夫婦で映画を見に行くといったら、同年配の人たちから「嘘でしょ」といわれた。私の映画館通いは、高校生のときから。気分転換といっては映画、デートとなれば当然映画だった。だから、バイトは日雇いの仕事が主で、当時、親方にピンハネされても5千円の日当だった。ただ、映画館にいってみて面白そうだといっては見ていたせいか印象に残っている映画は少ない。
妻とも結婚前に映画をよく見に行ったし、結婚してからも見に行くことがちょくちょくあった。そういえばドラエモンはよく見たなあ!その子供も大きくなった今、映画の虫がうずき出し、夫婦50割引を利用して月1回程度の割合で出かける。夫婦で行くのはお互い映画好きで、ある意味習慣化しているからだ。しかし、最近、CGを多用して、ドハデで騒がしい映画が増えてきた。字幕もかなりせわしない。それで邦画づいている。
山桜は、近隣映画館の中で相鉄ムービルだけでしかやっていなかったが、初日に見ることができた。藤沢周平原作の時代劇。「たそがれ清兵衛」は賞をとったので皆さんもご存知だと思うし、キムタク主演の「武士の一分」も記憶にあるはず。山桜も短編を映画化しただけに、セリフも少なく、ストーリー展開も複雑ではない。とりあえず、海坂藩下級武士の家のオープンセットが解体される前に、撮影しておきたいという感覚で、これまでの一連の藤沢作品映画の中にある風景が映し出されている。映画では他に「蝉しぐれ」「隠し剣鬼の爪」、テレビでは「秘太刀馬の骨」などが記憶に新しい。江戸時代の厳しい身分社会を背景として、上意(藩命)の理不尽さと、清貧であるが故の内に秘めた正義と思慕などが、庄内地方の雄大な自然の中で描かれている。
山桜は、東くんカッコイ~のひとことに尽きる。田中麗奈の起用は篠原監督の希望だというが、所作を含め、着こなし、セリフ回しとも難あり。回りを固める、檀ふみ、富司純子、村井邦夫、篠田三郎の演技に助けられているといっていい。それにしても、これまでの藤沢映画と違い、セリフに方言がない。やはり、あの独特のノンビリしたイントネーションが藤沢作品には欠かせない。
DVDであらためて見ようという向きには、やはり「たそがれ清兵衛」をオススメしたいが、「武士の一分」や「蝉しぐれ」を見る前にぜひ「隠し剣鬼の爪」を見て欲しい。ストーリーにしても演技にしても清兵衛に負けない出来でがんす。
しぇばっ!←意味わかるかな?
妻とも結婚前に映画をよく見に行ったし、結婚してからも見に行くことがちょくちょくあった。そういえばドラエモンはよく見たなあ!その子供も大きくなった今、映画の虫がうずき出し、夫婦50割引を利用して月1回程度の割合で出かける。夫婦で行くのはお互い映画好きで、ある意味習慣化しているからだ。しかし、最近、CGを多用して、ドハデで騒がしい映画が増えてきた。字幕もかなりせわしない。それで邦画づいている。
山桜は、近隣映画館の中で相鉄ムービルだけでしかやっていなかったが、初日に見ることができた。藤沢周平原作の時代劇。「たそがれ清兵衛」は賞をとったので皆さんもご存知だと思うし、キムタク主演の「武士の一分」も記憶にあるはず。山桜も短編を映画化しただけに、セリフも少なく、ストーリー展開も複雑ではない。とりあえず、海坂藩下級武士の家のオープンセットが解体される前に、撮影しておきたいという感覚で、これまでの一連の藤沢作品映画の中にある風景が映し出されている。映画では他に「蝉しぐれ」「隠し剣鬼の爪」、テレビでは「秘太刀馬の骨」などが記憶に新しい。江戸時代の厳しい身分社会を背景として、上意(藩命)の理不尽さと、清貧であるが故の内に秘めた正義と思慕などが、庄内地方の雄大な自然の中で描かれている。
山桜は、東くんカッコイ~のひとことに尽きる。田中麗奈の起用は篠原監督の希望だというが、所作を含め、着こなし、セリフ回しとも難あり。回りを固める、檀ふみ、富司純子、村井邦夫、篠田三郎の演技に助けられているといっていい。それにしても、これまでの藤沢映画と違い、セリフに方言がない。やはり、あの独特のノンビリしたイントネーションが藤沢作品には欠かせない。
DVDであらためて見ようという向きには、やはり「たそがれ清兵衛」をオススメしたいが、「武士の一分」や「蝉しぐれ」を見る前にぜひ「隠し剣鬼の爪」を見て欲しい。ストーリーにしても演技にしても清兵衛に負けない出来でがんす。
しぇばっ!←意味わかるかな?
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