自民党が今のような総裁選挙のシステムを続けていることは大きな問題になる。
高市早苗氏が20人の推薦人を集めるのに四苦八苦していたのに、党員票では1位になった。
世論の動向も石破、小泉が先行し高市とはかなり差があったのにだ。
明らかに自民党員は変質している。
右傾化した党員が自民党を支配し、ひいては日本を乗っ取らないとも限らないのだ。
杉田敦法政大学教授の発言が極めて示唆に富む。(朝日新聞 考朝日
高市さんは党員投票で1位となり、それに引っぱられる格好で議員票も当初の予想より大幅に伸ばしたわけですが、今回の総裁選での自民党員票の総数は有権者のほぼ1%で、必ずしも世論全体を反映するわけではない偏った集団だということを踏まえる必要があります。例えば小泉進次郎さんは選択的夫婦別姓を進めると言ったから支持が離れたという分析がありますが、世論調査では過半数が賛成です。
党員参加で総裁選は「民主化」しているわけですが、それはつまり、偏りのある集団が事実上、首相を決めているということにもなる。諸外国に見られるポピュリズム現象が日本に入ってくるとしたら、こういう形をとるのかもしれません。
私が懸念しているのは、戦前回帰の「神道政治連盟」や外国勢力の旧統一教会の党員がかなりいるのではないかということだ。
特に旧統一教会には要注意だ。
法務大臣になった埼玉5区の牧原秀樹氏は弁護士でもあり、語り口も真面目そうなので信用していた。
しかし旧統一教会とかなり密接な関係だ。公表したのが大臣になる前後だ。
なんとも不透明である。明確な説明を求めたい。