ココナツの実へ当りがあるのは御存知だろうか?
ココナツジュースを飲むのは皮が緑色の若い実で、果肉は半透明ぽくて薄くて柔らかく、中の空洞にはほんのり甘い果汁がある。
そして果肉を料理に使ったり、ココナツミルクを採るのに使う実は、皮が茶色くなって熟した実で、果肉は甘さが少なく白く厚みがあって硬く、中の空洞には甘さが減った果汁とクリーム色でボール状の芽がある。
タイ人にはこの芽を美味しいと食べる人が居るが、私はプンとゴム製品の様な嫌な臭いが気になって好きになれない。
そして今回話題にする当りの実だが、何らかの理由で中へ芽が出来ないまま熟したもので、白い果肉は厚くて柔らかく、透明で粘りのある水飴状で濃厚なコクのある果汁が入っている。
私は未だ見たことが無いが、下の動画には中が果肉で満たされたのも出てくる。
この当りのココナツは「マパオ ガティ」と呼び、タイのネット通販だと200バーツ以上(約千円)で売る店もあるそうだが、私は知り合いの食品加工場へ行った時に1つ60バーツ(約300円)で購入。
熟した実なので果肉へ甘みは少ないがコクがあり、簡単に食べるなら黒砂糖を掛けると美味しいが、お菓子へ入れて使う人が多いそうだ。
水飴状の果汁はそのまま口へ運ぶと油脂分が強くて多くは食べられないだろう。
見つけ方はカンタンで、繊維状の硬い皮を剥いだ後の内側の木質なカチカチの殻へ包まれた種を振って、中の芽が果肉へぶつかる音がしないのが当りで、私が行く食品加工場では加工中に見つかる当りを分けて管理してあり、運が良くて誰も買ってなければ私が買える。
タイで確実に欲しいならネット通販だろうし、日本での入手は困難な筈だ。
機会があれば試して欲しい。
料理の出汁に何を使うかは地域性があり、
私が育った山口はどちらかと言うと煮干しエリア。
タイで暮らしていても、朝は煮干しの風味がある味噌汁を食べたいが、タイのスーパーで売っている小鰯の干し魚は非加熱で茶色だったりだし、日系のは割高で品質も心配。
日本へ住んでいた時もスーパーの煮干しは仰け反っていたり腹が裂けたりが多く、かなり選んで買っていた私なのだ。
我家は風味調味料を使わないので、それなら朝の味噌汁の出汁はどうするかと言うと、妻は具に豚肉や鶏肉を入れ、その旨味を使うのだが、朝から肉を食べたくない私。w
ブツブツ文句を言うので、妻から「それなら出汁をどうするか、自分で見つけて来なさい。」と言われてしまった。
グーグル検索はお利口さんで、日本語で「煮干し」と検索すると、タイからアクセスならタイの通販サイトの煮干し販売ページを表示してくれる。
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今頃になって初めて知ったのだが、タイでも南部を中心に煮干しを作っており、アンダマン海産の煮干しが入手できる。
評価が良いいくつかの販売店から買ってみたが、日本の煮干しと比べると塩辛くて乾燥不足なのばかり。
その中から今のところ1番気に入っているのがこちら。
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自動翻訳で日本語にすると…
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販売ページへ加熱済か記入が無いので問い合わせると、「茹でて乾燥」と返事があり、間違いなく煮干し。
「塩分控えめ」と書いてあっても日本の煮干しと比べると塩辛いし、乾燥も足りなく感じるので受け取り後は冷凍保管しているが、鮮度が良くて異臭も無い煮干しがこの価格で簡単に入手出来るのが嬉しい。
ようやく煮干し出汁の味噌汁にありつけた。
味噌汁を作る時に出る煮干しの出涸らしは猫ちゃんの大好物だが、醤油と砂糖と酒(サイアムサトー)で佃煮風に味付けすると娘の大好物。w
私は袋麺(ママー)のムーサップやトムヤムを食べる時に、水へ5匹くらい放り込んでから沸騰させて作ったりもする。
↑の方法で鰹節を煮干しへ変えて水から煮出すとお手軽煮干し醤油ラーメン。
煮干し油を作ろうかな?w
紹介した煮干しの通販ページ(ラザダ)は、↓こちらからリンク…
を貼ったが、アフリでも無いのに販売サイトへのリンクを阻止する小賢しいNTT。
ヽ(`Д´)ノプンプン
ユーザーの利便性より自らの利権を優先か?
アドレスを書いておく。
煮干しが見つかると、次に欲しいのは山口風の甘口麦味噌。
タイへ有るかな?w
タイへ来て最初に不思議に思ったのが上の写真の木。
「何だあれは?木へティッシの様な花が咲いてる。」と妻へ尋ねると、笑いながら「ドク・ケー(ดอกแค)」と教えてくれた。
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蕾はタイの短いバナナの形。
詳細はウィキペディアを読んで欲しいが、和名は白胡蝶(シロゴチョウ)だそうで、花は白以外に赤やピンクがあり、タイでは花や若葉を食べる。
木はとても折れ易いので、手が届かない枝からの収穫は、竹竿で枝ごと引き落としてやる。
若葉や花を食べられ、高い枝は次々と折られてしまうが、一度植えると十年くらいは食べられる。
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ゲーン(唐辛子の入った煮物)へ入れたり様々な食べ方があり、妻や私が好きなのは蒸してそのまま。
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僅かに苦味があって、ほんのりと甘く、特に収穫して直ぐが美味しい。
娘はマヨネーズをつけて食べるのが好き。(マヨラーw)
今年の暑季は暑過ぎて雨も少なかったので花が遅れたが、例年だと地場野菜が少ない暑季にある便利な野菜代わり。
花にはビタミンCと葉酸が豊富に含まれているそうだ。
家の前の道路沿いに植えているので、竹竿を置いて近所の人達も収穫して食べれる様にしており、この木は苦味が少ないと好評だ。
いつもコメントを下さるムガさんのブログ
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一風堂のラーメンは二十年以上前に一度大阪で食べただけだが、タイ製のカップ麺にしては再現度はなかなか。
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ちくわは、タイへ来てから美味しいのに出会わず、もう諦めていたのだが、これは魚の旨味や風味がしっかりあって私の出身地である山口風。
で、タイのセブンイレブンへ一風堂のカップ麺と美味しい竹輪があるのを知り、ムアン(中心街)で買い物した帰りにセブンへ。
一風堂カップ麺を全部買いして横を見ると「ラ王」があるのを知って、タイへ来たまま一度も帰国してない私は「17年ぶりじゃないか!」と狂喜乱舞。www
こっちも全部カゴへ放り込もうとすると、嫁さんから睨まれた。w
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一風堂のラーメンは二十年以上前に一度大阪で食べただけだが、タイ製のカップ麺にしては再現度はなかなか。
BGMがジャズなオシャレな店内で綺麗なお姉さん二人と相席で食べたラーメンを思い出せた。w
日本と同じ濃い目の味付けだが、タイで受け入れられるか?
ラ王は香港日清がベトナムで生産した物で、フリーズドライな麺はコシがあって美味しく、豚骨味は8番ラーメンの白湯ラーメンに似た味で、醤油は懐かしい日本の食堂風。
香港日清の出前一丁は薄味アレンジされて日本人にはパンチ不足なので、香港日清と知って味付けに不安があったが、普通に美味しかった。
香港日清の出前一丁は薄味アレンジされて日本人にはパンチ不足なので、香港日清と知って味付けに不安があったが、普通に美味しかった。
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ちくわは、タイへ来てから美味しいのに出会わず、もう諦めていたのだが、これは魚の旨味や風味がしっかりあって私の出身地である山口風。
今晩は「タイの獺祭=サイアムサトー」と「山口風ちくわ」で故郷を懐かしんで一杯やりたい。
(T_T)
ムガさん、ありがとうございます。
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\(^o^)/
どこの国でも食事は音を立てずに食べるものだが、日本で麺類をズルズルと啜る様に、タイでも「ジュッ」と吸い付いて食べる料理があるので紹介したい。
一般にはゲーン ホイコムと言うタニシのゲーン(辛味のある煮物)で、泥抜きしたタニシをパラー(発酵した魚の調味料)や唐辛子やハーブで味付けして煮てあり、我家の周りではホイ(貝)チュップ(キス💋)と呼んでいる。
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一般にはゲーン ホイコムと言うタニシのゲーン(辛味のある煮物)で、泥抜きしたタニシをパラー(発酵した魚の調味料)や唐辛子やハーブで味付けして煮てあり、我家の周りではホイ(貝)チュップ(キス💋)と呼んでいる。
チュップ(キス)と付いている理由は、貝へ口を付けてチュッと吸い込んで身を取り出す食べ方だろう。
吸って身を取り出し易い様に渦を巻いた貝殻の上側(渦の中心)を包丁で割ってある。
貝へ口を付けて「ジュッ」と吸い出して食べる様子は、日本人が麺類を「ズルズル」啜るのと同様にお行儀が悪く見えるが、これが伝統的な食べ方。w
妻へお行儀の良い食べ方を尋ねると「爪楊枝で取り出したら?」と言うので試したが、効率が悪すぎて面倒になる。
「家庭料理であって、お店で食べる料理じゃないから…」と妻は言う。
酒のつまみにも最高で、我が家では人気のある料理だが、タニシの育った環境が悪かったり泥抜きが不十分だと臭くて食べれない事も。調味料のパラーの質も大切で、市場の調理済を買ってきた時は決して手を出さない私。w
美味しく作るには、とても手間が掛かるのだ。
ブログ村ランキング急降下中。
(T_T)
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以前スーパーで買った米は油粘土臭いと記事にして…
特徴のある袋で、どこのスーパーへも置いてあるので、皆さんも御存知だろう。
15度で冷温保存してあるそうで、精米から日付の経ってない新しいのを買うのが美味しい秘訣。
それから近所の精米所で買っても当たり外れがあり、昨年に市場で美味しい米を売る人を見つけてからは、電話しては20キロずつ配達して貰っていたが、美味しいと人気になったので今年は8月に売り切れ。
ウドンタニの米の収穫期は11月中旬からで、それまではどこかで買って食べなければならない。
市場でもハズレは多く、参ったなあと思っていたが、妻が店の帰りにコンビニで買った米が意外に美味しかったので紹介したい。
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特徴のある袋で、どこのスーパーへも置いてあるので、皆さんも御存知だろう。
もちろん臭いが無く、柔らかくて粘りのあるタイ米だ。
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15度で冷温保存してあるそうで、精米から日付の経ってない新しいのを買うのが美味しい秘訣。
1キロ50〜55バーツくらい(約200円)くらいの価格で売ってるのが多いが、妻の話だと自宅近くの村のロータスなら5キロ200バーツ強(1キロ約40バーツ)であり、3百バーツ以上買うと割引クーポンが出てそれを使って…(よく解らんw)とすると市場で売ってる1キロ33バーツと変わらない価格で買えるそうだ。
米が不味いと私からは文句を言われ、市場に並ぶ米は品質が安定しないしで、妻は米を買うのがストレスだったそうだが、精米日に気を付けるだけで簡単に美味しい米が買えると喜んでいる。
メンダーとはタイ語でタガメの事。
m(_ _)m
タイのタガメは日本のより大型で、和名はタイワンタガメ。
詳しくは「第74回「タイのメンダー」 | 魚づくりは水作り|水作株式会社」を読まれると良いだろう。
タイではメンダーは食べられており、特にオスの香りが良いので料理の香り付けに使われる。
私が初めて食べた時は、メンダーと知らずに口にしたのだが、料理がシャンプーの風味で驚いた。一番近い香りは洋梨だろう。
最初は料理が果物の風味なのに違和感があったが、慣れると美味しくてナムプリックメンダー(タガメ入り唐辛子ペースト)があれば、御飯を何杯でも食べられる。
ナムプリックメンダーは、我が家で時々食卓へ上がるし、露店でも売っているが、旅行者には少し入手が難しい料理。
セブンイレブンで売っていると息子が教えてくれたので紹介しよう。
調味料等が並んでいる棚へマッチ箱くらいの容器へ入ったナムプリック(唐辛子ペースト)が各種並んでおり、「นรกแมงดา(ナロクメンダー=地獄タガメ)」と書かれたのがタガメ入りだ。
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熱々の御飯へ辛いのでパラパラと少しだけ乗せて口へ運ぶと、唐辛子の辛さとシャンプーのような風味が口へ広がる。www
私はラーメンへ入れて食べるのも好き。
8バーツ(約30円)と安いので、悪戯心いっぱいのバラマキ土産に最適かも?w
メンダーを未体験の方へお薦めしたい。
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m(_ _)m
おやつに妻が出して来たのがこれ。
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บัวหิมะ(ブアヒマ)と呼ぶそうで、北部の食べ物だそうだ。二十世紀梨の様にみずみずしく、歯触りも似てほんのりと甘い。
「へ〜どんな果物?」と尋ねると、「果物ではなくて、お芋」と言うので驚いた。
芋を見たかったが、全部食べたと言うのでネットを検索すると…
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こんな風に収穫されるそうだ。
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皮を剥いて直ぐはオレンジ色だが、空気へ触れてしばらくすると汁が緑色へ変色し始める。
何とも不思議な食べ物だ。
食後しばらくすると、よく屁が出るのでご注意。
梨の様な食感でも、やはり芋だな。www
ウィキペディアのタイ語版へは…
『キク科に属するソウシュレア属の植物の通称[1]で、チベットや雲南省など中央アジアや中国の高地、積雪地帯に生える植物です。 ,四川省, 新疆ウイグル自治区.漢方では、風邪薬として効果があり、関節炎、熱を和らげ、心臓に栄養を与えます。』(←自動翻訳)と書いてあり、タイ北部でも栽培されるらしい。
私が暮らす集落の市場で1キロ35バーツだったそうで、บัวหิมะで検索すると通販サイトで販売しているのが見つかる。
興味のある人は一度試されると良いだろう。
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m(_ _)m
家の前に花が欲しいと思うが、土へ植えると草との競争になって草取りが面倒なので、瓶(かめ)を置いて蓮を植えることにした。
瓶なので水深は1メートルほどあり、買ってきた蓮をいきなり水没させると溶けてしまうので、最初は葉が浸からない程度に水を入れ、新しい葉が伸び始めるとそれを追い掛ける様に水深を増していった。
水の汚染防止に水草や浮草も入れておいた。
植えてから数週間後には…
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開花。
大きく綺麗な花で、集落の花好きな人が見に来てくれた。
花が終って数週間後には…
軽く甘みとコクがあってサッパリした味。
妻が日本へ来て間もない頃に蓮の実を食べたいと言い始め、山口市から岩国まで言って蓮根農家へお願いし、蓮の実を頂いたのを思い出すな。
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タイではアンパンにも蓮の実入りがあり、こちらは生と違って甘栗の様な食感。
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タイではアンパンにも蓮の実入りがあり、こちらは生と違って甘栗の様な食感。
生の蓮の実は、ウドンタニだと国道2号線からクンパワピーへ向かう道沿いの路肩で売っている。
蓮の瓶の次の楽しみは、中で魚を飼うこと。
ウドンタニでは寒季に気温が10度を下回る日もあり、屋外の小さな容器での熱帯魚飼育は死なせてしまうこともあるのだが、瓶は水量があるので上手くいくかも。
何を飼うか考えているところだ。
娘と二人が寝坊して朝食は10時前だったのに昼になると小腹が空き、娘はカップラーメンを食べると言うので私はどうしようかと思っていると、「ラーメン好きなパパにはこれ!」と日清の新製品「蟹カレー味」をくれた。ラーメン好きな私の為に買って来たそうだ。♡
いつもの様に麺を茹で、香味油と粉末調味料を加えてスープを作って器へ入れる私を見て、娘が「パパ、それはバーミーヘン(汁無し油そば)よ!」と言うが、もう遅い。蟹カレー味のラーメンは出来上がっている。w
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いつもの様に麺を茹で、香味油と粉末調味料を加えてスープを作って器へ入れる私を見て、娘が「パパ、それはバーミーヘン(汁無し油そば)よ!」と言うが、もう遅い。蟹カレー味のラーメンは出来上がっている。w
袋の調理法を見ると、確かにお湯を捨てて調味料を入れろと書いてある。やってしまった。www
「馬鹿ね〜どうするの〜w」と言いながら味見した娘が目を大きく開いて私を見つめ「塩加減はちょうど…と言うより、本当に美味しい!」と言って食べ進める。
半分食べたところで私へ譲ったので口にすると、クリーミーなスープへ魚介系な風味と辛味が加わり、バランスの良さも有って完成度は高い。太めな麺を食べ終わったら御飯を加えたいくらい。
作り間違えたのに意外な美味しさだった。www
お好み度は意外さで星半分を加点して★★★★(5点満点で4点)
日本へ居た頃は、仕事で山口県内を走り回りながら昼に食べたラーメンをこのブログでレポートしていた。懐かしいなぁ。