散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

アフタースクール

2008年07月05日 | ☆たまに娯楽
チームバチスタの栄光を見そびれて、原作を読み、やっぱり見ておけばよかったなと後悔したので、「どんでん返しに慌てないよう、いくつも張られた伏線を冒頭から緊張して見ていると、より一層楽しめる」と新聞の映画評論に書かれていたアフタースクールを見に行った。テレビの番組宣伝を電波ジャックしたかのように、どの映画館も邦画はマジックアワーだったが、海老名のマイカルでなんとかやっているのを見つけたので出かけた。
内田けんじ監督のオリジナル脚本で、実によくできた、ひさびさにスキッと面白い映画だった。評判のどんでん返しにハマッた人は、もう一度見に行くそうだけど、まさしく私もハマッてしまい、映画館が近くにあったならすぐにもう一度見直すところだ。だから、あえてストーリー展開やタネあかしはしたくない。ストーリーもさることながら、主役や脇役、ちょい役まで出演者のキャラが極められていて、それがどんでん返しに結びつく、ひさびさに楽しめた映画といえる。大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、それぞれの持ち味がそのまんま役に反映され、北見敏之、伊武雅刀も重要な役回りで、それこそ定番の役どころできっちりいい味を醸し出している。監督の次回作はなんだろうと期待させるほどの出来映えだ。これはこの映画を見た人にしかわからない。もし、このブログを見て行かれる方、本当に上映開始からじ~っと見てないと驚きもソコソコになってしまいます。気をつけて。
それにしても、なぜ東京都稲城市なんだろう?ちなみに稲城の中学校は第1~第6まで、劇中に登場する地名を冠した西森沢中学校なんてもちろん存在しません。失踪した木村君の履歴書には住所について若葉台5丁目とありますが、若葉台は4丁目まで、それに住居表示地区なので115番地も存在しません。出身高校は若葉台高校とあり、若葉総合高校があるので、ちょっとニアミス。なんて、フィクションそのものの映画だから追求してもなんの意味もありませんが、ストーリー展開の中で知っている知識があると、関係ないことでもこだわってしまうのも、映画オタク的ってことでしょうか?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山桜 | トップ | さくらんぼ »

コメントを投稿

☆たまに娯楽」カテゴリの最新記事