行雲流水の如くに

フジテレビ失敗の原因とあれが記者たちの「記者魂」か?

中居正広さんの女性トラブル問題が、とうとう会長・社長の辞任に発展した。

過去の成功体験から脱却できぬまま、時代の変化についていけなくなっていたのだろう。

それにしても時代の風を敏感に察知すべき経営陣が、日枝相談役(87歳)の院政のなすがままだったとは。

日枝相談役の責任は大きい

 

「枯魚河を過ぎて泣く」ということわざがある。

魚の干物が、もと住んでいた川を通り過ぎるとき、人に捕らえられてしまった軽率を泣く、ということ。

そこから人は出処進退を慎重にしなければならないたとえ。

それにしてもマスメディアは、読売新聞の渡辺恒雄元会長をはじめ高齢の経営者が多いのはなぜなのだろう?

意外と古い体質なのかもしれない。

 

「打落水狗」ということわざがある。

魯迅が「水に落ちた犬は打つな」と言ったのだが、毛沢東がこの言葉を逆用して文化革命の時に失脚して処罰された「革命の敵」に、なおも一層徹底的に処罰した。

フジテレビの経営陣が釈明会見を行ったのだが、マスコミ各社の記者たちはここぞとばかりにたたきに回った。

既に勝負のついた相手に対し更なる攻撃を加えないというのが、武士の礼儀。

相撲においても勝負のついた相手に対し「ダメ押し」をするのは品格がないと嫌われる。

 

記者魂は強い相手に立ち向かってこそ称賛される。

「吠えない犬になるな」


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コメント一覧

megii123
なおともさん、こんばんは。
フジテレビに問題があるのはみな認識しているわけです。
しかも退任する役員も反省しています。
それを感情的にたたくのはやりすぎです。
一部の記者の態度は見苦しかったですね。

フジテレビの経営陣は、役員に女性や若手の登用が必要ですね。
そうすれば企業風土も変えられるでしょう。
ご訪問ありがとうございました。
なおとも
@megii123 こんにちは!

私も会見の一部を見て同じ感想を持ちました。何より、質問する側の記者の論旨の分からない質問やグタグダな物言いに呆れてしまいました。この時とばかりに十分に弱り切った相手を完膚なき迄叩きのめそうとする姿から、正義は感じられませんでした。
色々と考えさせられる事件でした。また、楽しみに訪問致します。なおとも
megii123
kenちゃん、こんにちは。
マスメディアの経営陣はもっと若返る必要がありますね。
それと社長、会長の任期制限をすべきです。
アメリカの大統領でも最大8年です。

「接待文化」は、日本の良き文化と言えるのか疑問になってきましたね。
そのうち消えてなくなるかもしれません。
megii123
i1189さん、こんにちは。
一部の記者の発言は品格にかけますね。
もっと巨悪に立ち向かってもらいたいものです。
knsw0805
おはようございます。

記者会見をずっと見ていなかったのでコメントは出来ませんが、中居の行動は論外として結局のところフジテレビ港社長のプレイヤーとして優秀でも、リーダーとして無能であるという一言に尽きるのではと思います。大手企業、政治家、芸能人等々接待漬け、上納の日本の古式スタイルを抜け出せるのかが最大の鍵となると思います。
i1189
おっしゃる通り、強い相手、すなわち政府の巨悪の闇を暴くのがマスコミの使命です。
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