤ダルマなど、珍しい色や形のものだけ厳選して繁殖させるつもりであります。また、ラメミユキの2世代目は、既にこれらのいくつかと交配しており、次々にハーフ(3世代目)が生まれております。メダカはコロナも梅雨も関係なく、温かかったら一年中繁殖期、「梅雨の柳」状態です。
 昨日は、その中で桜色「ピンクメダカ」も発見しました。これは綺麗です。白メダカと赤メダカの交配種に、ミユキが混ざったのかもしれません。これは、もしかしたらもしかします。

 生まれたての赤ちゃんは可愛いですが、あまりにも小さいので写真掲載割愛いたします。
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