今朝は普段より1時間近く遅い、5時半に目覚めました。大体前夜の20時過ぎに「睡眠導入剤」を飲んで布団に入り、きっかり6時間後(深夜2時過ぎ)に一度目覚め、それから何度か寝たり起きたりしながら、最終的に4時半前後に起床となります。
1時間もゆっくり寝てられるなんてなんてラッキーなんだろう、と思うのです。基本無職で、一日中好きなことをやっていいことになっております。そんなに早起きする理由は無いのですが、朝4時過ぎて布団の中でなにもしないまま一時間を過ごすのがもったいないので、それ以上寝るのをあきらめて5時前には朝食を終えるという毎日であります。
では、なぜ今朝5時半に目覚めたか、これは入眠時間が遅かったからであります。布団に入ったのが20時15分、しかし訳があって眠ることが出来ず21時すぎまで起きていたのです。結果深夜に一度目ざめるのが1時間遅れとなり、起床もそれだけ遅くなったというわけです。
昨夜はいささかスリリングで刺激的な1時間だったのです。それは毎日継続的に取り組むことになった「石印材」のオークション、ヤフオクであります。
いつも大体20件ほどの出品をしております。金・土曜日に落札日とならないよう週4~5日に割り振っています。昨日は、そんな中4件が入札期限で、夜8時台にエンドが来るように登録しています。
その4件の中に、自分では最も希少性があって価値のある古印を出品したのです。それが雅号「完白山人」作の姓名印・雅号印二顆セットでありました。完白山人をネットで調べるとウィキペディアで真っ先に「鄧 石如 」の号と出てきます。 石如先生は中国清の時代で、最も優れた書道家・篆刻家と言われているのです。件のセットは、もとはヤフオクで入手したもの(さほど高価では無かったかな・・・)
ワタシの出品した「完白山人」が真正のものだという保証があれば、当然びっくりするような高値がつくと思います。歴史的遺品であり芸術的にも高い「骨董品」ですから。しかし、こうした出品物には摸作・贋作が多いのも事実です。ワタシは、当然本物と信じておりました。石は黄芙蓉石か田黄石で、細かな細工が施されている印材です。また刻字された印影がのびのびして迫力を感じるものでありました。
それで、偽物扱いされないよう最低落札価格4千円をつけて出品したのです。
その後、6人のウオッチがつき、数日前に4千円の入札がありました。(最終日より前に入札があるのは珍しいのです)。そして当日(昨夜)、8時前から入札が増えました。こういうのをじっくり見たのは初めてでした。カウントダウンがはじまり、残り数秒になると高い札が入る、それが4,100円→4200円→4500円と上がって、いきなり14,100円となったのです。20時10分頃の終了予定時間は、ぎりぎりになって高値の入札が入るため30分近く遅くなりました。
で、最終落札額が14,600円に決定しました。
うーむ、これって、本物にしては安い気がするし、偽物ならずいぶん高い、という金額ですな。それでも割り切って、喜んでおります。自分が抱え込んでも仕方ない骨董品・文化的財産かもしれませんから、もっと学識豊かな方に引き取られるなら良しとしましょう。
因みに、当日最終日であった石印材は4件、そのうち3件が見事落札となり、3本合計20,650円で売却できます。有難いことです、これからその一件の発送をいたしましょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます