今日の北海道新聞に興味深い記事が載っていた。
オーストラリアのシンクタンク、ローウエイ研究所が、世界98か国・地域が新型コロナウイールスにどのように効果的に対応したかを数値化し、ランキングを発表した。
①ニュージーランド②ベトナム③台湾④タイ⑤キプロス⑥ルワンダ⑦アイスランド⑧オーストラリア
ちなみに日本は45位だ。
インドは86位、米国94位、ブラジル98位(最下位)
さらに次の指摘が極めて適切だと思う。
経済発展レベルや政治体制の違いによるランキングへの影響は想定より小さかった。
民主主義か独裁主義かなど政権の性質とは関係なく、効果的な危機対応には、指導者への市民の信頼、指導者による適切な国家運営が重要。
人口が少なく、社会に結束力があり、有能な制度を持つ国が比較的有利だ。
日本はちょうど中間だが、指導者(安倍・菅政権)が適切な対応を誤ったがために「失敗した」と位置付けてよいだろう。
第1波がほぼ終息した段階で、冬の時期への対策を怠らずに手を打っていれば、現在のような大都市圏における医療崩壊など起こらなかったはずだ。
最大の失敗は8月からGOTOトラベルを始めたことだ。
ほぼ同程度の失敗は医療体制の整備に力を入れなかったこと。
コロナ過におけるソーシャルワーカーへの配慮に欠けていたこと。
ソーシャルワーカー
社会の中で生活する上で実際に困っている人々や生活に不安を抱えて人々、社会的に疎外されて人々と関係を構築して様々な課題にともに取り組む援助を提供する仕事している人たち。
看護師、介護施設で働く人たち、社会福祉士など。
上に見られるような失敗の原因を深く反省し、新たな対策を打てばまだ間に合う。
希望を失わず正攻法で臨むべきだ。
彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず 孫子