NHK、粋な計らいだね。
『その時歴史が動いた』で、
ベルリン・オリンピックでの、
日本代表サッカーチームの活躍を見せてくれた。
最後の釜本選手の言葉が泣けた。
「……強くなろうとすることは苦しいことです……」
そうなんだよね。
今、日本代表は、とってもとっても苦しい真っ只中。
それはもう、半端じゃない辛さだろうと思う。
十年前、草サッカーの試合に出たことがある。
一応、公式試合。
メンバー足りないからよろしくってことで、着けた背番号“11”
カズと同じだ。よし、ハットトリックやっちゃおう!
……任されたのは、ディフェンダーだった。
とにもかくにも、試合開始。
7月の陽射しは厳しく、みるみるうちに体力を奪っていく。
相手が責めてきた。距離を保ちつつ、パス・コースを切った。
一瞬かわされた。大丈夫。このくらいなら、すぐ追いつける。
……のはずなのに、私の身体だけがスローモーションになった。
明らかに抜かれた。失点にこそ結びつかなかったけど、守備失敗だ。
脚が重い。上半身がボンドで固められたみたいにガチガチ。
走っても走っても、走れていない。意識はしっかりしてるのに、視界が狭い。
照りつける太陽が眩しいのに、視界が暗い。
何度気合を入れ直して水分補給しても、戻らない。
いつもなら余裕で届くボールに、脚を伸ばしてスライディング。立つのがのろい。
この間の2試合、
私なんかと比べたら失礼なのは重々承知で書くけど、
あれは動けなくなっても止むを得ない、とも心のどこかで思っていた。
気持ちではどうにもならないレベルの疲労だったのかもしれない、とも思う。
プロならそれでも……っていうのは、別の問題。
今、そんなネガティヴな問題追及に使うエネルギーは無い。
今回、あんなに厳しい陽射しは無い。
気象条件さえ味方につければ、力を発揮出来る。
健闘は祈らない。
大量得点での勝利しか祈らない。
当たって砕けてほしくなんかない。
「こんなまぐれチームの、ラッキーなトーナメント進出は、他の国に失礼だ」
って、非難轟々、蔑んだ注目を浴びてもいいから、勝ってほしい。
自分たちのサッカーをしてほしいなんて思わない。
(報道ステーションでの、福田さんの熱い思いには胸を打たれたけど・涙)
カッコ悪くても、汚くても、退屈でも、ヘラヘラ笑ってても、
……もう何でもいいから、勝ってほしい。
ガンバレ、ニッポン!
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