このところ当地平塚にある「なんでもそろう」オリンピックのスーパーのレジの行列が長く、待たされるようになりました。以前から買い物客が少ない商業施設で、特に平日は、がらがら、閑散としているので、よくこれで商売がもってるなぁと感じておりました。コロナになってから、持ちこたえていたフードコート内などの飲食店が相次いで撤退しました。タピオカの店、はなまるうどん、モスバーガー、ラーメン店と半分近い店舗が撤収し、次のテナントも決まりません。
そんなOlympicなのに、スーパーのレジだけは大混雑、よく見てみると缶詰やらカップラーメンなど「日持ちがしそうな」食品をまとめ買いし、買い物かごを二つ一杯に持ち込む若い人が多いのです。恐らく荷物を運ぶために連れ合いや子供を帯同してきているのでいやに人が多くなっているのです。
これは、オミクロンの流行と関係しているのです。今回の第六波は、行政や保健所が感染者を追わず自宅療養自己責任にしてね、という方針であります。検査キットもワクチンもなく、体調が悪いとコロナか風邪かな、と思ったらオミクロンとおもって、自宅で寝てなさいとなりました。勝負が早く1週間で発症から陰性になり、公的な支援が間に合わないのです。
今更パルスオキシメーターを貸し出されても手遅れ、良くて熱が下がって他の家族に移した頃段ボールにわかめごはんやレトルトカレーが届くようです。
軽症でも2,3日は40度近い高熱が出て、のどの痛みで水も飲めない状態になるため、家族間でも接触しないで済むよう、飲み物やら料理せずに食べられるインスタント食品を備蓄しようとスーパーに並んでいるのですね。
オミクロン株の感染状況は、どうやらピークに差し掛かっているようです。連日十万人前後の新規感染者が報告されていますが、それはあくまで検査した人に限定されます。氷山の一角、検査キットが少なく、病院は発熱患者を拒否、保健所はクラスター追跡放棄であります。無症状者は当然検査などしたしません。また医療関係者にかぎらず一般の家庭でも、コロナが疑われる症状が出たら、黙って部屋に寝かせてどこにも連絡や相談をしないということが現実に起きているようです。1週間以上も家族がそのために自宅に缶詰めにされると、現役の人は学校も会社にも行けず、買い物にも出られなくなるからです。
おそらく感染者はその数倍、毎日数十万人が感染していると思って間違いありません。控えめに見て仮にそれが3倍として、6日間が他人に感染させるとすると、日本では現在180万人が感染力をもっていると想像できるのです。確率で言えば50人に一人はコロナ感染中であり、接触すればうつされる可能性が高いのです。「人を見たらコロナと思え」であります。
重症化率が低く死者も少ないとはいえ、絶対的な感染者数が過去最大のレベルに達しているので、毎日沢山死んでいます。あなたが無症状でも、あなたが映した人が重症化しないという保証はありません。だから、感染しない様感染させないようにみんなが最大限注意すべきなのです。
ところが、昨日は町内で大門稲荷の初午祭がありました。極め付きの重症化リスクが高いじじい10名ほどが狭い大門の座敷に座り、朝9時から祝詞が始まりました。お祭りは20分ほどで終了し、お神酒を頂戴して散会、かと思いきや刺身に乾きもの、ビール、ハイボールが出されて酒盛りが始まりました。
ワタシは、普段やることが山ほどあって車の運転もするので、ビールに口をつけただけで30分足らずで退出しましたが、LINEのやりとりで、昼過ぎ1時まで飲み続け、さらに寿司屋やら居酒屋をはしごして夕方4時過ぎに「只今終了」とのコメントが届きました。80歳近くなっても7時間飲み続けるのが祭り男たちの矜持なのです。
長老たちの半数はすでに3回接種を終え、「あんなもの酒飲んでたらうつらねぇ。」「風邪みたいなもんだろ、おれなんか多分もう何回も感染して抗体が出来てる」と意に介さないのであります。さすが、漁師町の地元「須賀」の男たち(笑)、彼らが長く御神輿を担ぎ神事に関わってきているのです。
そういえば、年寄りで固めた自治会連合会でも周年記念行事の出席確認の連絡が入り、来週行われる「公民館祭り」にも目玉の展示物があるので挙っていらっしゃいとLINEが来ております。オミクロンなどどこ吹く風、神様がバックにいるので何も怖くないのでしょうね。
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