植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

傍若無人な振舞の小鳥たち 人間の都合など知るか

2020年10月13日 | 動物
 羽虫が飛んでおります。朝夕には凶暴化した蚊、アブラムシもそこここに浮遊しております。本来ツバメが食べてくれればありがたいのですが、残念ながら夏以降は姿を見せません。代わりに、こいつら捕食するのが蜻蛉でありますな。

「赤とんぼ、羽根をとったらアブラムシ(ゴキブリ)」と歌われたアキアカネが飛んでおります。こないだまでシオカラトンボも飛来してきました。多勢に無勢で、蚊もアブラムシも自由に飛び回っています。かといって、沢山の蜻蛉を呼び寄せたり繁殖させるわけにも行きません。

 蜻蛉の幼虫、「ヤゴ」とよばれますが、これは水中に産卵されたた卵から却って、トンボになるまでの間水中で過ごすのですが、その餌はオタマジャクシや小魚・幼魚であります。
 つまり、メダカの天敵なのです。ウチの屋上に置いたメダカプールは20個ほどありますが、これにうっかりするとヤゴが侵入するのです。田舎の兄の話によると飼っていた十数匹のメダカが一冬で全滅したそうであります。というか、みんなやられる前にヤゴを駆除してね(´;ω;`)

 今までも、何回かプールの水の入れ替えで見つけました。数日前もでかいのが一匹。上からざばざばと水を足して少しづつ入れ替えするという手抜き管理だと、見過ごす可能性が高いので、やはり定期的に洗浄してチェックしないといけませんね。

 ともあれ、トンボは「敵の敵は味方」という理屈は通用しませんなぁ。

 もう一つ、庭の金木犀やマルベリー(桑)などに、毎日見かけるのが、シジュウカラであります。ワタシの財布と同じ、「始終 空」ですね。
大概は仲良く番(つがい)でやってきます。ツィピーツィピーなどと賑やかに可愛いさえずりが聞こえます。その目的は、ワタシが木陰に置いた水盤での水浴びと、葉っぱに付いた「葉巻虫」の食事です。これも、大量の虫の数には追いつきませんが、ウチのガーデンめがけて飛んできます。仕方がありません。金木犀にも桑にも殺虫剤は撒かないでおきます。彼らのために、餌を駆除せずとっといてやるのです。

 桑の木は成長が早く、みるみる巨木になります。 蚕がむしゃむしゃ食べるくらいなので、他の蛾の幼虫も好んで食べるのでしょう。ワタシは、真夏の日よけと栄養価が高い「マルべりー」収穫の目的で植えたのですが、うーーん、切っちゃおうかな、と思案中です。大きくなりすぎる、今年は不作でほとんど口に入らなかった、カラスやムクドリが食べに来る、という悩みがあり、目的とのギャップが大きいのでありますな。

 とりあえず、この冬は背丈まで強剪定してみようと思います。もし枯れたらそれまでのこと、新梢が伸びて低い位置で桑の実が獲れたら、それも良し、といたします。

 まもなく、メジロもやって来るでしょう。彼らのお目当ては、ウチの柑橘類です。鳴き声も姿も可愛らしく家で飼いたいほどなのですが、案外悪さをいたします。柚子、はるみ、せとか、不知火などの柑橘類を10本ほど植えておりますが、黄色く色づいて甘くなった頃を見計らってコッソリと穴をあけて、一日で食べてしまいます。ヒヨドリかと思って、防鳥ネットを張ってましたが、犯人はメジロ、小柄なこいつらはまんまとすり抜けるのです。

 今年は、不知火やせとかが大きくなって順調なんですよ。やむを得ずもうすぐ袋掛けをすることにいたします。菜園と果樹をやっていて、毎年、鳥や害虫たちの食べ残し、おこぼれを頂戴するのは懲り懲りですな。

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