植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

淀んだ水は濁る 今度の選挙で清くしよう

2024年10月23日 | 時事
今月27日に国政選挙があるそうです。
前内閣の岸田総理が、突然総辞職することになりました。その原因が「裏金問題」にあるのは明白であります。
裏金問題とは、自民党の各派閥で行われる政治資金パーティーの収入の一部を主催した議員が申告していなかったとか、派閥の親分から与えられたノルマに応じてキックバックがあったのに申告しなかった、といういささかセコい話です。こんなことは何十年も前から行われていたことでしょうし、実際は全部の派閥に及ぶに相違ありません。

これは、特に安倍派が顕著だったと報じられていますが、この手の問題はおそらく自民党の派閥すべてに通じる「脱税」で、これを真面目に調査し始めたらその多さで収拾がつかなくなることを懸念した自民党と岸田さんが、慌てて目先を変えるために岸田内閣も辞職したという流れに見えます。後を引き継いだ石破茂総理も、事前に書かれたシナリオに乗って、衆議院を解散し裏金議員を直接処分せず、選挙の中でうやむやに片づけようというとしているようにしか見えません。

石破さんは総理になったばかりで、衆議院を解散しました。裏金問題を争点にしないで景気浮揚や税金の使い道を中心に、支持層である古くてかたくなに自民党を支持する保守層頼みの選挙を今度も目論んでいるのでしょう。

戦後の政治が自民党中心 であり、政権が安定していることによって日本が安全で安定的な経済成長を遂げたことは否めません。だからといって自民党一党政治によって、例えば役人・公務員の身分と収入が安定し民間の個人がその分割を食っているとか、自民党支持の地方公共団体に国の予算が重点的に配分されるといった傾向が見て取れます。

今のジリ貧の日本の経済や国民生活も、自民党一党政治の負の部分が出てきていると思えてなりません。ワタシは記憶しているだけで、自民党に投票したことはありません。淀んだ水は濁る、その言葉の意味を考える時やはり政治も動かないと濁ってくると思うのです。 政権が変わりお互いに真剣に日本の将来を考えながら政治を動かすことによって、いつまでも水が濁ることなく清新な国であり続けられる、と考えるのは理想論でしょうか?

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4 コメント

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Unknown (p)
2024-10-23 09:56:55
やり方は納得出来る訳ではないけど、何処でピリオドを打って、選挙でリスタートしたいのだろうが、選挙結果はどうであれ、自民党は茨の道を進むのだろうなぁ~‼️
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Unknown (通りすがりの石好き)
2024-10-23 10:33:57
自民党を保守政党と思っていた時期が私にもありました。かといって野党にもその受け皿があるのかどうか。。。
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Unknown (matyu)
2024-10-23 11:21:03
> p さんへ
> やり方は納得出来る訳ではないけど、何処でピリオドを打って、選挙でリスタート...... への返信
コメントありがとうございます。毎回選挙の度に思う事ですが、最後はやっぱり有権者次第、見る目を養い、安易に投票しない事でしょうね。
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Unknown (matyu)
2024-10-23 11:42:47
> 通りすがりの石好き さんへ
> 自民党を保守政党と思っていた時期が私にもありました。かといって野党にもその...... への返信
野党が人不足なのは明らかですよね。でも、経験しないと成長しないし。大きな組織でも実際には少人数の優秀な人が決めるというのはよくある話です。
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