基準が高い人ゆえの苦悩……
私には、想像し切れない。
ただ、祈るだけ。
「まだまだやれる」と彼がほくそえむのを。
それだけの結果が出るのを……
打席に入るたび焚かれるフラッシュ。
本当に邪魔じゃないんだろうか?
……なぜ自分にだけ焚かれるのか、
その理由を考えれば、邪魔とは言えない。
でも、それ以上に、
そんなことを不調の理由にしたくないんだろう。
「目に入ってくると厄介」と自ら認めるフラッシュ(の光)を、
「もっとやっていただきたい」と煽る、その精神力……
自分が思い通り打てないとき、
これほど強くいられるところにも心を打たれる。
プロフェッショナルの意味を、
あらためて考えさせられた。