4年ぶりの再会が「偲ぶ会」になった

このところ気候が不安定で寒く、雨模様であります。それでも、先日作った干し柿は1週間ほどで柔らかくなり、昨日試食したら大層甘くて美味しいものでありました。このままもう少し天日にさらしておけば今度は色が濃い茶色になり、固く保存に適するようになるでしょう。

私はと言えば、相変わらず忙しく、昨日は書道教室、一昨日は昔の仲間と旅行の反省会。病院に行ったり床屋に行ったり、まぁやることが多い。今週は今日過去に勤務した金融機関の支店OB会、月曜日には友人の韓国人夫妻が訪ねてくるし、マッサージの予約・ゴルフなどほとんど毎日のように用事があります。昔からよくしてくれる横須賀に住むお姉さん格のおばちゃんが鰻を分けてくれると連絡がありましたが、自分の多忙に加えて体調不良も続いているので、せっかくの好意ながら泣く泣くお断りいたしました。その日だけ予定が無かったのですが、せめてその日位は完全休養日にしたかったのです。

さて、荒れた天気が懸念される本日は、前述の様にちょっと大きなイベントがあります。20年近く続いている支店のOB会であります。明るく部下思いの支店長を支店の仲間が慕って、一年に1回集まって賑やかにパーティを行っていたのです。不肖ワタシは、その会の幹事扱いでずっと準備に携わってきたのです。

ところが、3年前に突如始まった「コロナ禍」、これで会の開催が出来なくなり、はや4年のブランクが生じてしまいました。その間に、先輩や同僚だった娘さんが若くして亡くなり、さらに肝心の「元役員支店長」が昨年とうとう逝去されるという事態になりました。

そこでどうするか、コロナの制約が緩やかになり様々な行事が復活、街でマスクをする人も減ってきました。OB会の幹事など準備会の仲間10人で相談して「偲ぶ会」を行う、という決断に至ったのです。亡くなった3人を追悼し、4年ぶりに昔の仲間に集まってもらって旧交を温める、近況報告し合う、といった目的になります。

そうして3か月ほど前から準備を始め、メンバーに開催の連絡をし、ようやく本日開催に運びとなったのです。以前は最低でも50名以上集まりましたが、今回はおそらく27名となるでしょう。これから増える要素はあまりありませんね。来年以降の存続の可否を諮ることにするつもりです。

ワタシも、いきがかり上、乾杯の音頭ならぬ「献杯」の発声を頼まれました。普段土にまみれ、手は墨で汚れ、篆刻刀で傷だらけの手の小汚いおじさんであります。一日一度も自分の姿を鏡に映すことも少ないのです。それで、さすがに先日美容院に赴き髪の毛をカットしてもらいついでに白髪を染めました。ぱりっと、よそ行きの身なりででかけないと失礼に当たりますからね。

ということで、これから室内の植物に水やり、メダカに餌をやったら家に戻って着替えて出かけることにいたします。まだ一度も袖を通していないふた月前に買った上着があるのであれにしよう。

皆様よい一日をお過ごしください。

それでは