昔、金融機関の営業の仕事をしていた時、支店長に「取引先の所に行って天気の話ばかりしている馬鹿にされる」と言われたことがありました。経済・社会全般の情報と知識を幅広く備えたうえで顧客と、多岐に渡る会話や情報提供をしないと信頼されないよ、といった意味でした。
今朝も本格的な雨(予報では終日)、昨日もほぼ終日降ったりやんだり。一昨日の地元のお祭りも昼前から降り始めて夜中まで雨でした。その前の日は真冬並みの零度の気温でした。
ワタシの記憶では(いささか頼りないですが)、これほど雨や強風が吹きすさび寒くて荒れた天気の3月は初めてではないかと思います。春らしい穏やかな晴天、暖かな陽気、雨が降っても霧雨程度、というのが春3月の気候であったはずです。
しかしながら、今日にいたるまで下着から上着まで全て長袖で真冬の4枚重ね着であります。それでも寒くて中にダウンベストまで着込む有様なのです。寒さと雨をかいくぐって健康対策で「ウオーキング」を始めて2週間、降っていない時間を見はからったり、傘を差して歩いたり、大型商業施設に行けば上下2階通路を速足で歩く、などの涙ぐましい努力で、2週間1万歩以上を継続しています。だいたい平均歩数は14千歩であります。
また、ガーデニングも雨が降ったら休んでいいという時期ではありません。春はやることがたくさんあるのです。
農家さんに「雨降りの時は畑に入るものじゃない」と教わりました。せっかくふかふかに耕した土も、雨で湿った状態で歩けば、固く踏みしめられてしまうからです。それでも春は芽吹きの季節、雑草はお構いなしに生えてきます。特に「ホトケノザ」こいつが記憶に無いほど大量発生しあたりかまわず芽を出し花を咲かせます。「今年はホトケノザと勝負の年だ」
そう心に決めて、とにかく目の敵にしてこの雑草と格闘しているのです。そうなると雨も関係なし、野菜たちに影響が無いよう出来るだけ離れながらも傘を差して草を抜く、そんな日々なのです。
雨が降ったら天気が悪いという言葉がありました。誰が雨降りを「悪い」と定義づけしたのでしょうか。それは好天・晴天=「お天気」と呼ぶ習わしのせいでしょうね。雨の多い地域では雨に密着した生活があり、雨が有難く好きな人だっているでしょう。
昔みた風刺漫画(だったか)、小さな子供が雨降りの中、傘を差してじょうろで水やりをする、という絵が忘れられません。ワタシもぶどう棚はビニールの屋根をかけていて、その下に二鉢のブドウ苗など数本の果樹があります。雨が降っても春雨程度の雨量だと地下を伝って水が届かないのです。昨日これは、傘を差してホースで水やりをしました。
雨だからと言って部屋の中で空を見上げてもなんら得るものも健康的にもプラスはありません。やはりどこか大規模店舗に行ってひたすら歩く、室内では「ステッパー」などを踏んで歩数を稼ぐ、くらいのことはやらないと運動不足の解消にはなりませんね。
さて、お天気の話ばかりしていると馬鹿にされるようなので、これまでにいたします。