トランプ政権で国防次官に就くエルブリッジ・A・コルビーは、
「アジア・ファースト」という書を著している。
その中で極めて興味深い箇所がある。
リアリズムから出発する私の議論は「倫理的」なアプローチであるということです。ここでいう「倫理」とは、リーダーの責任です。
会社の社長が株主、社員の利益に責任を持つように、国のリーダーは国民の安全・繁栄に責任を負わなければなりません。
トランプ大統領ほど非倫理的な人物はいないように思えるが、実質的にアメリカの国防を担う人物がこのような考えとは思わなかった。
案外、日米の防衛協力においてリアルな議論ができるかもしれない。
日本に目を転じるとトランプほどではないが、
玉木雄一郎という人物は「倫理観」にかけているように思える。
奥様の目を盗んで不倫をしていたというから、そもそも倫理的ではない。
政治家として責任感がないと思えるのは、「178万円の壁」をぶち上げて手取りを増やすと叫んだまでは良いが、代替財源を示さないことだ。
国家財政に穴を開けて「手取りが増えた」と喜んでも花見酒のような酒盛りをしているだけだ。
もう少し「大人の政治家」としての振舞をすべきだろう。