ぽつぽつと読んでいる。
この作家はとても馴染むのだけれど前回『琥珀のまたたき』で
いろんな要素がありすぎて不協和音となってわたしには読み辛いものとなっていた。
拘泥する、捕らわれる感覚がとても好きで文字に対する淫靡な捕らわれ方など
凄いなと思っていた。
今回は短編集であるので、まずまず読みやすい。
最初はダーガー。
アールブリュットというべきかアウトサイダーアートというべきか。
わたしにとってはアールブリュットとなるのかな。
何度か取り上げたこともあるし、実際に観に行ったこともある。
ヴィヴィアンガールズ。それらを基点として描かれた世界は
やはり拘泥する世界をもつ「姉」とそれの観察者および共感者としての「自分」。
わたしは子供のころ自分が両親の子供ではないという想像をして悲しくなるという
一人遊びをしていたことを思い出した。
だから馴染むのだろうか。攫われた子供。その設定上に築かれた想像の物語。
だからこそ美しく、説得力があるのだと思う。
この作家はとても馴染むのだけれど前回『琥珀のまたたき』で
いろんな要素がありすぎて不協和音となってわたしには読み辛いものとなっていた。
拘泥する、捕らわれる感覚がとても好きで文字に対する淫靡な捕らわれ方など
凄いなと思っていた。
今回は短編集であるので、まずまず読みやすい。
最初はダーガー。
アールブリュットというべきかアウトサイダーアートというべきか。
わたしにとってはアールブリュットとなるのかな。
何度か取り上げたこともあるし、実際に観に行ったこともある。
ヴィヴィアンガールズ。それらを基点として描かれた世界は
やはり拘泥する世界をもつ「姉」とそれの観察者および共感者としての「自分」。
わたしは子供のころ自分が両親の子供ではないという想像をして悲しくなるという
一人遊びをしていたことを思い出した。
だから馴染むのだろうか。攫われた子供。その設定上に築かれた想像の物語。
だからこそ美しく、説得力があるのだと思う。