植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

十年一日の如し しかしそのうちお迎えが

2020年02月05日 | 雑感
最初にブログを書いてから丸々1年経過したそうです。gooさんから、1年前のブログを振り返ってみたら、とのメッセージがきておりました。

 どうということのない、短くて何の変哲もないお粗末な第一話でしたな。あー恥ずかしい。
 1年で変わったこと言えば、字数が増えたのと、改行や段落をまめにする様になったことぐらい。人間なんて大して成長するものではありません。それどころか、もう老境になってきて衰えるばかり。
 昨日の「はすドッグのお店」の話も、もしやと思って調べたら、実は昨年このブログに似たような話を上げていました。すっかり忘れていました。
 ま、いいか。ワタシが自身が遡ってチェックするようなことが無いぐらいですから、ここを覗いて来られた方は、過去のブログとの重複など気づくわけもありません。

 したがって、また来年の今頃に同じように一年を総括することになっても、恐らく大した変化もないでしょう。毎日同じように暮らして同じように年を取る。去年も来年も、その次も。
 とは言え、来年も自分自身が今と同じ状態で居られるかは別問題です。誰か忘れましたが、布団に入って眠ろうとするとき、このまま目覚めることが無いのでは、と不安になると書かれてました。  (ワタシは最高の死に方だと思いますがね)
一年先なんてどうなっているかわからないというのも事実ですね。

 そういえば、あの宍戸錠さんは、昨年暮れにひっそり無くなっていたそうです。86歳ですから、年に不足はないでしょうが、晩年は妻に先立たれ、子供とも疎遠になり自宅は火事で失ってアパート暮らしだったそうです。コンビニ弁当が毎日の食事、そして孤独死したのですね。さらに、梓みちよさんも、一人暮らしで孤独死、木内みどりさんも出先のホテルで亡くなっていたのですね。
 いつ何歳で何処で亡くなるかは、ある意味偶然、天命・天寿で、個人差はあってもしかたありません。ただ、周りが気づかず前触れもなく亡くなるというのは、どことなく悲しい気もしますな。畳の上で死ねるかどうかも、生前の行いはあまり関係なく、偶然のなせる業でしょう。客死というのは、なんとなくかっこいい気もします。仮に、孤独死したとしても本人に悔いが無ければ、どうこう言うこともありません。

 誰しも裸で一人この世に生まれ、死ぬときもまた一人で旅立つ、というのが世の習いでもあります。

 わが身を振り返りますと、ストレスだらけの会社員生活で、ずいぶん乱暴な不規則かつ暴飲暴食・運動不足などを長年続けました。遅まきながら、規則正しい生活と食事に気を遣うようにはなりましたが、こんなことで長年の不摂生をチャラにできるほど甘くはありますまい。気休めにいくつかのサプリメントと、処方された成人病対策の薬をきちんと飲んではおります。
 そしてまた、時折心臓の辺りにわずかな痛みが走るようなことがあり、家内に勧められ「救心」を買いました。

 胸の辺りがチクリとするのは、来し方を振り返っての思いかもしれませんが。

 

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