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(1993年)ドーハの悲劇
サッカーW杯アメリカ大会最終予選、初出場目前のロスタイムにイラクの選手にゴールを決められ同点となり、得失点差で日本はW杯への切符を逃した。
試合が行われた場所の地名にちなんでこう呼ばれる。
ゴールが決められた瞬間、ベンチに下がっていた中山がこの世の終わりのような顔をして崩れ落ちる映像は、今日に至るまで繰り返し放送され、この時選手や関係者を含む日本人サポーターが例外なく味わった絶望感を象徴するシーンとなっている。
僕はこの時大学3年生。
真面目な?学生だったから講義にはいつもちゃんと出席していたが、この時ばかりは朝から試合のことしか頭になくて、ついサボってしまった。
キックオフは夜なのに(笑)。
期待が大きかっただけに、試合終了後の虚脱感は並大抵ではなかった。
そしてあの時、カズには何としてもW杯に出場してもらいたかったと今でも思う。
後にあんなことになった事実を知るだけに……。