小さな親切大きなお世話

昨日、当地湘南平塚でも霜柱が立ちました。この冬になって初めてかもしれません。ジャガイモの葉っぱが萎れるので、収穫ですよと知らせてくれました。

朝は、早いのです。体調不良が続きここのところ夜も目を開けていられないので、8時過ぎには就寝、すると大体朝4時には目覚めてしまいます。何も早起きしなくてもいいのですが、目覚めて布団の中でモソモソしているのが「時間の無駄」と考えてしまいます。

そして真っ暗な中、5時過ぎには自分の作業場があるコンビニの2階に出かけるのが日々の習わしで、そこは土日も祭日も関係ありません。昨朝、お店に付いたとたん地面がキラキラ光るのを見つけました。来店する車のライトに反射しているのです。コンビニの駐車場でガラス瓶が割れてガラスの破片が散乱していたのでした。そこにたまたま軽乗用車が来てバックで停めようとするので、慌てて「そこはダメ！ガラスの破片がある」と他の所に移動するよう声をかけました。ついでに箒と塵取りでガラスを片づけました。

ワタシはコンビニの経営者でも使用人でもないので、何か手伝ったり掃除をする義務も義理も無いのですが、一応賃貸しているので、外回りのゴミ拾いと緑地帯の草取りなどを毎朝やるのが日課なのです。

倅夫婦から、以前土佐の手漉き和紙で作った名刺用の紙があったのです。来春、先般加入したばかりの書道の会派「墨渚会」の新年親睦会に誘われました。初めての方に渡すための名刺はやはり「手作り」が良かろうと思って、名刺作りを始めたら、愛用の「ぺんてる筆ペン」が見つかりません。探すより徒歩5分のホームセンターに行った方が確実なので9時半に行きました。

すると入り口のそばでオジサンが硬貨を落とすのが見えました。探しているオジサンのそばで、先に見つけたのが10円硬貨でしたので拾って渡しました。

それから店内で筆ペンを2本買い、レジに並んだら前のお爺さんがもたもたとお金を払って幾つかの品物をレジ係のおばちゃんに袋に入れて貰っていました。その時、お腹の前あたりに買ったばかりの電池が置き放しなのを見ておりました。案の定お爺さんはそれをそのままに帰ろうとするし。レジのおばちゃんも気づいていませんでした。それで、ワタシがお爺さんに「忘れてますよ」声をかけて引き返してもらったのです。

そして、ジャガイモを掘りました。今年は植え付けが遅かったので不作というか十分に成長しないままに収穫期になってしまいました。やはり掘り上げても数が少なく大きさもかなり小さいものが多い。まぁ仕方ありません。お隣に時期遅れの柚子とロマネスコとジャガイモの抱き合わせで、ブロック塀越しに差し上げました。コンビニでいつもご迷惑をかけているのでせめてもの贈り物なんです。

そうしてようやく、名刺も出来て、息子たちの気が利いたお土産に込めた思いに答えることができました。

そんなわけで、それなりにささやかながらも周りの方には「親切」めいたことが出来たのです。相変わらず気が塞ぐ日々ではありますが、若干気を良くした一日でありました。

「人には優しく、己には厳しく」

ともあれ「メリークリスマス」であります。