行雲流水の如くに

検察の本命は自民党本部なのか?ーーー河井夫婦買収事件

河井克行・案里夫婦立件に向けて捜査は着々進んでいるようだ。

河井夫婦からもらった側の広島県の県議や市長たちが続々と告白をしている。

下手な田舎芝居を見るようだが、未だにこんなことが堂々とまかり通っていることに怒りを禁じえない。

安倍首相の側近の河井克行議員から「よろしく」と言われたら、それが何を意味するか?

勘のいい人間は「杏里議員を応援する」ことだと思うだろう。

今までは自民党からは溝手議員のみ立候補していたが、2人になれば溝手から河井案里に寝返ろということだ。

 

河井克行議員は昔から「カネを配っていた」らしい。要するに常習犯だ。

今回これだけおおっぴらにやったということは、自民党本部から1億5千万円が振り込まれたからだ。

しかも大部分が政党交付金。国民の税金だ。

 

検察が自民党本部に「ガサ入れ」に入るかどうかは微妙だと思う。

一つには稲田検事総長の月内退任が決まったようなのだ。すでに新聞などで報道されている。

後任は林真琴東京高検検事長と言われているが、黒川検事総長を阻止したことで深追いしないという選択肢もあるのだ。

孫氏が言う、「百戦百勝は善の善なる者にあらず」

 

自民党の方に揺らぎが出始めた。

安倍一強が虚像だとわかり始めたということか。

自民党の総務会で、党本部が河井氏側に1億5000万円を提供した経緯や使途について、説明を求める声が相次いだ。

単なるガス抜きで終わるのか、それとも自民党大乱の始まりか?暫し注視したい。

無所属の中村喜四郎議員曰く、

「党幹部の顔色ばかり気になる委縮した政治家がいくら集まっても何にもなりません。自民党を外から見るととても政治家の顔ををしていない」

 

安倍、麻生、甘利の狙いは、今秋に衆院解散総選挙を打って、一連の疑惑に終止符を打ちたいという、というところだ。

麻生太郎が動いて公明党の斎藤幹事長に根回ししたようだが不調に終わった。

安倍晋三は太田昭宏前代表と会談を持ったようだが効果があるかどうか疑問。

コロナ過の収束が見えない中で、考えることは極めて低次元。

こんな不真面目な考えは早く潰したほうが良いだろう。

 

野党は自民・公明軍に足並みの乱れが生じているので、戦い方によっては勝機が生ずる。

しかし相変わらずまとまりが悪い。すこし「孫子」を読んで勉強したらどうか。

勝つべからざるは己にあるも、勝つべきは敵にあり。     孫子

不敗の体制を作れるかどうかは自軍の努力次第によるが、勝機を見出せるかどうかは敵の体制如何にかかっている


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