ザ・ブルーハーツの6枚目のアルバム。
ジャンル:ロック/パンク・ロック
オススメ度:★★★★★
ブルーハーツは甲本ヒロトと真島昌利を中心として結成されたロックバンド。キャッチーなパンク・ロックと文学性/メッセージ性の強い歌詞が特徴。
本作は1stで見せた勢いをそのままに、より思慮深くなった歌詞と洗練された楽曲が特徴となっています。
戦争批判、人生などがアルバムのテーマとなっていて、アルバム通してメッセージ性が強く統一感があります。また、曲順も完璧で一気に聴けてとても気持ちいいほか、「すてごま」からの「夢」、「旅人」の流れと「月の爆撃機」からの「1000のバイオリン」の流れが見事。
ブルーハーツらしく言葉の力が強く以下はその例。
すてごま
"君 ちょっと行ってくれないか すてごまになってくれないか"
俺は俺の死を死にたい
"豚の安心買うより 狼の不安を背負う"
44口径
"インフレも 公害も イザコザも 争い事も 二丁拳銃かたづける"
月の爆撃機
"いつでもまっすぐ歩けるか 湖にドボンかもしれないぜ 誰かに相談してみても 僕らの行く道は変わらない"
1000のバイオリン
"ヒマラヤほどの消しゴムひとつ 楽しいことをたくさんしたい"
人によってブルーハーツの最高傑作は分かれると思いますが、私はこのアルバムが一番のお気に入りです。
【トラックリスト】
1. すてごま
2. 夢
3. 旅人
4. 期待はずれの人
5. やるか逃げるか
6. テトラポットの上
7. 台風
8. インスピレーション
9. 俺は俺の死を死にたい
10. 44口径
11. うそつき
12. 月の爆撃機
13. 1000のバイオリン
1000のバイオリン
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます