ASIAの独り言

   

夢のような現実を夢見て、いざ、観戦!

2006年06月23日 02時44分00秒 | スポーツ



NHK、粋な計らいだね。

『その時歴史が動いた』で、
ベルリン・オリンピックでの、
日本代表サッカーチームの活躍を見せてくれた。

最後の釜本選手の言葉が泣けた。

「……強くなろうとすることは苦しいことです……」

そうなんだよね。
今、日本代表は、とってもとっても苦しい真っ只中。
それはもう、半端じゃない辛さだろうと思う。

 十年前、草サッカーの試合に出たことがある。
 一応、公式試合。
 メンバー足りないからよろしくってことで、着けた背番号“11”
 カズと同じだ。よし、ハットトリックやっちゃおう!
 ……任されたのは、ディフェンダーだった。
 とにもかくにも、試合開始。
 7月の陽射しは厳しく、みるみるうちに体力を奪っていく。
 相手が責めてきた。距離を保ちつつ、パス・コースを切った。
 一瞬かわされた。大丈夫。このくらいなら、すぐ追いつける。
 ……のはずなのに、私の身体だけがスローモーションになった。
 明らかに抜かれた。失点にこそ結びつかなかったけど、守備失敗だ。
 脚が重い。上半身がボンドで固められたみたいにガチガチ。
 走っても走っても、走れていない。意識はしっかりしてるのに、視界が狭い。
 照りつける太陽が眩しいのに、視界が暗い。
 何度気合を入れ直して水分補給しても、戻らない。
 いつもなら余裕で届くボールに、脚を伸ばしてスライディング。立つのがのろい。

この間の2試合、
私なんかと比べたら失礼なのは重々承知で書くけど、
あれは動けなくなっても止むを得ない、とも心のどこかで思っていた。
気持ちではどうにもならないレベルの疲労だったのかもしれない、とも思う。
プロならそれでも……っていうのは、別の問題。
今、そんなネガティヴな問題追及に使うエネルギーは無い。

今回、あんなに厳しい陽射しは無い。
気象条件さえ味方につければ、力を発揮出来る。

健闘は祈らない。
大量得点での勝利しか祈らない。
当たって砕けてほしくなんかない。
「こんなまぐれチームの、ラッキーなトーナメント進出は、他の国に失礼だ」
って、非難轟々、蔑んだ注目を浴びてもいいから、勝ってほしい。
自分たちのサッカーをしてほしいなんて思わない。
(報道ステーションでの、福田さんの熱い思いには胸を打たれたけど・涙)
カッコ悪くても、汚くても、退屈でも、ヘラヘラ笑ってても、
……もう何でもいいから、勝ってほしい。

ガンバレ、ニッポン!




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