植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

なかなかこんな生活は無い いくら働いても無給(笑)

2023年03月05日 | 日記
昨日も5時起きでありました。夜9時半頃に就寝するのでいきおい早朝にお腹が空いて目覚めるのです。ワタシには休日はありません。365日、有給休暇はおろか土日・休日も無く給料は8万円ですが、これは家内が生活費に組み込むのでワタシには入って来ません。

すぐに朝ご飯、薬を飲んで30分ほどツムツムをやったら仕事場へ出動。そこはコンビニの2階の篆刻部屋・屋上には温室とメダカプール、周囲がマイガーデンとなっております。

最初の仕事が3日前に仕込んだぼかし肥料を混ぜる作業です。有機材に発酵促進剤と水を少々混ぜ込んだものを毎日かき回して酸素を送り込み、偏って溜まる水気を分散させます。この時期になると気温が上がり、発酵熱でおよそ60℃ほどの熱が出ます。発酵と腐敗は隣り合わせで、少しでも水分が多くなると腐って悪臭を放ちます。容器の底に水が多くならないようよくかき混ぜ、水蒸気が空中に抜けるように蓋の調整もします。今のところ順調であと数日続ければ出来上がりです。

それから、このブログを1時間半で書き上げ、頼まれている篆刻印の仕上げに掛かってます。篆刻はあまり時間をかけても仕方ないのです。印稿をきちんと書ければ、後は一気に彫り進めます。30分か1時間で粗彫りを終えます。ここで、なんとなくしっくりいかない、あるいは石自体の彫り心地が悪いとか脆いとかが分かると1からやり直します。これはダメかなぁと思いながら印刀を進めてもいい印は出来ません。諦めよくやり直すことにしております。これらの作業にも基本収入はありません。夏場になれば花屋さんからメダカを納入して、と言ってきますが、これは容器代とエサ代に消えているのでほとんどタダ働きであります。

これが終わるとメールやラインのチェックと返信をしました。次に待っているのがメダカのプールの水替えであります。冬場は半分冬眠状態になるので餌もあまりとらず水底にじっとするのですが、この冬は寒暖差が激しく、プールに氷が張る朝は少なかったので、ここ3か月間かなり餌を欲しがって水面に上がってきました。

通常なら水替えせずに冬越しするところですが餌を食べるという事は糞もして水質悪化が避けられません。真冬に1,2度水を替えましたが、春になって先週あたりから、順番に10個ほどのメダカプールの水替えをしているのです。

まだちょっとお昼には早いので懸案のマイガーデンの草取りに掛かりました。とりあえずはバラなど鉢植えの植物群の除草です。冬の間でも雑草だけは蔓延って来るのです。鉢植え・ポットの土は耕すことが無い分徐々に固く締まってきます。本来ならば春先に一旦取り出して「鉢増し」つまり一回り大きい鉢に植え替えし、新しい土と入れ替えるところなのですが大小合わせると100以上ある鉢植えを一辺に取り換えるなどは不可能であります。

なので、表面だけでなく深さ5~10㎝くらい指を差し込み土を起こしながら雑草を根ごと除きます。ここで大事なことは土中にヨトウムシやコガネムシの幼虫などの害虫が潜んでいないかのチェックと植えている植物の根を傷めない事であります。雑草を除いたら培養土やたい肥、固形肥料などを加えた奇麗な土を足します。鉢植えは知らないうちに土が減っていくのです。根が回ってぎちぎちになっているのは当然大きな鉢に移しました。

これでようやくお昼ご飯。しかし、およそ20分で終わらせたらすぐに午後の部に入ります。なんせ忙しいのです。
午後はいよいよ20坪ほどのメインのローズガーデンの草むしりとゴミ掃除に掛かりました。道具はねじり鎌、先にゴムがあててある作業手袋をして、バラの根元は手を突っ込んで雑草を抜きます。枯れ枝や引っかかっているゴミなどを書き出すのも両手なので、バラの棘などで手袋をしていても傷だらけであります。ほとんど四つん這いで匍匐前進しながら除草し、バラとバラの間・通路など広くなっている所には、ねじり棒でがんがんひっかいて土ごと篩にかけます。

草刈り草むしりがひと段落したら周囲の低木などの「ひこばえ」などを剪定し壁際のゴミ拾い、小石の除去などやることはいくらでもあります。こんなことを3時間ぶっ続けで、気が付けば夕方4時。今度は地元神社の春の祭礼の準備があって、紅白のしめ縄作りと評議員の会議が待っていました。作業途中に思い出したのが家の菩提寺であるお寺の用事で、世話人を引き受けたばかりでもう「法要」の案内を頂きました。持参するものが「数珠に輪袈裟と法被」(読めますかww)。数珠しかないのでどうするか聞きに行きました。

そうこうする間に会議が始まり、すぐにお待ちかねの「酒盛」でありました。神社の評議員は町内でも古参の方が多くいろんな役を掛け持ちしています。自治会の話もすぐに始まりました。乾きものと缶ビールと言うささやかな酒宴ではありますが、日本酒や焼酎のストックだけは大量なのですぐに皆さん酔っぱらってきます。御神輿担ぐ人たちは大酒飲みが必須条件らしいです(笑)

ワタシは朝が早いので、中締めが終わったのを見計らって中座しましたが、それでも夜9時。

なんでしょうね。
春になったら毎日がこんな目の回るような忙しさで、様々な行事・会議が続くのです。今日はこれから自治会の役員選出。明日はワタシのオフィス兼作業場の建物の点検に、当初の建設業者が来ます。明後日は午前中がマッサージで午後から歯医者の予約、亡くなった方の家に香典も・・・・ 。
合間をぬってやりたい草刈りは、まだ30坪ほどが残っています。

若い頃、こんな歳になって、1銭にもならないことで丸一日動き回っている自分の姿など想像もできませんでした。
しかし、冠婚葬祭は世の常でもあります。頑張れるうちは頑張る、頑張れなくなったら頑張らない、それでよかろう、そんな(損な)役回りの歳なのかと諦めるしか無かろう、と思うのです。

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