植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

こんな時だけ目立つようではしょうがない

2020年03月28日 | 時事
 昨日は冷たい強風が吹き、夜半には相当な雨が降った模様であります。今朝はといえば、空気が生暖かく、やはり風が強く吹いております。明日は、関東方面でも積雪があり得るとか。これからの荒れる日本の動向を暗示するかのような週末の朝です。

 今日からは、大都市部では「外出の自粛」要請が適用されます。神奈川県も不要不急の外出は控え、出来得る限り自宅で待機ということです。現下の状況はまさに、緊急事態でありますから当然というべきでしょう。世界が大混乱し、主要都市が封鎖同然というのに、先の3連休、あちこちに日本人が出回り、花見に興じる姿が、異様な姿として海外に配信されたのも影響していますね。

 しかし、相変わらず強制のない「お願い」ベースで、不要不急の尺度も曖昧なまま、市民の判断にゆだねるという緩さは変わりません。週末だけ自粛しても、また平日当たり前の経済活動が行われれば、大勢に影響はないように思われます。あくまで、国民に対する引き締め効果を狙っているのでしょうが。

 オリンピック延期が決まり、重圧から解放された小池都知事が久々に存在感を発揮しております。もともと派手なパーフォーマンスと、歯に衣着せぬ物言いで政治家として頭角を現した方ですが、豊洲移転問題でしりすぼみになり、希望の党の選挙敗北以来やや大人しくなっていました。
 都内感染者増加を表に出さないというくびきが取れてコロナ肺炎対策が最重要課題となった今、彼女の表情ががらりと変わりました。目に光と強さが戻ったようにみえます。持ち前の合理性とリーダーシップを出してこの難局を打破して欲しいものだと願います。

 この自粛の要請に、あのせんだみつおさんのインタビューが話題になり、バッシングを受けています。偶然つけたテレビでこのかたのお話を聞きました。やはり、その的外れで空気を読まない、放言ともつかない発言は、公共電波に乗る知名人の意見としてはお粗末でした。この人のサービス精神がなせる業かとは思いましたが、飲み屋の与太話のように、「具合が悪きゃ自粛するが、どこも悪くないのででかけますよ、寄り合いが多いんですよ」なんて言っちゃ、身内からもお叱りが出るでしょう。

 空気が読めないのは、どこぞの首相夫人と同じですが。これらの話は実は他愛ない個人の資質や小さなミスの部類なのです。取り立てて騒ぐこともなく集中砲火を浴びせるほどのことはありません。ましてや、国会で質疑の的になるような話ではないのです。
 ただ、夫人に関しては、森友の職員自殺問題があり、パンデミックが現実のものとしてある中で、迂闊とか無神経にもとかで済まされない深刻な事象だとも感じます。大事な時(森友問題で大騒ぎした時)は雲隠れしておいて、国民に自粛要請だしたら、人を集めて飲み会!!少なくとも、総理は「レストランの中の敷地だからいい」とか「酒を飲んではいけないのか」などと愚答するのではなく、夫人に代わって深く頭を下げ、あの遺族やウィルス被害で苦しむ多くの感染者・自営業者・パート従業者に対して陳謝すべきだと思うのです。
 
 志村けんさんも、武漢肺炎に罹り、闘病中だそうです。彼には悪いけれど、国民が身近に肺炎の危機を感じるきっかけにもなりました。誰でも知っている有名人が延命装置を装着してICUで死地をさまよっていると思うと、怖さが伝わってくるのです。彼はヘビースモーカーで、肝臓を悪くするほどの酒好きと聞きました。何度か大病もして、本来はもっと若いころから自分の健康に気を遣うべきだったのではないでしょうか。今回もどうやら、飲み歩いた先でウィルスに冒されたようです。あえて言いますが、自業自得なのです。物事には原因があって結果があります。病気は、本来ほとんどが避けられるもの。70歳にもなって、夜遊びして病気になっても同情する人は少ないでしょう。
 人の不幸を喜ぶ趣味はありませんので、快癒してもらいたいとは思いますが。
 

コメント
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