10月なので秋風が吹く、当たり前ですが、プロ野球でもこの時期は来年との境目で、選手達にとって大きな節目になります。ドラフト会議は11日、1週間を切りました。各球団とも数年あるいは10年以上もの主力になるかもしれない逸材が獲得できるか、とても重要なイベントでワタシも心待ちにしております。(残念ながら巨人のドラフト実績は目を覆うばかりで、失望のここ10年間でしたが)
まずドラフト戦略を立てるために、来年の選手の編成を検討いたします。当然ドラフトで新たに選手を獲得するので、登録枠を空けなければなりません。育成選手を除けば選手登録は70名、少なくとも6,7名はクビにするか育成選手に格下げとなります。また、外国人やFAで獲得することを織り込むと、あと10数名ほどが俎上に上がるでしょう。
ここで、早くも巨人軍では支配下選手(松井)と 育成選手9名の計10名の自由契約・解雇が発表となりました。半数は育成などで再契約となりそうですが、少なくとも5名は再就職先を探さねばなりません。これでは終わりません。年俸の高いベテラン選手や、二軍暮らしの成績が伸びない選手たちにも間もなく自由契約が通知されます。
ワタシの思いつく限りでは、亀井・中島の両ベテラン(おそらくコーチに任用されるでしょうが)、加えて、高木京介、山口俊、田中豊樹、戸根などの投手、立岡、陽、外国人数名が解雇のターゲットになります。
一方、監督・コーチも無傷では済みません。ワタシは原監督は辞任するとみています。それがあってか阿部慎之助二軍監督が1軍の作戦コーチに配転されました。来年への布石ではなかろうかと。元木・後藤・杉内・村田・宮本などのコーチ陣もうかうかしていられないと思いますね。
そしてだんだん巨人のドラフトの方針も漏れてきました。今年は直前までドラ1選手を公表しない方針だそうです。当たり前のことがやっと実現します。しかし、またくじ引き覚悟だと???。原さんはくじ運が悪いので、今度は社長に抽選させるのだとか。ばっかじゃなかろうか。この10年で一人もくじでドラ1は当てていないのですよ。単独指名(一本釣り)の選手(沢村・菅野・岡本など)しかほとんど結果を出していないのも明白なのです。
どうやら今年も、くじ引き覚悟して(恐らく)高校生ビッグ3(風間・小園・森木)のどれかに行くのではなかろうかと思います。ドラフト2位までは投手に行くと言っていますから、もう一人は大学左腕、というのが自然な流れで、隅田知一郎、佐藤隼輔、山下輝あたりか右の三浦銀二を狙っているのかもしれません。くじが当たれば文句は言いません。今まではずしまくったので、いい加減方針転換したら、と思ってるのです。
ワタシだったら、畔柳 亨丞 ・達孝太のどちらかの単独指名を狙います。両名ともほとんどの球団が外れ1位候補に挙げています。ということは1位を外した球団同士がこの二人に集まってまたくじ引きとなります。畔柳は上背がやや低いのでスカウトが嫌って、1位指名から外す可能性が高いのです。 このブログで書いているように、どんな素晴らしい選手でもくじを外したら、ゼロです。画餅であります。外れ1位が競合して、また外すという巨人の惨敗(つまり外れ外れでレベルが落ちる選手になる)が毎年のように見る光景なので、最初から外れることを想定して、ドラフト1位に相応しい有力な意中の選手をとにかく一本釣りすることが肝要だと思います。2位指名は、素材型高校生で、東海大相模の石田隼都、阪口楽(岐阜第一高校)・松浦慶斗(大阪桐蔭高校)が残っていたら迷わず指名していいと思います。
それ以下では、スカウトの腕と目に任せるよりありません。めぼしい選手の24名が決まった後は、無名・一芸に秀でる・荒削りでも大化けしそうな素材・故障があり各チームが敬遠している実力派などをリストアップし、高校生・投手優先で最低7名は取って欲しいところです。おっと、貧打小林に代わる捕手で古賀悠斗 ( 中央大学 ) はあり、かもしれません。慎之助や亀井
は中央大出身で、巨人とは縁が深いのです。
もう優勝は絶望的です。昨日の試合では、今年限りが予想される立岡選手がスタメンに起用されました。阿部慎之助次期監督が一軍に上がってきたタイミングなので、「最後に上でプレーさせる」という、ある種の恩情かもしれません。
くどいようですが、原さん、ここに挙げた13名の選手のうち2名獲得してほしい、それが、筋金入りの巨人ファンであるワタシの控えめで切なる願いであります。
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