行雲流水の如くに

カジノと日本維新の会ーーー日本の国柄を無視するのか

日本維新の会の代表選が行われている。

しかし政策論争はそっちのけで「非難の応酬」合戦のようだ。

選挙のやり方もひどいもので、ルール破りが当たり前に起こっているようだ。

(馬場氏推薦人の衆院議員が、馬場氏の名前が書かれた複数の支援者の投票用紙をまとめて投函したとか)

松井前代表が、後継に馬場信幸氏を指名したから、勝負はついたようなものだが。

さらに旧統一教会関係の報道の方が耳目を引く。よってほとんど注目されない。

 

旧統一教会騒ぎで陰に隠れたようになっているが、IR(カジノ)も大きな問題をはらんでいる。

横浜は市民の反対でつぶれた。東京の小池知事はカジノにあまり興味がなさそうだ。

そこで唯一確度が高いのが大阪の夢洲案件。

MGMとオリックスコンソーシアムが名乗りを上げている。

 

カジノにはいろいろ問題があるが、最大の問題は「賭博は最大の不道徳」というこの国の伝統を捨てることになる。

飛鳥時代の689年、持統天皇は賭博を禁止した。

それ以来朝廷、幕府、政府と禁止している。

日本維新の会は、そんな伝統は「知ったこっちゃない」ということか。

なにやら選挙の票のために反社会的な旧統一教会と手を結んだ自民党と似ている。

ラスベガスやマカオにも行ったことがあるが、何とも人工的な品の無い街だという思いが深い。

奈良や京都に行けばほっとする。大阪の街だって捨てがたい味がある。

 

あをによし奈良の都は咲く花の 薫(にほふ)がごとく今盛りなり


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