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メンカームの趣味の部屋へようこそ!

最近気に入っている蝶が集まる花

2025年02月08日 15時55分00秒 | タイで園芸

上の動画は昨年の暑季にノンカイの農園で撮影したもの。
この蝶が集まる花が気になって調べるとペンタスだそうで、タイ語ではเข็มอินเดีย(ケムインディア=インドの針)と言うそうだ。

ウイキペディアによると、ペンタスはアフリカやイエメンへ自生するアカネ科の低木らしく、暑さには強くても寒さに弱く、耐えられる最低気温は5℃程度だそうで、私が暮らすウドンタニなら大丈夫そう。
過湿に弱く、風通しや日当たりが良い場所を好むそうで、雨季には軒下へ入れて雨を避けるべきかも?

乾季に入ってから探し始め、昨年11月にコンケンの園芸市場で見つけて購入。
5インチ程度の袋へ植えてあって80バーツ(400円弱)と他の花の苗と比べれば少し高めだったが、ネット通販で買っても同様の価格設定。

購入して2ヶ月でこんなに育って花はいつも満開。
気を付けなければならないのは水切れで、私は隔日で水やりしているが、これから暑くなると毎日が必須かも?
もう少し大きくなって15インチ鉢で満開に咲くと綺麗な筈。
これから気温が上がって暑季になると蝶が増えるので、集まるのを楽しみにしている。

ところで、最近は数学ネタをやらないのだけど、こんな動画で楽しんでいる。

本で文章を読むよりも印象に残って覚え易いだろう。
この五角形の対角線を求める問題もよくある奴だ。
こういう動画が増えると、世の中から教育格差が減っていくので良い傾向だ。
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アンスリウムのハイドロカルチャー

2024年12月06日 17時12分00秒 | タイで園芸
最近気に入っていると何度か記事にしたアンスリウム。
中でも1番気に入っているのはピンクの小花が咲くこれ。

適度に肥料を効かせて明るい日陰へ置けば、いつも可愛い花を咲かせているが、気を付けなければならないのは植えてあるココナツ殻が半年から1年で劣化してしまう事。
気付かずに放置してしまうと徐々に元気を失って花が咲かなくなり、最後は根腐れして枯れてしまう。

【目から鱗】(第3回『植込み材』)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の3回目は『植込み材』について。植込み材は別名コンポストとも言い、土やココナツ殻など鉢の中で植物を植込む資材。植込み材は「無機...

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植え込み材が劣化する前に植え替えたいが、気付くのは植物が調子を崩した後なのが普通。w
例え植え込み材が劣化しなくても、植物が成長すればより大きな鉢へ植え替えなくてはならないが、植物の成長より植え込み材の劣化が早いから困る。

解決法を探してネットを「アンスリウム」で検索すると見つかったのが…

アンスリウムを水耕栽培する動画。

一緒に動画を観た妻は素直に水だけの水耕栽培を始めても、天の邪鬼な私は動画でお薦めしないと言われたハイドロボール(発泡させた粘土を焼いたボール)を入れたハイドロカルチャーへチャレンジ。

植えたのは1ヶ月前で、グラスの底へ水質を改善させると言われるゼオライトを少し敷いてから小さなアンスリウムの苗を入れ、適切な位置を保ちながらハイドロボールを入れて固定。
水は根の先が浸かる程度に少ししか入れない。

置き場所は明るい日陰がお薦め。
私は、今のところ乾季なので80%遮光した日光が当たる農園へ置いているが、暑季は葉焼けするし、雨季は雨で根が水没するので室内へ入れるつもり。
容器にペットボトルを使い、穴を開けて水位を調整すれば雨での水没は防げるので、暑季にしっかり暗い場所へ入れれば一年中屋外での栽培は可能な筈。
安っぽく見えるのが気にならない人にはお薦めだろう。

手入れは水が無くなれば継ぎ足し、週一回は薄く希釈した液肥を葉へスプレー。
我家では他の植物へ散布した液肥が葉へ散っているだけだ。w
グラス内へ液肥が散る程度なら神経質になる必要は無いが、多く入ると日光が当たるので鉢底の水が緑色になるかも?

植えた時は葉が4〜5枚のナヨナヨした苗だったが、1ヶ月でしっかりしてきた。
透明なグラスへ植えると、根が観察出来て水切れも一目で判る。


ココナツ殻へ植えるのと比べると、大きくなり難いし花も少なく、ハイドロボールへ植えると根腐れし易いと言われるが、日本ほど気温が下がらず日光が強いタイでどこまで成長するか、花がいくつ咲くかを楽しみにしている。

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出鱈目な商売がまかり通る通販とその背景

2024年11月02日 12時20分00秒 | タイで園芸
最近は豊富な色で花を咲かすアンスリウムが好きな私。
以前は造花に見えて好きになれなかったが、元になる品種はハワイ在住日系人が創ったと聞いて興味を持ち、色々な品種を少しずつ買い集めている。
最初はウドンタニの園芸店で買っていても、マニアックな品種や在庫の無い色を求めてネット通販にも手を出すが、事前にチェックを入れると余りにも出鱈目な商売をする業者が多いのに驚く。

先ず最初にこの2つ。


ノーチェックで注文すると、2日後に「お送りするのはこちらの写真の商品です。」とメッセージを送ってきたが、実はこのメッセージで写真を送って来る業者は要注意。
送られた写真をお見せしよう。


全く別の品種だ。
私の経験では注文と別の商品を送る業者は、発送前に発送する商品の写真を送ってくる事が多い。
私はウザくて通販アプリの通知を切っているので、発注時はメッセージへ気を付けているが、それに気付かず発送されてしまうと、返品時に「事前連絡している」とゴネられるかも?
今回は「注文ページと別品種なのでキャンセル」とメッセージして直ぐに了承された。

こんな事があるので、

この黄色いアンスリウムに興味を持ち、「今の写真を見せて頂けますか?」とメッセージを送ると…

こちらの写真が送られ、販売ページより大株で良いなと思ったので、「写真の株を購入出来ますか?」と尋ねれば、「発送する株はこちらが選びます」と回答。
要するに送られた写真は釣り用であり、こんな大株が届くとは限らない。w

別の業者のページにも黄色があったのでメッセージで問い合わせると、送ってきた写真はこちら。

農場設備や背景の植物を見ると、どうやら北部の生産元農場での写真。
在庫を持ってないのかな?

生産元も通販サイトで直売しており、そこの黄色が売り切れなので別の業者を探していたが、もしかしてと生産元のホームページを見ると業販では在庫あり。
それなら妻へ頼んで直接仕入れて貰おうかな?w

こんな風だから満足出来る植物を送ってくる信用出来る業者を見つけるのは難しい。

お薦めしたいのは…

上↑の様に個別の植物の写真があって選べる業者。
「今の写真が見たい」「違う向きからの写真が見たい」とリクエストしても、誠実な写真を送ってくれる業者なら良いかも?

こうやって気を付けて写真で選んでも、別の商品を送り付けた業者は今までに2軒ある。
その時は通販サイトの仕組み上返品して返金されるのだが、通販で送られる植物の多くは、梱包材でグルグルに巻かれており、ようやく開封したのに再梱包が面倒で受け取る事も。
それが悪徳業者の狙いかも知れない。

もちろんメッセージで注意したが、1軒は態度が悪いのでメッセージのやり取りをキャプチャして通販サイトの評価欄へ「貼りつけの刑」と低評価。w
あれから誰も買ってない。w

商業施設へ出店して植物を販売する妻は、「植物の直接販売はオワコンみたい。」と通販サイトでの販売を準備しているが、競争で価格設定は低く、梱包に結構手間が掛かって梱包材の価格は嵩み、小物だと商品より箱が高いw。また通販サイトの手数料はかなりの割合であり、相場から逆算すると実際に手にする金額は卸値より安くなりそう。

ネット通販は商品の実物を見せず、写真や動画で見せるので、どうしても盛ってしまう(実物より良く見せる)し、顧客は写真で同等な商品なら価格で選ぶので、売価を安くしなければならない。
そこで利益を確保しようとすると、実際に発送する商品は安く仕入れなければならず、安い商品は当然品質が低いので、販売ページで見せた商品と実物の乖離は大きくなる。

大手農園の通販ページから9月に買ったアンスリウム。
売値249バーツ+送料79バーツ=328バーツでこれ。

販売ページの写真と比べても見劣りしない。

次は某農園の通販ページから先日買ったアンスリウム。
売値250バーツで送料無料。

元気良く育っているが、株数が少なくて販売ページの写真(ここへは掲載しない)より見劣りしている。

実物を見て買うならどちらを選ぼうと納得出来るが、通販で同等な写真を見て価格は同じで送料無料だからと下を選ぶと不満が残りそう。

工業製品である程度の品質が保てそうなら、通販で安い商品を選ぶのは『アリ』だと思うが、植物の場合は相場以下だと価格と品質はほぼ比例している。
相場より高い場合は、特別な希少性等の高い理由に納得できれば買えるが、多くは高い頃に作った古いページだったり、今の相場を知らない売り主によるもの。
相場は、欲しい商品を検索して多くの販売ページを見れば理解出来る。

今までは購入者の立場から好き勝手を述べて来たが、これから妻が通販サイトを始めると、また違う物が見えて来そう。
さてどうなるかな?
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モンステラの実の味は…?

2024年10月22日 23時18分00秒 | タイで園芸
昨年10月に開花したモンステラボルシギアナの実が1年掛けて完熟したのを記事にしたが、

本当に1年待った。 - Menkarm World

昨年の10月2日に開花したモンステラボルシギアナアルボ。開花から実が熟すまでに約1年。-MenkarmWorld8月下旬に蕾がついたモンステラボ...

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残念ながら初収穫はリスに先を越されてしまい、動物との間接キッスwは避けたいので食べられなかった。

20日に2つ目の実が完熟しているのに気付いた。

1つ目の実はリスに齧られていたので、皮はリスが開けたと思っていたが、

上向きに立っていた実は熟し始めると垂れ下がって下向きになり、完熟すると皮が自然に剥がれ、最後は実の根元が茎から外れて地面へ落下し、動物に食べられて種がばら撒かれる仕組みだ。

実は完熟リンゴとパイナップルを足した様な甘い香りで、

実を一粒取り出して口へ入れるとかなり甘いが、ほんの僅かに口を刺す様な刺激もある。
果肉は少なく種の周りに薄く半透明な皮と果汁がある感じ。

今回収穫出来た種はたった1個だった。
もっと受粉をしっかりやらなければならないのだろう。


8日に収穫して植えた種は発芽した。
親は斑入りだが、斑はどのくらい遺伝するかな?


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本当に1年待った。

2024年10月12日 08時53分00秒 | タイで園芸
昨年の10月2日に開花したモンステラ ボルシギアナ アルボ。

開花から実が熟すまでに約1年。 - Menkarm World

8月下旬に蕾がついたモンステラボルシギアナアルボ。🌸モンステラを咲かせたい🌸-MenkarmWorld昨年末に葉っぱ5枚で買ったモンステラボルシギア...

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開花から実が熟すまでに1年と聞いており、10月に入ってからは毎日様子を見に行って、外の皮が剥けないかと爪を掛けて引いたり匂いを嗅いだりしても熟す様子が無くて困っていたのだが、8日の昼に見ると…
完熟して皮が剥けており、鼻が利くリスが皮を剥いて食べていた。

手で皮を剥くと、下側は未熟で剥けない部分がある。
パイナップル風な香り。

左が果肉のついた一粒の実。
右が中の種。
一昨年に購入したモンステラ デリシオーサと比べると、種は倍以上大きい。

種が入らない実が多く、収穫できたのは22個。
6個は実を食べたリスが吐き出して地面へ落ちていた。

小さく切断したココナツ殻へ植えたが、発芽して成長出来るのはいくつやら?
そして親株の斑(ふ)が遺伝するのだろうか?
斑入りモンステラの種を初めて植えたので楽しみだ。

最後に家業の出店情報。
14日(月)までセントラルプラザ ウドンタニの1階東口(スターバックスの前)へ出店中。

先週末の目玉商品だった1インチ鉢のミニデンファレは売り切れたので、吊り針金付き4インチ鉢のミニデンファレを50バーツで販売中。鉢が大きいので育て易く、水と肥料へ気を付ければ約1年は植え替え無しで花を咲かせられる。
もし土曜売り切れでも、日曜朝にバンコクの蘭園から入荷予定。
斑入りモンステラは300バーツ(10インチ鉢)から。
…「宣伝くらいしろ!」と妻から言われたので書いてみる。w
「メンカーム農園のお店はこちらですか?」と訪ねて下さった読者が居られたそうだ。
ありがとうございます。
m(_ _)m

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【♀→♂】性転換する花!?

2024年09月20日 22時35分00秒 | タイで園芸
アンスリウムと言うと、皆さんがイメージされるのは…

こんなプラスチックの造花風な花を咲かす植物だと思うが、私が好きなアンスリウムには、下の写真の様に花は地味だが美しい葉を観て楽しむ品種もある。


長い棒状のが花であり、これを受粉させて種を採ろうと筆でナデナデしているのだが、何度やっても受粉せず、花は枯れて落ちるばかり。
先日も「糞〜!」と思ってネットを検索すると、受粉を解説されている動画を見つけた。

ここで初めて知ったのは「アンスリウムの花は、開花して暫くは受粉可能な雌しべであり、それから花粉をばら撒く雄しべに変わる。」こと。


私は、既に雌しべの時期を過ぎて雄しべの機能しかない花を一生懸命スリスリして受粉させようとしていた訳だ。
セ〇ズ〇で子供は出来ないよな。www

ちなみに雄しべになる前の雌しべの状態の花はこれ。

受粉可能な雌しべの機能の時は、花へ写真の様な水滴がついているそうだ。

アンスリウムを受粉させるには、雄しべの状態の花と雌しべの状態の花が必要となり、数多く持ってないとタイミング良く花が揃わないなと思ったが、雄しべから採取した花粉は冷凍保存が可能だそうで、冷凍庫へ花粉を準備しておけば雌しべの状態を見て何時でも受粉が可能となる。

「アンスリウムの受粉方法が解った。」と妻へ話すと、目を輝かせて「観葉アンスリウムの苗って安くても百バーツくらいで安定してるよね。やっと家でも作れるのね!」と早速筆を持って花を受粉させようと農場へ入ったが、やはり都合良く受粉可能な花は無し。www

親株にする妻の観葉アンスリウムが増えると、お溢れで私のコレクションも増えるかも?

珍品を揃えたバンコクの農園の動画を観て、購入の作戦を練っている。

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咲いた♪咲いた♫

2024年08月30日 09時01分00秒 | タイで園芸
今日は私の趣味の農園の近況。

昨年開花したモンステラ ボルシギアナ アルボ。

開花から実が熟すまでに約1年。 - Menkarm World

8月下旬に蕾がついたモンステラボルシギアナアルボ。🌸モンステラを咲かせたい🌸-MenkarmWorld昨年末に葉っぱ5枚で買ったモンステラボルシギア...

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あと1ヶ月強で熟す筈で、最初に着いた実は太さが増して重くなったのか、上向きだったのが下りている。

今年の蕾も有る。


フィロデンドロン ゴエルディ。

植えて3年目になる我家のは巨大化。w

全体が見える写真はこちらから借用。

植えて3年目で初開花。

受粉すると花が閉じる。
ウィキペディアによると、実は熟すと食べられるそうで、バナナやパイナップルの香りと書いてあるので楽しみ。w


アンスリウムの花はプラスチックの造花に見えて最初は好きになれなかったが、ハワイ在住の日系人が交配して創られたと知って興味を持ち、花のサイズや色が多いので少しずつ買い集めている。

暑季の強い日差しにやられ易いが、定期的に施肥して植え込み材の劣化へ気を付ければ一年中咲くし、作り込んで大きく育った葉にも私は美しさを感じる。

ここから花の無いオマケ。

こちらは花が地味でも葉が美しいアンスリウム交配種のチョークカオチャン(最高の幸運)。
私が大切にしているのが、この細かい斑入りのミント葉。
斑が比較的遺伝し易いので、グッピーの様に交配して美しい葉を作る楽しみ方もある。
セントラルプラザウドンタニ東口(スタバの方)で開催中の植物フェアで、栽培家の知人が31日(土)まで処分特価で販売中。w

最後にフィロデンドロン ストロベリーシェイク。

栽培場でこんな植物を眺めている時が一番幸せ。

本格的な和食が普通に食べられる日本へ恋い焦がれて帰国したくなるが、日本で熱帯植物を気楽に育てるのは無理。
日本と比べると驚くほど安く買えて、ほぼ放置で勝手に育つのだから、熱帯植物好きにとってタイは天国。
選ぶのは、食い物か?趣味か…?www
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【目から鱗】(第7回「まとめ」)タイで植物を育てるヒント

2024年08月09日 12時30分00秒 | タイで園芸
タイで植物を育てるヒントの第7回は、簡単に各回を紹介して「まとめ」としたい。
最後におまけも…。w

1回目は「悪質業者」について。
根を切り離し、日光にも当てない切り花が、しばらくは美しい姿を保つ様に、植物は受けたダメージが外見に現れるまでにしばらく時間が掛かる。
肥料袋へ入れてトラックの屋根の無い荷台へ保管し、売る直前に根を崩して飾り鉢へ植え替え、ワックスをスプレーして強力なライトで照らして売る業者も居り、手を出すと一週間で…。
そんな業者の見分け方も紹介。

【目から鱗】(第1回)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

アクセスが少ないのでタイトル改題w同じ植物を何年も長く育てている方は居られるだろうか?タイだと気温など環境が合った木を地植えすれば、数年で大きく育ち過ぎて困...

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2回目は「水」について。
島国の日本と違って、大陸部はミネラルをたっぷり含んだ硬水が多く、そのまま与えると調子を崩してしまう植物が多いので、その対策を紹介。

【目から鱗】(第2回「水」)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の2回目は『水』について。妻が園芸店やホテル等の顧客から植物のトラブルで相談されて1番多い原因は水であり、問題がある方の...

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3回目は「植込み材」
タイで植物を植えるのに使われる機会が多いココナツ殻の注意点をいくつか紹介。
劣化したのを使っていると…。

【目から鱗】(第3回『植込み材』)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の3回目は『植込み材』について。植込み材は別名コンポストとも言い、土やココナツ殻など鉢の中で植物を植込む資材。植込み材は「無機...

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4回目は「光」について。
屋内で育てることも多い観葉植物だが、農園では室内よりもかなり明るく栽培されている。

【目から鱗】(第4回『光』)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の4回目は『光』について。日本では1番日差しが強い夏で日光の強さは10万ルクスと言われているが、タイだと太陽...

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5回目は「肥料」について。
肥料の濃さや微量元素について紹介。

【目から鱗】(第5回「肥料」)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の5回目は『肥料』について。全く参考にならないかも知れないが私の趣味の栽培場について書くと、肥料は週2回月金に撒く水へ溶...

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6回目は「害虫・病気」対策。
使い易い薬剤をいくつか示して対策を紹介。

【目から鱗】(第6回「害虫・病気」)タイで植物を育てるヒント - Menkarm World

「タイで植物を育てるヒント」の6回目は『害虫・病気』について。先ずは害虫から。害虫は季節によって主となる虫が移り変わり、我が家では乾季はバッタで、暑季へ入...

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おまけw

私のブログを読んだ妻から「苦労して習得した栽培のノウハウを書いて…」と言われたが、「買っては枯れるの繰り返しでは、誰も買わなくなるよ。売上を公共施設の装飾に頼っていたから、公的支出を絞られて困っているのではないの?園芸が知識のある一部の人達の趣味では売上は増えないだろ。」と反論。
すると「最近は機械翻訳が優秀でタイ語で読めるでしょ。あちこちに商売敵が増えたらどうするの?」なんて言うので、「設備投資が必要で、従業員も集まらないし、こんなに儲からない商売を誰がやるの?w」と言うと妻も納得した様子。

ウドンタニへ来てから十数年で、いくつもの農園が出来ては消えるの繰り返しを見てきたし、妻の農園を真似しようとした人も複数居た。
園芸店には仕入れルートがあり、そこへ入り込むのは誰もが苦労する。
大切なのは仕入先を切り替えるメリットと安定供給出来るかで、長年付き合いのある既存の仕入先を切るのだから、安易にやってくれない。
生産設備のある業者が地元で育って小売にも参入し、商売敵になる警戒もあるだろう。

自分で生産した植物を自ら小売すれば話は簡単だが、バンコク方面から外国人労働者が生産した商品が安く入るので、自前で生産する必要があるかだ。
その答えが見つかれば農園の経営が成り立つかも?

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
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m(_ _)m
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【目から鱗】(第6回「害虫・病気」)タイで植物を育てるヒント

2024年07月19日 12時28分00秒 | タイで園芸
「タイで植物を育てるヒント」の6回目は『害虫・病気』について。

先ずは害虫から。
害虫は季節によって主となる虫が移り変わり、我が家では乾季はバッタで、暑季へ入って雨が増えると蝶が乱舞し始めて毛虫や芋虫に困り、雨季の今頃から被害が目立ち始めるのがカタツムリやナメクジ。そして小さなバッタが目につき始めるの繰り返し。
害虫対策の基本は捕殺であり、毎日の見回りが大切。
油断すると…
こんなに食われてしまって、葉の裏を見ると…

ほら居た。

近くの鉢にはこんなのも。


動きの早い小さなバッタなんて捕まえられないので、そんな時は殺虫剤を使う事になる。
妻の農園では有機リン系殺虫剤を散布しており、スプリンクラー利用の簡単散布なので私の趣味の栽培場もついでにお願いしているが、趣味の栽培でそこまでやりたくない方へお薦めなのがStargle G(商品名)。

哺乳類や鳥類へ比較的安全性が高いと一般に言われるネオニコチノイド系の殺虫剤で、顆粒状の薬剤を鉢へ注いで使う。
写真の真ん中の250gパッケージはキャップがあって使い易く、私は最初に250gを買って容器を入手し、次からは割安な袋入りの1kgを買って容器を入れ替えて使っている。

普通の殺虫剤でなかなか駆除出来ないのがナメクジやカタツムリ。

これらへ効果的なのがmetaldehyde(薬品名)。タイ式発音でLはンなので、メタンディハイと私は聞こえる。

鉢を置く栽培棚の周りへ顆粒を撒くと、カタツムリやナメクジが食べて駆除される。
これらの農薬を使用しても完全に食害を止めるのは難しいので、繰り返して書くが見回りして捕殺するのが大切。

害虫で最後に忘れてはならないのは白蟻。
直射日光へ弱いので、鉢を地面へ直置きしなければ被害に遭い難く、地面から離して栽培棚へ置くのが簡単な対策法。
どうしても地面へ置きたい時は鉢の間隔を広くして鉢皿を敷けば対策出来るが、土のトンネルを作って入ってくる事もあるので要注意。
殺菌剤へ弱いので、上で紹介したStargle Gの様な鉢内へ撒くタイプの殺虫剤も有効で、農家のおばちゃんから「野菜を作る時は土を耕す時に有機リン系殺虫剤を漉き込むと良い」と教えられた事もある。(怖)

次に病気。
人と同様に病気の原因は気温・日照・風・鉢の水分量・鉢の通気・肥料の量・細菌・ウィルス…と様々であり、調子が悪い原因は経験を積んで覚えるしかない。
ここでは細菌が原因の病気について書いてみる。
植物が腐ったり病的な変色等を見つけた時は、

出来るだけ早く病害を受けた葉を取り除く事で被害の拡大を止める可能性が高まる。
今の様な雨季ならば雨が掛からない明るい場所へ取り込んで一度乾かすのも有効。
それでも止まらない時は植物用の殺菌剤も各種市販しているが、妻の農園ではもう十年以上殺菌剤を使ってなく、詳しく訊ける人が周囲に居ない。
私の趣味の栽培場でも、病害部分の切除と乾かしでほぼ対応可能で、どうしても駄目な時は最終手段で家庭にある〇〇系〇〇〇ーを千倍希釈して鉢ごとドボン(日本でやると農薬取締法違反。)したり。

薬剤を使うと傷む植物もあるので、特に初めて使う薬の時は慎重に。
農薬の購入は、ネット通販へ安いのが多い。

植物にも免疫があり、一生懸命生きているので簡単に病気にならないが、窒素肥料のやり過ぎは植物の耐病性を下げるそうで気を付けたい。

以上で全6回終了のつもりだったが、ラッキー7で終わりたいので、2週間後に『まとめ』を予定。
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【目から鱗】(第5回「肥料」)タイで植物を育てるヒント

2024年07月05日 21時25分00秒 | タイで園芸
「タイで植物を育てるヒント」の5回目は『肥料』について。

全く参考にならないかも知れないが私の趣味の栽培場について書くと、肥料は週2回月金に撒く水へ溶かしてあり、1トンの水へ月曜はNPK=46 0 0(窒素Nが46%)の肥料が150gとNPK=0 52 34(リン酸Pが52%とカリウム34%)の肥料が150g、金曜は50〜100gの微量元素やバケツ1杯の鉄液肥を入れている。
肥料を水へ溶かす時は1種類ずつが原則。
全部をまとめてバケツへ入れて、一度に溶かしたりしない様に。

約3千倍の希釈なので肥料会社の指示よりかなり薄いが、濃いと調子を崩す植物があるので、もっと肥料が必要な植物は個別に適量の固形肥料(NPK=16 16 16)を入れている。
適量では判らないと言われそうなので書いてみると、5インチ鉢で数粒、10インチ鉢で指先ひとつまみ(20粒弱)程度。
入れる場所は株元から離して鉢の縁側へ入れる事。
私は多い時でも月2回入れている。
気をつけても肥料で傷む植物はあるので、少なめから始めて様子を見ながら上記の量へ増やすのがお薦め。

観葉植物農家な妻は、主力商品の葉の幅が肥料の量に応じて広くなるので、液肥の濃さも固形肥料の量も私の数倍。
微量元素は以前だと使わなかったが、最近は私の真似をして入れている様子。

ここまでが我が家の基本で液肥主体なので雨が降らない乾季の話。

今の様な雨季になると、雨は少なくても数日に1回、多いと毎日降るので散水に併せた液肥の散布は難しくなり固形肥料メインへ切り替え。
適量の固形肥料(NPK=16 16 16)を月1〜2度与え、微量元素は完熟牛糞堆肥任せ。
降雨の無い日が数日続いて鉢が軽いならチャンスとばかりにNPKと微量元素を混ぜた液肥を作って撒いたり。
素人な私はこんなドタバタをやっているが、妻は葉の色や成長を見ながら固形肥料をやっている。

妻が仕入れに行くバンコク近郊の観葉植物農園ではタイでオスモコーツ(osmocote)と呼ぶ緩効性肥料(一度入れると3〜6ヶ月効く肥料)を使う所が多い。
施肥の手間が省けるので妻の農園でも緩効性肥料を使ったが、入れ過ぎたのか苗の葉の傷みが目立ち、適量を見つけられないまま使用中止。(使用する側の技術不足w)
私の趣味の栽培場でも安売りの16 16 16を使ったが、入れた当初は肥効がある様に見えても、1月持たずに終了。
osmocoteは特定の商品の商標だと思われるが、タイで一般にオスモコーツと呼ぶ同様の商品が多くあり、仕入先農園の方の話では本物のosmocoteの13 13 13
が使い易いとか…。
妻は難しいので緩効性肥料へ手を出さないらしいが、私の趣味の栽培場では本物を使ってみたい。
日本で売っているオスモコートエグザクトは、新世代で肥料溶出の安定度が高く、微量元素も配合されていて魅力的。
試したいがタイの通販サイトで検索しても見つからなくて残念。

最後に肥料についてのプロのお話を紹介。

次(2週間後)は『害虫・病気』を予定。
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