杉並区の住宅のキッチンの床下から、この住宅の所有者の女性の遺体が発見された事件。
やがてこの殺人事件の犯人が逮捕されてみると 犯人はこの家に出入りしていたリフォーム業者だった。
いきさつの詳細は知らぬが、ニュースでチラッと聴いた殺人の動機は 、この屋敷のリフォームにあたって犯人である業者は、家主であるこの女性から「激しく怒鳴りつけられ、カッとなって殺った」ということだった。
この事件を耳にした時、私の脳裏にふっと思い出されたのが、ブライアン ジョーンズの謎の死だった。
ブライアンは1969年7月3日自宅のプールで水死体で発見された。この時にはすでにストーンズのメンバーから促された脱退に同意。薬物とアルコール漬けで、まともにギター持つことすらも出来なくなっていたブライアンの死因は、薬物の過剰摂取の上での水死…ということだった。この時、プールの底に沈むブライアンを恋人が発見、救急車を呼んだのはこの時この屋敷に出入りしていたリフォーム業者の男だったという。
これは、ブライアン他殺説として映画化されたもので、05年に公開された。私はロック友達であり親友のYと直ぐさま観に行った。懐かしい…もう、12年も前なのだ。
その友は一昨年亡くなってしまった。彼女とストーンズを語り合うことはもう出来ない。
映画はその当時のブライアンの生活をできるだけ忠実に描くことに徹していたように思われる。とりわけ主演のレオ グレゴリーの似ていることと言ったら!
着ている服までそのまんま!
私が高校生のころ、何度も何度も擦り切れるほど読み、コピーし、そのためページが外れ、ボロボロになった最初の「ローリング ストーンズ ブック」。
それに出ていたブライアンそのもの。
私は本物のブライアンは見たこともない(そもそも来日していないのだから、英国に観に行った人でもない限り見ていないだろうが)けど、当時はビデオすら無い時代だったからしょっちゅう「フィルム コンサート」というのを見に行っていた。九段会館とかね。
まだ小冊子の様だった「ぴあ」で探しちゃあ 遠くまで行っていたよ。
そんなので 何回も何回も観たモノクロのstonesのデビュー当時の、映像。それと「ブック」によりブライアンの着ていた服なんかはすっかり記憶していた。
その服が、ことごとく再現されていたことに驚いた。
ブライアンは新しい家(クマのプーさんの作者A.A ミルンが所有していたコッチフィールド農場)に住みついた頃、様々なトラブル(長くなるのでここでは記さないが)により苦しみ、逃避のためにアルコールや薬物に溺れていた。
映画は、周囲の人々にしだいに見捨てられ、去られ、ズタボロになってゆくブライアンを描くと同時に、様々なストレスを、屋敷の改装で出入りしているリフォーム業者にぶつけるブライアンの我がままぶりが描かれる。
今のところはまだ一世を風靡したカリスマ、ブライアン ジョーンズ。出入りする仲間はショービズ業界のイケイケ連中。やって来るオンナの子も美人ぞろいで次から次。リフォーム業者はブライアンの我がままに振り回されながら、我が身の惨めさを感じ始める。
なんでこんな奴らがこんなに羽振りがいいのか
なんでこんな奴らがあんな美人にモテるのか
それにひきかえ俺たち労働者の惨めさよ
家に帰れば醜女の妻に稼ぎが悪いとせめたてられる…
そしてある晩、そのリフォーム業者は
積もりに積もったブライアンへの鬱憤をぶつけて
プールへ沈めてしまった…。
不確かな記憶だが、既に時効となったころ
このリフォーム業者の自白に基づいて書かれた説だと聞いた覚えがある。
そんなコトを思い出した。
やがてこの殺人事件の犯人が逮捕されてみると 犯人はこの家に出入りしていたリフォーム業者だった。
いきさつの詳細は知らぬが、ニュースでチラッと聴いた殺人の動機は 、この屋敷のリフォームにあたって犯人である業者は、家主であるこの女性から「激しく怒鳴りつけられ、カッとなって殺った」ということだった。
この事件を耳にした時、私の脳裏にふっと思い出されたのが、ブライアン ジョーンズの謎の死だった。
ブライアンは1969年7月3日自宅のプールで水死体で発見された。この時にはすでにストーンズのメンバーから促された脱退に同意。薬物とアルコール漬けで、まともにギター持つことすらも出来なくなっていたブライアンの死因は、薬物の過剰摂取の上での水死…ということだった。この時、プールの底に沈むブライアンを恋人が発見、救急車を呼んだのはこの時この屋敷に出入りしていたリフォーム業者の男だったという。
これは、ブライアン他殺説として映画化されたもので、05年に公開された。私はロック友達であり親友のYと直ぐさま観に行った。懐かしい…もう、12年も前なのだ。
その友は一昨年亡くなってしまった。彼女とストーンズを語り合うことはもう出来ない。
映画はその当時のブライアンの生活をできるだけ忠実に描くことに徹していたように思われる。とりわけ主演のレオ グレゴリーの似ていることと言ったら!
着ている服までそのまんま!
私が高校生のころ、何度も何度も擦り切れるほど読み、コピーし、そのためページが外れ、ボロボロになった最初の「ローリング ストーンズ ブック」。
それに出ていたブライアンそのもの。
私は本物のブライアンは見たこともない(そもそも来日していないのだから、英国に観に行った人でもない限り見ていないだろうが)けど、当時はビデオすら無い時代だったからしょっちゅう「フィルム コンサート」というのを見に行っていた。九段会館とかね。
まだ小冊子の様だった「ぴあ」で探しちゃあ 遠くまで行っていたよ。
そんなので 何回も何回も観たモノクロのstonesのデビュー当時の、映像。それと「ブック」によりブライアンの着ていた服なんかはすっかり記憶していた。
その服が、ことごとく再現されていたことに驚いた。
ブライアンは新しい家(クマのプーさんの作者A.A ミルンが所有していたコッチフィールド農場)に住みついた頃、様々なトラブル(長くなるのでここでは記さないが)により苦しみ、逃避のためにアルコールや薬物に溺れていた。
映画は、周囲の人々にしだいに見捨てられ、去られ、ズタボロになってゆくブライアンを描くと同時に、様々なストレスを、屋敷の改装で出入りしているリフォーム業者にぶつけるブライアンの我がままぶりが描かれる。
今のところはまだ一世を風靡したカリスマ、ブライアン ジョーンズ。出入りする仲間はショービズ業界のイケイケ連中。やって来るオンナの子も美人ぞろいで次から次。リフォーム業者はブライアンの我がままに振り回されながら、我が身の惨めさを感じ始める。
なんでこんな奴らがこんなに羽振りがいいのか
なんでこんな奴らがあんな美人にモテるのか
それにひきかえ俺たち労働者の惨めさよ
家に帰れば醜女の妻に稼ぎが悪いとせめたてられる…
そしてある晩、そのリフォーム業者は
積もりに積もったブライアンへの鬱憤をぶつけて
プールへ沈めてしまった…。
不確かな記憶だが、既に時効となったころ
このリフォーム業者の自白に基づいて書かれた説だと聞いた覚えがある。
そんなコトを思い出した。