ワタシは自分の携帯へ掛かってくる電話のうち、携帯に登録されていない電話番号が表示される場合(名前がわからない人)、電話に出ない事にしています。普段やり取りしている仲間や知人ならば、お互いに電話番号を教え合い、携帯に登録するわけですから知らない人が、ワタシの電話番号を知って電話してくるはずがないのです。
ちょっと前にその相手の電話番号10件を控え、ネット検索でしらべたところ「NTT」をかたって光回線への加入を勧める、「docomoコンサルティング」と名乗って料金プランの見直し、などを始め電力会社の切り替えやネット回線切り替え・プロバイダー加入など、どれも怪しげで胡散臭い勧誘電話でした。ネットでは詐欺電話と断言する人もいたのです。
こうした電話は、過去に一度でも電話に出て話を聞いたことがある番号は詐欺・個人情報収集の関係者間で情報共有(個人情報の売買など)されるようです。実際の所、数年前ワタシもそうと知らずに電話に出たことがあるのです。もし一度でもそうした電話に出て、勧められるままに契約したり、詐欺に引っかかって金品を騙したられた人の情報などは、最上級の詐欺対象相手先として裏社会の人たちは挙って群がるでしょうね。
こうした詐欺的営業電話よりもさらに悪質なのが詐欺メールであります。通常の電子メールに紛れてほぼ毎日1通の不審メールが届きます。その大部分は実在する企業・金融機関の名前をかたって信じ込ませようとします。そうしたメールには必ず色が変わった文字やネットのアドレスになるアルファベットが仕込まれていてその場所をクリックするよう促し誘導します。残念ながらここから先は想像の域を越えません。臆病なワタシはそうしたリンク先まで行くのを恐れてクリックしないからです。ただ、明らかに妙に感じるのは表示が「https://○○○○○.com」みたいなリンク先で、そこにちゃんとした企業名が英語で書かれていないことです。これが最終判断材料です。
こうしたメールは①メールの相手先に届くか?から始まり②相手(つまり一般利用者)が警戒心が薄いか強いか ③クリックした相手からはそのメールアドレスの持ち主が詐欺対象としてもってこい。 ④金品を詐取出来ないまでも、名前や電話番号そして「パスワード」を入力させるだけでも有力な個人情報となり得るのです。
ワタシの所には専ら金融機関が多数メールを寄こします。おそらくどこかでワタシのメアドが漏出したのでしょう。大手都銀から始まって、三井住友カード 楽天カード、JAネットバンク 、ETC利用照会サービス 、労働金庫 、全国信用金庫協会 と手を変え品を変えメールを送ってきます。ワタシは勿論自営する会社も、農協にも労金にも・信用金庫にも過去からずっと遡っても口座開設や取引はありません。
取引の無い団体ながらそれらしい名前で、半ば脅し文句で「口座を凍結する」とか「登録を解除する」とか言ってきます。解約・凍結されたくなかったら下記のリンク先から入って手続きして、と促します。本当に大事で、相手の信用にかかわるようなことがメール一本で済むはずも無いのです。
その過程で個人情報を盗み取られ、知らない間にその個人情報が悪用されるというパターンであります。今の世の中、人の心や行いを正しくまともだと思って信用するという人がまだ大勢いると見えて、新聞やテレビで巨額のお金をだまし取られたという事件が後を絶ちません。
世の中身近ないたるところに落とし穴がある。
知らない所からの電話には出ない(未登録先)
知ってる人(関係ある取引先含め)以外のメールは見ないで削除する
これを徹底して欲しいと思うのであります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます