「メイサ、ここに入って」
と促され、私は一番手前のシャワールームに入った。
そこは他の個室より広くて、多分障害のある方とか、もしくはちょっとラッキーな人用だ。
この国は日本よりもグータラしているけど、流石に午後3時にここを使う人はいなくて、人気がなかった。
私は静かなシャワールームを見回した。
洗面エリアとシャワーブースを遮るカーテンがある。
部屋を出なくても、余裕で体が拭ける。
私は広い洗面台にバッグを置き、その隣に腰掛けた。
プラプラと足を揺らしている間、アイアンはシャワーブースで蛇口をひねっていた。
水音が響き出すと彼は、カーテンを閉めてこちらにやって来た。
そしてシンクの蛇口を勢いよくひねった。
ブシャー!!
「ちょっと!」
跳ね返った水がバッグを水玉模様にした。
あっごめん!と、アイアンは慌ててペーパータオルを数枚引き出した。
私がゴシゴシを終えると、アイアンも手を洗い終えたようだった。
そして私にキスをした。
「ん……」
強く抱きしめながらキスを続けるアイアンに対し、
ピクリとも盛り上がらない私はどーしたもんかと思っていた。
うーん。
まぁ、すごく単純に
こいつのこと好きじゃないからだな。
あと、こいつも私のこと好きじゃないじゃん。
どう盛り上がれっていうのさ。
おそらく、好きでもない男とこーゆーことをするのは、人生で2回目か3回目だ。
で、毎回全然楽しくなかった。
アーンド、毎回私はやさぐれていた。
仮にアイアンが私のことを好きなら、
多分もーちょっと違った反応になると思う。
それに引っ張られると思う。
ムードって大事。
でもこんなにお互いどうでもよくて
酒も入ってなかったら
しょーじき、彼はあたしじゃない子とした方が楽しめると思う。
一応書いておくけれど、
私個人とってはこんな感じだけど
何が心地良いかとか何がしたいかは人それぞれなので、
愛のないセックスを真っ向から否定しているわけじゃあーりません。
アイアンはそういうものに慣れてるのか、楽しもうと思っているのか、
私のことが好きじゃない割に色々と丁寧にことを進めてくれた。
私が冷静すぎるものの(笑)、それには感謝している。
ラッキーだと思った。
アイアンは青いワンピースの下に手を滑り込ませた。
破かれると困るので、私は自分でストッキングを脱いだ。
一連の動きを見つめながら、アイアンは息が荒い。
私の足元に跪いて、裸足のつま先にキスをした。
そして、ゆっくり太ももまで進んだ。
あぁ
今こうして思い出して書いても、盛り上がらない。
うーーーーーーーーん
いや、よかったよ。
つま先から髪の先まで可愛がってくれるのはすごく好き。
時間もないしモノもないから、大したことはしなかったけど。
でも、なぁーーーーーーーー
サァァァァと響くシャワーの音とともに、湿度がグンと上がったんだと思う。
アイアンはさらに顔を真っ赤にして、シャツとタンクトップを脱いだ。
彼の額は汗びっしりだ。
私はなぜか、割と丁寧にやっていただいているにもかかわらず、
全然平気だった。
「ねぇ、汗すごいわよ。お湯出してるの?」
「いや、そんなはずは……」
アイアンはシャワーブースを覗いた。
続きます!
と促され、私は一番手前のシャワールームに入った。
そこは他の個室より広くて、多分障害のある方とか、もしくはちょっとラッキーな人用だ。
この国は日本よりもグータラしているけど、流石に午後3時にここを使う人はいなくて、人気がなかった。
私は静かなシャワールームを見回した。
洗面エリアとシャワーブースを遮るカーテンがある。
部屋を出なくても、余裕で体が拭ける。
私は広い洗面台にバッグを置き、その隣に腰掛けた。
プラプラと足を揺らしている間、アイアンはシャワーブースで蛇口をひねっていた。
水音が響き出すと彼は、カーテンを閉めてこちらにやって来た。
そしてシンクの蛇口を勢いよくひねった。
ブシャー!!
「ちょっと!」
跳ね返った水がバッグを水玉模様にした。
あっごめん!と、アイアンは慌ててペーパータオルを数枚引き出した。
私がゴシゴシを終えると、アイアンも手を洗い終えたようだった。
そして私にキスをした。
「ん……」
強く抱きしめながらキスを続けるアイアンに対し、
ピクリとも盛り上がらない私はどーしたもんかと思っていた。
うーん。
まぁ、すごく単純に
こいつのこと好きじゃないからだな。
あと、こいつも私のこと好きじゃないじゃん。
どう盛り上がれっていうのさ。
おそらく、好きでもない男とこーゆーことをするのは、人生で2回目か3回目だ。
で、毎回全然楽しくなかった。
アーンド、毎回私はやさぐれていた。
仮にアイアンが私のことを好きなら、
多分もーちょっと違った反応になると思う。
それに引っ張られると思う。
ムードって大事。
でもこんなにお互いどうでもよくて
酒も入ってなかったら
しょーじき、彼はあたしじゃない子とした方が楽しめると思う。
一応書いておくけれど、
私個人とってはこんな感じだけど
何が心地良いかとか何がしたいかは人それぞれなので、
愛のないセックスを真っ向から否定しているわけじゃあーりません。
アイアンはそういうものに慣れてるのか、楽しもうと思っているのか、
私のことが好きじゃない割に色々と丁寧にことを進めてくれた。
私が冷静すぎるものの(笑)、それには感謝している。
ラッキーだと思った。
アイアンは青いワンピースの下に手を滑り込ませた。
破かれると困るので、私は自分でストッキングを脱いだ。
一連の動きを見つめながら、アイアンは息が荒い。
私の足元に跪いて、裸足のつま先にキスをした。
そして、ゆっくり太ももまで進んだ。
あぁ
今こうして思い出して書いても、盛り上がらない。
うーーーーーーーーん
いや、よかったよ。
つま先から髪の先まで可愛がってくれるのはすごく好き。
時間もないしモノもないから、大したことはしなかったけど。
でも、なぁーーーーーーーー
サァァァァと響くシャワーの音とともに、湿度がグンと上がったんだと思う。
アイアンはさらに顔を真っ赤にして、シャツとタンクトップを脱いだ。
彼の額は汗びっしりだ。
私はなぜか、割と丁寧にやっていただいているにもかかわらず、
全然平気だった。
「ねぇ、汗すごいわよ。お湯出してるの?」
「いや、そんなはずは……」
アイアンはシャワーブースを覗いた。
続きます!
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