植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

家庭菜園 楽じゃないけどやめられませんなぁ

2020年10月20日 | 植物
5年ほど前から、日記(といってもデイリーノート、大型の手帳に簡単なメモを残すだけなのですが)を付けるようになりました。お天気、出かけた先、ガーデニング内容、植物・野菜・果樹の変化などを書き留めただけのもので、農業日誌というべきでしょうか。

 これが、あとで役に立つのです。もはや、自分の記憶力は頼りにならないのです。野菜やスイカなどの植えた時期と結果が分かります。買ってきた果樹や花苗、多肉植物などは名前が分からなくなるとこれを引っ張り出します。あらぬ嫌疑を受けた時のアリバイにもなるし、もしコロナに罹った時はいつどこで貰ってきて、その後濃厚接触者が誰だったかも見当がつきますね。

 ここのところあまりに雨が多いので、これをパラパラ見ました。今月になってからというもの、ほとんどが雨か曇りなのです。秋晴れは3日だけでした。気温も低く大体1ケ月ほど先の寒さなんだそうです。今朝も12℃でした。

 農家さんは、大変だろうと思います。ただでさえコロナで飲食店向けの販売が落ち込んで大打撃だというのに、梅雨の長雨、猛暑と日照り、そして秋雨であります。ハウス栽培にしても、日照不足は野菜の生育に悪影響ですし、加温する燃料代も馬鹿になりませんね。

 恐らく、夏から続く野菜の高値は当分収まりそうにありませんね。実際うちの菜園も、何とはなしに勢いがありません。それどころか、白菜は巻く気配がありません。天候不順のせいか、あるいは植え付け時期を誤ったか。結球しなければ固くて食べられません。もう1週間ほど様子を見てダメなら、全部の葉っぱが固くなる前に若葉だけでも収穫して食べようと思います。

 それから大根であります。3週間ほど前に種をまき、やっと葉っぱが広がってきました。間引くのを我慢し大きくしてあります。そして待望の間引きをいたしました。「うろ抜き大根」であります。こいつが超絶美味なんです。
 白く細い根と葉と茎全部みじん切りにし、さっと塩でもんで味の素と醤油で味付け。以上で出来上がり、炊き立てご飯にたっぷりと混ぜていただく「菜飯」、おかずなど要りませんよ。


 お隣さんにも家人にも好評なので、先日空いている果樹コーナーの隙間に、余った大根の種を適当にまきました。畝や土作りは省略、うろ抜き大根用ですから。これがあるので菜園は止められませんね(笑)。
 
 お百姓さんは、実は一番おいしいものを食べているんです。掘りたて茹で落花生、もぎたてキュウリ、あさどりトウモロコシ、どれも現地でしか味わえない格別な美味しさです。農業は、作業も大変、お天気次第で出来の良しあしが左右されますが、それなりに楽しみもあるんですね。中には出荷用と自宅用に分けて栽培する農家さんもいると聞きます。

 

 ニンジンやジャガイモ、玉ねぎ、ブロッコリーなどもなんとかかんとか成長しています。ただ、雨のせいで、消毒やら害虫駆除などの作業がほとんど出来ておりません。ブロッコリーやキャベツには食害の後がはっきりと出ています。犯人は、モンシロチョウの幼虫(アオムシ)とヨトウムシの幼虫です。幸い、本日は朝から青空が広がり、お日様も顔を出しています。

 こんなことをしている場合ではありません。これでメダカの世話をしたら外仕事。今日は徹底的に「葉物」の虫取りと草取りを断行いたしましょう。無農薬有機栽培は、手間がかかりますし、見た目も悪いのです。しかし売るでなし、安全安心で自分の口に入れるのですからなんてことないのです。

 

 



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