農園の後ろの空が真っ赤で木がパキパキ燃える音。絶体絶命・・・

夕方の犬の散歩を終えて夕食を待ちながらネットを眺めていると、自宅の横のタープで焼き芋をやっていた母が「火事だ！」と駆け込んできた。勝手口から飛び出して母が指差す農園の後ろの方を見ると空が真っ赤に燃えており、煙と共に木がパキパキ燃える音がする。敷地の外れにある屋外トイレへホースを取りに走ると、２軒隣の敷地の後ろから激しく炎が上がっているのが見えたので、妻へスプリンクラーで農場に散水するよう指示し、息子には消防への連絡を依頼。明るい家の横で３０ｍのホースの絡みを解いて農園の一番後ろまで１００ｍを全力疾走。妻を呼ぶが返事が無いので、もしや煙に・・と焦っていたら・・・
敷地の隅から妻の笑い声！！？？？数十メートル先に真っ赤な炎が迫っているのに何を笑っているのかと思えば、携帯で炎の向こう側に住む知人と話しているのだ。どうしたんだと声を掛けると、真っ赤に燃えているのはサトウキビ畑で、収穫を簡単にする為に火を着けたら想定以上に燃え上がったらしい。既に集落の消防隊が来ており、燃え広がらないよう警戒しているそうだ。しばらくすると火の勢いが弱まってきた。そして幹線道路の方から聞こえる複数の緊急自動車のサイレン。息子は地区の消防隊だと遠いからと、隣接するテッサバン（区）の消防隊へ電話を入れたが反応が悪いので、警察からレスキューまで思いついたのは全部電話を入れたそうだ。やってしまったのだ。（恥）
我家の近くでサトウキビを作るのは珍しく、住宅地に隣接しているので火を入れて収穫する人は居なかったのだが、初めてやってくれたようだ。今までも夜に幹線道路を走っていて、サトウキビ畑に火を入れるのは目にしていたが、こんなに燃えるのを見たのは初めて。私は栽培の経験が無いので分からないが、火を入れる時期を間違えたのでは？あの火だと葉だけでは済まない様に見えた。
なんとも人騒がせな私だが、今年ももう少し暖かくなると野焼きのシーズン。去年は農園のすぐ後ろまで焼かれただけに、良い予行演習になったかも。蛇口だけは敷地内のあちこちに準備してあるが散水用のホースをもう一本買おうと思った。

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