ASIAの独り言

   

日本代表、頑張れ!

2009年03月09日 03時47分00秒 | スポーツ



イチローの調子が戻ったわけではない。
その証拠に、
たった一度の三連続安打で騒がれている。
もちろん、
また打てなくなる時期が来るかもしれない。

要は、まだ不安定な状態ってこと。

じゃ、日本代表には要らない。
状態の安定した他の野手を残して、
イチローを落とすべきか?

答えは、NOだ。

およそ勝負事である限り、
その勝率を、
極力落とさないよう努めるのが必須。
個々の戦力を冷徹に分析し、
あらゆる場合を想像して、
最も勝てる組み合わせを考えるのが当然。

イチローは、
打てるだけでなく、走れて、守れる選手。
日米通じて499盗塁の走塁と、
日米通じて15年連続ゴールドグラブ賞
(日本はゴールデングラブ賞)の守備、

……これらが戦力として必要なのは、
子供でもわかる理屈。
仮に一本も打てなくたって、
走塁と守備でお釣りがくるくらい、すごい戦力だ。

それを枉げて不要と考えるのは、
本気で勝つつもりがない人だ。
キャラクターとか発言に対する印象など、
つまらないことに囚われて、
一番大切なことを見失っている。
こういう、噂話レベルの些事は、
週刊誌やワイドショーが好んで扱う。
その程度の浅いゴシップごときで判断力が鈍ってるなんて、
全くもってお気の毒さまだ。
本末転倒も甚だしく、
見苦しいことこの上なし。

もちろん、
連覇が出来るかは、終わってみなくちゃわからない。
でも、イチローが、
そのために必要な戦力の一つであることは間違いない。

前回のとき、
アメリカに負けて落ち込んでるチームメイトを、
焼肉決起集会で鼓舞し、
士気を高めたことは、ただの美談じゃない。
それだけ勝利に凄まじい執念を持つ、
恐るべき選手がいる、ということ。
そういう選手に、
誰も達成出来ない、記録を生む力が備わっている。

……彼を含めた日本がどう戦うか、見所は結果だけじゃない。