体脂肪率ひとケタの身体で全力疾走し、
勝機、危機、コンマ何秒の単位で移り変わる戦況の中で、
瞬時に判断し、全身全霊傾けて戦い抜いた人の気持ち……
……私になんか、わかりっこない。
ただ、目が離せなかった。涙が止まらなかった。
「お疲れさま」なんて言葉すら、かけられない。
そんな言葉が届くところに彼はいない。
ましてや「感動をありがとう」なんて手垢まみれの言葉、
最早ブーイングと変わらないレベルの無意味さでしかない。
なのに、結局、他の言葉が見つからない。
無理矢理見つけるほどにも、心が落ち着けていない。
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