環境のお話

今日は講義に行ってきたんだけど、それは置いといて。

控え室で待機していると、すんごくダンディーなおじいちゃんが入ってきたのね。スーツも３つボタンとかの細身のやつで、黒のベレー帽をかぶり、お髭が上品で！

はて？どなただろ～？
なんて思っていたら、環境論を教えにきた先生とかで…。

なんとなぁ～く向かいあってお茶なんか頂いているうちに話が始まり。環境論なんて全く意味不明の私は、「先生、環境論って地球温暖化とかのことなんですか？？？」なんて伺ってみると、ニッコリしながら環境論のお話をしてくださったのだけれども。

それが、ホントに解りやすいのよっ！

話に熱中してるうちに講義の時間になり、ひとまず自分のコマをやりに出かけ、講義が終わってからもお話を伺っていたら、気を利かせてくださった学校の事務さんが帰りのタクシーも一緒にしてくれたので駅まで御一緒させて頂き、どちらまで帰られるのかなぁ？と思ってたら偶然にも方向も一緒だったので電車の中もひとしきりお話しつつ。

とにかく、上手に教えて下さるので無知な自分も色んな「？」を聞くことが出来たんだけど！

「先生、台風は？」
「先生、森林は？」
「先生、砂漠は？」
「先生、お箸は？」
「先生、オゾン層は？」
「先生、生ゴミは？」
「先生、太平洋の島は？」
「先生、南極は？」
「先生、南極の熊は？」
「先生、厳島神社の鹿は？」

トカトカ、とにかく下らないことを「その視点が大切なんですよ」なんて言ってくれちゃうもんだから、伺うこちらも嬉しくなちゃって＾＾あっという間に２時間が経過し、私の最寄り駅が近づくと。

「お名残惜しいから、お茶でも頂きましょうか」なんてお誘いくださったので、その後も喫茶店でお話しつつ、気付けば２時間が過ぎ「そろそろワイフが心配していると思いますので」で、おひらきに。

もぉ、７０歳は超えているであろう方なのだけれど、小娘の私にも敬語を崩さず、どんな質問でもニッコリと噛み砕いてお話してくださる辺りが、人柄が滲み出ているというか、素敵なおじいちゃんで！

地球に生物が誕生した話とか、惑星の話とか、南米の森林やら、タクラマカン砂漠のことやら、普段聞くことのないお話に、その都度、感嘆の溜息が出ちゃったり！！！ここまで、自分の興味を高めてくれる大人って滅多にいないよねぇ～！

「環境問題とは人間が生きることそのものです。如何にシンプルに生きるか、それは見栄やエゴや欲を捨てて生きるということにも繋がるんですよ」って言ってた先生の言葉が一番印象的だったかなぁ。

こういう、おじいちゃん先生が環境大臣になったら、理屈ではなく、人にも地球にも優しい気持ちになれるのにねぇ…。

あまりに興奮して帰宅し、興奮冷めやらずで友人達に電話しまくり「環境ってね」「環境ってね」なんてマシンガントークを始めたら「一番、環境に優しくなさそうな人間が言うとリアリティーに欠ける」と言われてしまったので（汗）

出来るトコから、自分の生活を見直していきたいなぁ～と思いました！
あぁ、良い日だったぁ～☆